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人はつい決めつけてしまう。だからこそ想像力を|「不機嫌を飼いならそう」藤野智哉著

今日は、またまたまた 精神科医 藤野智哉さんの本をご紹介します。



(Amazonアソシエイトとして、春野ましゃこは適格販売により収入を得ています)

わたしが紹介しているのは、あくまでも個人的に気に入っている部分のみです。

要約を書いているわけではありません。

できれば、実際にその本を手に取ってみてくださいね。


去年の夏に読了していた本なのですが、当時本の内容が頭に入ってこず、読み返しました。

この本の主旨は以下のとおりです。

怒りや悲しみ、不機嫌がどこから出てきたのか、それは自分でどうできるものなのか、重要なものなのか、なんとかする必要があるのかどうか、そういったことを判断しやすくなると思います。

p5

ここからは、いつも通りわたし自身の体験も交えてお話しします。




①想像力の幅を広げる

これについては、いつもわたしが記事に書いている通りです。
藤野先生の本から、「想像することの大切さ」に気づいたので、もう少し今日は深堀りしてみます。

想像力の幅を広げるためには、日々、「世の中にはいろんな、いろんなバックグラウンドの人間がいる」ということを、ちゃんと意識しておくのが大事です。

p57

もう、まさにこの一言に尽きますよね。

人間って、自分の経験や知識の範囲内のことしか分からない。
でも、いきなり知識が増えるわけじゃないし、すべてを想像できるわけでもない。
となると普段から「意識しておく」ことから始めるしかないんです。

そうすれば、いざというとき「あっ、この人は、自分とは何か違う事情があるのかもしれない」と気づけるかもしれません。
そのとき、新しく知ることもあるかもしれませんし。

この章で藤野先生は、タイパという言葉を使い、スーパーのレジ問題を取り上げています。
私もこの問題については、以前記事で取り上げました。

レジでもたついてる人についイライラしてしまうこと、誰にでもあると思います。
実は、わたしも そのもたついている人の1人です。
以前にも書いたのですが、わたしは薬の副作用や痛めている首の影響で小銭がうまく持てません。

だから、いつも無人レジのあるところでは、無人レジを利用するようにしています。
だって、後ろの人の視線はやっぱり気になりますから。
もたつく側にもある程度そういう気遣いがあった方が、世の中スムーズだったりしますよね。

でも、どうしようもない時はあるんです。
それでも、「この人、遅い」と思う人はいると思います。

藤野先生は、そういうときに「心の余裕」が必要だとも書かれています。
もたつく側にもそれぞれ事情があるんだと、知っておいてもらえたらと思います。

もちろん、急ぎたい気持ちも分かります。
でも、1分2分レジで時間がかかったところで、何も問題はないと思うんです。
やはり、気持ちの問題じゃないかと。

②怒りのコントロールができない人は、発達障害?


最近、発達障害やグレーゾーン、ADHDというワードを目にすることが多いと思いませんか?
最近特にこれらの言葉が一人歩きしているように思います。

特にここでは、グレーゾーンについてお話ししたいのですが、グレーゾーンって、そもそも病気の人を指す言葉ではないんです。

発達障害のグレーゾーンとは、発達障害の特性(こだわり、コミュニケーションの困難さ、不注意など)が見られるものの、診断基準を完全に満たさないため、正式な発達障害と診断されない状態を指す通称です。
医学的な病名ではなく、定型発達と診断された人の境界あたりに位置する「中間」の状態を意味し、特性が軽度でも生きづらさを感じたり、支援を受けにくかったりする特有の悩みを抱えることが多いのが特徴です。

「発達障害グレーゾーンとは」
AIより


発達障害の特性そのものは、誰もが多かれ少なかれ持っているものです。
ただし、それが生活にどれほどの困難をもたらすかは、人によって大きく違います。

そして発達障害は正式な診断が必要なもので、自己判断はできません。
でないと、「少し当てはまる気がする」というだけで、誰もが簡単にグレーゾーンだと感じてしまうことにもなりかねません。

藤野先生も、「精神科医だって、本当に発達障害を診断しようと思ったら、幼少期までさかのぼって、めちゃくちゃ時間をかけて、話を聞きます」と書かれています。

こんな事情を知っていれば、人のことを簡単にADHDやら、グレーゾーンやら、決めつけられるはずがないんです。
わたしたちは医者ではないのですから。

たとえば、ちょっと怒りっぽい人がいたとします。
そこでもしかしたら、

「あの人発達障害かも……」

と思う人がいるかもしれません。

でも、怒りっぽい人は世の中どこにでもいますよね。
わたし自身も感情をコントロールできないところはあります。
(それがいいか悪いかはちょっと横に置いておいて)

そこで

「あなた、発達障害でしょ」

と、決めつけないことが大事だと思うんです。

なにも知らずに発言してしまうと、人を傷つけてしまう可能性がやはりあります。
もちろん、わたしにも。
自戒も込めて、意味を知らない言葉を使うときには、特に気をつけたいものですね。

「怒り」も「不機嫌」も、誰の中にもある。
だからこそ、知ろうとする姿勢と、想像しようとする一歩が、わたしたちの毎日をやわらかくしてくれるのだと思います。

(感じ方や困りごとは人それぞれで、一概に線引きできるものではありません)





わたしが生きづらさ研究家を名乗った経緯についてはこちら。

今年の生きづらさ研究家のキャッチコピーも読んでみてくださいね。


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