失敗ばかりだった僕がお菓子の「なぜ?」を追い続けた話
はじめまして。
このnoteでは、僕がこれまで製菓をしてきた中で学んだことや、お菓子作りで失敗しないための「コツ」を、できるだけわかりやすく書いていこうと思っています。
でも、最初にひとつだけ伝えておきたいことがあります。
僕は、最初からお菓子作りが上手だったわけではありません。
むしろ、失敗ばかりでした。
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父はレストランを経営していました
僕の父は、レストランを経営していました。
小さい頃から、店で働く父の姿を見て育ちました。
そして僕自身も、いつか父の店を継ぐことが夢でした。
ただ、父にはひとつ持っていないものがありました。
それが、
「デザートを作る技術」でした。
料理は父から学べる。
でも、デザートは自分が身につけなければいけない。
そう思ったことが、僕がパティシエを目指すきっかけになりました。
高校を卒業すると、すぐに料理・製菓の世界に入り、修行を始めました。
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ところが、人生は思い通りにはいかなかった
いつか父の店を継ぐ。
そのために技術を身につける。
そう思って頑張っていたある日、災害によって父の店がなくなりました。
ずっと自分が継ぐと思っていた店が、突然なくなった。
正直、かなり苦しかったです。
でも、終わったわけではありません。
僕は父の店を再建することを決めました。
そして僕も、再建のために働きながら、もう一度、自分にできることを積み重ねていくことになりました。
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僕には「師匠」がいませんでした
パティシエとして仕事を始めたものの、僕には製菓を一から教えてくれる師匠がいませんでした。
だから、ほとんど独学でした。
本を読んで、
調べて、
実際に作って、
失敗して。
また調べて。
そして、また作る。
そんな毎日の繰り返しでした。
当然、失敗もたくさんしました。
膨らまない。
割れる。
分離する。
固まらない。
食感がおかしい。
焼き上がりが思っていたものと違う。
レシピ通りに作っているはずなのに、なぜかうまくいかない。
何度も「なんで?」と思いました。
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そこで、僕は「失敗した理由」を考えるようになりました
あるときから、ただ失敗を繰り返すのではなく、
「なぜ失敗したのか?」
を考えるようになりました。
例えば、
「膨らまなかった」
で終わらせるのではなく、
なぜ膨らまなかったのか。
卵の状態は?
生地の温度は?
混ぜ方は?
水分量は?
焼成温度は?
焼く前の生地の状態は?
ひとつずつ原因を探していきました。
分からなければ本を読む。
専門的なことを調べる。
実際に有名なお店へ食べに行く。
食べながら、
「この食感はどうやって作っているんだろう?」
「なぜこんなに口溶けがいいんだろう?」
「自分が作ったものと何が違うんだろう?」
そんなことを考える。
そして、また自分で作ってみる。
そうやって少しずつ、自分の中に知識と経験が積み重なっていきました。
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「レシピ」だけでは、お菓子は上手くならない
製菓を続けていく中で、僕が強く感じるようになったことがあります。
それは、
レシピを覚えることと、お菓子を理解することは違う。
ということです。
同じレシピで作っているのに、仕上がりが違う。
昨日は上手くいったのに、今日は失敗する。
そんな経験は、お菓子作りをしている人なら一度はあると思います。
でも、そこには必ず何かしらの理由があります。
材料の温度。
混ぜ方。
生地の状態。
水分と油脂のバランス。
卵や砂糖の働き。
ゼラチンが固まる仕組み。
小さな違いが、仕上がりを大きく変えることがあります。
僕自身、それを何度も失敗しながら覚えてきました。
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だから、このnoteを書こうと思いました
僕は、天才的なセンスでお菓子を作れる人間ではありませんでした。
失敗して、
調べて、
考えて、
また作る。
その繰り返しで少しずつできるようになった人間です。
だからこそ、
「なぜ失敗するのか分からない」
という人の気持ちは、よく分かります。
このnoteでは、僕が実際に失敗してきた経験や、製菓を学ぶ中で身につけてきた知識をもとに、
「なぜ失敗するのか」
「どうすれば失敗を減らせるのか」
「材料にはどんな役割があるのか」
「プロはどこを見ているのか」
という部分を、できるだけ分かりやすく書いていきます。
単に、
「○○してください」
というレシピだけではなく、
「なぜ○○するのか」
まで理解できるような記事を目指しています。
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失敗には、必ず理由がある
昔の僕は、失敗するたびに落ち込んでいました。
でも今は、少し違います。
失敗したときこそ、
「何が起きたんだろう?」
と考えるようになりました。
失敗は、ただの失敗ではなく、
次に上手く作るための答えが隠れている。
そう思えるようになったからです。
もし今、
「レシピ通りに作っているのに、なぜかうまくいかない」
「何度作っても同じところで失敗する」
「お菓子作りをもっと理屈から理解したい」
と思っているなら、このnoteが少しでも役に立てば嬉しいです。
僕が何度も失敗して、調べて、試して、ようやく分かったことを。
今度は、できるだけ分かりやすく皆さんに届けていきます。
お菓子作りは、失敗したからこそ分かることがたくさんあります。
これから、このnoteで一つずつ紹介していきます。
よろしくお願いします。
