漫画家やめたいと追い込まれた心が雑談で救われていく1年間
この本は、SNSで大きな話題を呼んだ表題作コミックエッセイに、ご自身の過去の経験や、当時のより深い心境を綴った書き下ろしエッセイが加わった、吉本ユータヌキさんの初のエッセイ集ですよね
書店でふと手に取って立ち読みをしたことがきっかけでそのまま購入し自宅に持ち帰ったのを今でも覚えています。
一番心に響いたのが、タイトルにもある通り「雑談」というごく日常的な行為によって追い詰められた心がゆっくりと解きほぐされていく過程が、非常にリアルに、そして優しく描かれている点でした
「親の顔色をうかがいながら育った」「周囲の期待に応えなければ」といった、多くの人が抱える自己肯定感の低さや、他人からの評価に縛られてしまう苦しみに、深く共感し時間を忘れて読み進めていたのを覚えています
過去のつらい経験 父との関係、いじめ、自殺を考えた夜などを隠さずに綴られているからこそ、私は「自分だけじゃない」と感じ、頑張りすぎなくてもいいんだという温かいメッセージを受け取りました
他人からの評価のためではなく、自分の幸せのために頑張ろう!!と思える、希望の光を見せてくれる一冊
自己肯定感の低さや、ネガティブな感情、他人との比較に悩む人に「共感しかない」と感じさせる描写が満載「追い込まれた心」にそっと寄り添ってくれて
「傷ついても、それも悪くない」と受け入れるきっかけをくれた
ご自身の壮絶な過去を赤裸々に振り返りながらも、「過去をどう思うかは今からでも変えられるかもしれない」という前向きな気づきへと至る軌跡が描かれていてほんと良かった
創作の原点を知ることで、作品をより深く理解でき、私自身の人生を見つめ直すヒントにもなった
それに
特別なカウンセリングなどではなく、日常のたわいもない「雑談」が、いかに心を救う力を持っているか教えてくる。誰かと正直に気持ちを話すことの大切さを、改めて感じさせてくれたんです。
「雑談って、たいしたこと話してないのに、終わる頃には少し心が軽くなってるんですよね。」
その一文に、思わず涙した
人は、立派な言葉や正解を求めているのではなく、ただ“誰かとつながっていたい”だけなんだと気づかされる
この本の中で描かれる「雑談」は、愚痴でも相談でもなく、ただの小さな会話。けれどその何気ない時間が、作者の心を少しずつ癒し、またペンを握る力へと変わっていく過程に、深い希望を感じました。
「何もできなくても、何も決まらなくても、話して笑える時間があれば、それでいい気がする。」
その言葉が、まるで私自身へのメッセージのように響いてくる
生きることに疲れたとき、立ち止まってもいい。誰かと話して、笑って、それだけでまた少し前に進める――この本は、そんな“人の温もり”を思い出させてくれる 私にとって大切な1冊です
吉本ユータヌキ様へ
この度は**『「漫画家やめたい」と追い込まれた心が雑談で救われていく1年間』**という、大切な一冊を世に出してくださり、本当にありがとうございます。
SNSで話題を呼んだ表題作を拝見していたのですが、書籍化にあたって加筆されたご自身の過去にまつわるエッセイを読み、涙が止まりませんでした。幼い頃からの環境や、いじめ、自殺を考えた夜など、想像を絶するようなつらい経験を、私たちのために、勇気を出して言葉にしてくださったこと、心より感謝申し上げます。
特に、「他人からの評価」に縛られ、「明るくいないと」と無理をしてきたユータヌキさんの苦しみが、まるで自分のことのように胸に迫りました。誰かに否定されるのが怖くて、ネガティブな自分を嫌いになりそうになる――そんな心の機微が、飾らず、正直に綴られていて、「ああ、私だけじゃなかったんだ」と、深く息をつくことができました。
そして、その追い込まれた心が「雑談」という日常の温かいやりとりの中で、少しずつ、確実に救われていく過程が、何よりも希望になりました。「自分の幸せのために頑張ろう」というメッセージは、私自身の「明日」に繋がる大きな力になっています。
傷を隠すのではなく、それを作品として分かち合い、誰かの命や明日に繋げたいというユータヌキさんの強い願いが、この本には詰まっていると感じました。
これからも、ユータヌキさんの描かれる優しくてユーモアのある、そして何より正直な作品を心から楽しみにしています。どうかご自身のお体も大切になさってくださいね。
さらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
一cotocotoより
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