「キャリアの再起動」という選択
どうも、マシタカです!
昨晩、ふいにLINEの通知が鳴りました。
送り主は、10年前に同期入社で研修期間から汗を流した同期の女性から。
「ちょっとだけ、相談したいことがあるんだ」
彼女はいつも明るく、仕事もテキパキ、芯が強くて、誰にでも優しい。
常に自分のみならず周りも照らす存在でした。
それなのに、電話越しに聞こえた声には、いつものハリがなく、どこか沈んでいる…
その一言に、ただならぬ何かを感じ取りました。
「頑張っているのに、なぜか息苦しい」
あなたにも、こんな経験はありませんか?
彼女は今年、ずっと希望していた部署に異動したばかりでした。
周囲からは「おめでとう!」「すごいね!」と祝福され、本人も張り切っていたはず。
でも、理想と現実の間には、やっぱり見えない溝があったようです。
新しい上司、新しい同僚、新しい目標。
その他しがらみ…
さらに、会社の文化としてCSR活動や社内イベントも多く、日中の業務が終わっても夜まで続く日々。
「やりがいはある。本当にそう思う。でも……ふと、息ができない瞬間があるんだよね」
その言葉は、きっと多くの人が感じたことのある“心の息切れ”でした。
心理学では、これは“適応疲労”と呼ばれます。
新しい環境に飛び込むとき、人は見えないところで膨大なエネルギーを使います。
ルールを覚え、人間関係を築き、期待に応えようと走り続ける。
それは決して「甘え」でも「怠け」でもなく、
ただ変化に懸命に対応している証拠なんです。
「もったいない」という呪縛
真面目な人ほど、ある呪縛にかかりやすい。
それは「ここまで頑張ったんだから」「せっかく掴んだチャンスなんだから」「今やめたらもったいない」という思いです。
これまで積み上げてきた努力や時間が、
まるで重たい錨(いかり)のように自分をその場に縛りつけてしまう。
たとえ、その船が少しずつ沈み始めていることに気づいていても。
でも、本当に磨き続けるべきは、沈みゆく船の甲板でしょうか?
違いますよね。
私たちが磨くべきは、“これからの自分”なんです。
忍耐よりも、再設計を
彼女は、個人の努力ではどうにもならない「仕組み」の中でもがいていました。
そんな時に必要なのは、さらなる「我慢」ではなく、「再設計」です。
自分を責めず、ただ現実を見つめて整理すること。
その作業こそが、次に進むための第一歩になります。
そして、ひとつの言葉がすべてを軽くした
電話の中で、私たちは少しずつ話を紐解きました。
・今の環境で、本当に得たいものは何だろう?
・そのために、心や身体はどれくらい悲鳴をあげている?
・もし「次」へ行くとしたら、何が必要?
焦らず、ゆっくり。
事実をただ見つめていくと、やがて彼女が静かに言いました。
「……もしかして、これって“再起動”が必要なのかもしれないね」
その瞬間、電話の向こうの空気がふっと軽くなったのを感じました。
涙交じりの声には、諦めではなく、やっと自由を取り戻した人の明るさがありました。
「退職」ではなく、「再起動」と呼んでみる
「退職」って、どこかネガティブな響きがありますよね。
まるで“終わり”や“敗北”のように聞こえる。
けれど、「再起動」と捉えた瞬間、景色が変わります。
パソコンがフリーズしたとき、再起動すれば動き出すように、人も一度立ち止まってリセットすれば、新しいリズムを取り戻せます。
大切なのは、“止まること”ではなく、“再び動き出すこと”
再起動とは、未来に向けた前進の合図なんです。
居場所は、なくならない
私自身もかつて同じような夜を過ごしました。
会社を辞めると決めた瞬間、一番怖かったのは「居場所を失うこと」でした。
でも、時間が経って気づきました。
人は「会社」に属しているのではなく、「営み」に生きているのだと。
朝起きて、ご飯を食べて、誰かと話して、笑って、感謝する。
そうした日々の“営み”は、職場を離れても続いていく。
社会とのつながりは、形を変えても、ちゃんと息づいているんです。
それが「生きる」ということの、美しくて力強い証です。
あなたの物語を再起動させよう
彼女はいま、新しい一歩に向けて準備を進めています。
焦らなくていい。
大切なのは、外の声ではなく、自分の中の小さな声を信じること。
人生の節目に現れる“息苦しさ”は、もしかしたら、心が「再起動したい」と訴えているサインかもしれません。
あなたの物語は、まだ途中です。
そして、次のページをいつめくるかは、あなた自身が決めていいのです。
あなたの心は、再起動を求めていませんか?
マシタカでした。
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