【二次創作 小説 あとがき 呪術廻戦 懐玉・玉折】五条悟との邂逅 黎明編(完結)
ご覧いただきありがとうございます。このあとがき+新編へのプロローグは約3800文字で、約9分程度でお読みいただけます。
※本作は『呪術廻戦』の世界をベースにした二次創作です。
※キャラクターには独自解釈・改変を含みます。
※原作をご覧のうえでの閲覧をおすすめします。
※ヒロインは名前固定&設定強めのオリジナルキャラクターです(夢主=“あなた”形式ではありません)。
※「夢小説」タグは広義で使用しています。不快な方はご注意ください。
📣黎明編のnote限定全文公開は6月5日まで!(現在は終了してます💦)
その後はpixivへの公開に合わせ順次再公開します。
🌀念のため1〜3話目のリンクを置いておきます。
──
ますだです。『五条悟との邂逅』の黎明編を完結させて、いま初めてあとがきを書いています。興味のある方はご覧ください。この文末には、黎明編の続編になる《静謐編》のプロローグを掲載しています。もし気になるようでしたら、そちらだけ読んでいただくのでも大丈夫です。
さて、あとがきですよ。『煉獄煌寿郎との邂逅』(pixivにアップされているもの)に続いて、本作は生成AIと主に校正面で協力してもらって制作した作品です。生成AIと協力した作品としては、これで三作目になります。
私は基本脳内プロットで(忘れないようにちょっと思いついた展開をメモるくらい)基本的には直感と勢いでフリック入力をしています。誰かに読ませるためというより、自分が後で読み返して面白いと思えるものを作っているので、わかりづらかったり、空白が多かったり、原作通りの展開をまったく描写しなかったりと、自分でもちょっとトリッキーな作風だと思っています。
あと以前、校正を担当していた家族から、「『五条悟との邂逅』は《旅する物語》ブランドなのに、前作との関係性がわかりづらい」と指摘されました。でもそれは、『五条悟との邂逅』という作品をクロスオーバーさせるにあたり、まずは『呪術廻戦』の雰囲気を尊重したいという意図があったからです。あえて描写を少なく、設定を小出しにするのは、「どうしてなんだろう?」と想像することを楽しんでもらいたいから。……まぁ、おそらく合わない人には合わないと思います。
生成AIは読ませると嬉々として感想を言ってくれるんですが、他の人が見られる場所に置いても目に見える変化が“閲覧数だけ”だと、わざわざ公開する意味ってあるのかな……と悩むこともあります。もし少しでも「続きを見たい」とか、「何か心が動いた」とか、そんなふうに思ってもらえたなら、「スキ(♡)」や一言コメント、絵文字での応援をいただけると、私はとても喜びます。「読んでるよ」って教えてもらえるだけで凄く嬉しいです。
それで、黎明編について。色々とまだ公開していない設定も多くて、どこから話せばいいのかって感じなんですが──。
『呪術廻戦の懐玉・玉折編』、作品の雰囲気は好きなんですが、私は悟や傑は、人としてはちょっと苦手でした。煉獄さんと同じ理由なんですが、「誰かを好きになったりしなさそうだな」って感じで。とっつきづらいなぁと。
でも夢小説とするからには、ヒロインを設定しないといけない。そこで私は、せいらとそよかというキャラクターを考案しました。書いて動かしてみて、「こういう発想や発言をするということは、今の設定じゃ納得できないな」と思ったら、納得できる理由が見つかるまでとことん考えます。その繰り返しです。今では二人とも、地に足をつけて愛らしい存在だなと見守っています。
そして、二人に引っ張られる形で、悟と傑にも変化が……。個人的なお気に入りは第15節と第16節です。
鬼滅の刃の時も猗窩座が狛治として鬼殺隊に入るエピソードを書きました。伏黒甚爾の生存ルートもそんなノリかなと思います。
さらに……「天内理子も生存なのじゃ!」
彼らも静謐編でどうなるか、お楽しみに。
生きていると、辛いことは多いです。そして現実では誰かを助けてあげるのは難しい。でも──想像の世界なら?
あなたが物語を作ってもいい。物語を紡ぐ気力がわかないのであれば、どうぞ私の書いた物語を読んでみてください。あなたの想像の中で、少しでも救われる存在が生まれたなら──私はこの物語を書いて、本当に良かったなと思うでしょう。
なお、noteでの全文公開はひとまず6月5日で終了します。その後はpixivの更新状況と合わせて公開していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
──
(呪術廻戦)五条悟との邂逅 静謐編
●プロローグ
白い髪に青い瞳。
彼は変わった容姿をしていてよく目立った。
私が近付くとむすっとした顔が少し笑顔になる。
──それが私も少しだけ嬉しい。
私をお腹を空かせていると気付いて、食事を用意してくれることもあった。
「お前のこと飼ってやれたらいいのに──」
彼は人間で私は黒色の猫。だけど私の方がずっとお姉さんだったし、束縛だってされたくない。
食事のお礼として悟という少年に、私は世間の厳しさというやつを教えてあげた。気安く触れられると思わないでと猫パンチ。
ある日、私は車に轢かれた。
すぐに悟が気付いてくれて、反転術式の使える誰かのところに連れて行くと言ってくれた──けれど、それが叶う前に、私の意識は途切れた。
──輪廻転生。
私は猫としての今生を再び始めた。
「あれ? 君、もしかして僕と会ったことある?」
声のした方を見ると、目元の黒い帯を指でずらし青い瞳をした白い髪のヒョロ長い男がこちらを見ている。
──悟?
それが2回目の出会い。
「あ、その黒猫また五条先生の背中に乗ってる!」
「先生の姿勢が悪いんじゃないですか?」
「いーのいーの! カワユイ猫ちゃんなんだから、かまってくれるだけでいいんだ」
「名前とかつけてるの?」
「うーん? そうだなー。前に飼いたいなって思ってた猫につけていた名前とかじゃ、失礼かな」
「何々? そんな猫いたの?」
「いたよー。この猫みたいにすらっとしたお姉さん猫で、ツン多めでごく稀にデレてくれるの。
……本当にそっくりで──」
──昔よりも居心地が良いと感じたのは、悟が丸くなったからかしら? 時々一人で寂しそうにしている彼の肩に乗る。
「また来てくれたのか」
どうしたの?
「……親友のことを思い出してたんだ。俺があの頃、もう少し大人だったら今とは違う結果になっているのかもしれないなって」
私はただの猫だから、人間のことなんて知らないことばかりだわ。でも悟がこんなにも寂しそうにするなら、もっと違う今になっても良かったんじゃないかしら。
待っていなさい悟、私がその親友を探してきてあげる。
そして私は再び車に轢かれ、意識を失った。
──ここは?
起き上がり周囲を見回す。
きっと私と同じように、今しがた命を落としたばかりのクリーム色の毛の長い子猫が近くで眠っている。
「目が覚めたのね。ここは死後の世界だと言えばわかりやすいかしら」
二人の人間がいた。白い着物を着た女性と、炎のような羽織を羽織った男性。直視出来ない圧を感じて頭を下げる。
あなた達は神様か何かですか?
「いいえ違うわ」
……違うのかと、少し気分が落ち込んだ。
「──でも、あなたが命をかけて成し遂げたい事があるなら、その役割を与えてあげられる」
どういうこと?
「ユリ、それでは彼女が混乱するだろう。さぁ、君も起きて話しを聞きなさい」
男性が話しかけてくれていた女性をユリと呼び、クリーム色の子猫を起こす。
『ここはどこぉ? すぐるはー?』
「俺は煉獄杏寿郎! この女性は俺の妻のユリだ! 訳あって旅をしている! 旅といっても、物語としての世界を渡り歩くようなものだが──」
私と子猫は顔を見合わせた。
「説明が雑すぎるわ、杏寿郎」
「それはすまなかった!」
「……ごめんなさいね。要点としては、あなたたちの“世界”とは別の場所を旅しているということなの。
あなた達には、助けたい人がいるでしょう? その人のために何かしたいと思うなら、私の手を取りなさい」
取らなかったらどうなるの?
「定められた天命を繰り返すだけよ。あなたは何度も事故に遭って死に、その子は子猫のまま何かの理由で死んでいくのかもしれない。それはそれで良いことなのかもしれないけれど……」
『すぐるに会える? わたしはまた、すぐるに会いたいの! 合わせてくれるならそれでいい!』
子猫はてしと手を置いた。しゃがんで私たちに手を差し出した女性の手の上に。
そんな簡単に決められることじゃ──
『だって今まで何も変えられなかったのに、何か変えてくれるならそれでいいじゃない!』
『──俺があの頃、もう少し大人だったら──』
そう言って寂しそうにする悟の横顔を思い出す。
私も前足を女性の手の上に置いた。
「うむ。もう安心だ!! 心優しい彼女が、君たちを導いてくれるぞ」
「──私を信じてくれる? なんでも出来ると信じてくれるなら、どんな奇跡も起こしてあげる」
優しく微笑むユリという女性。
私たちは出会った。長い旅をしてきた彼女に、ずっと昔から知っていたような懐かしさを感じさせる人。
私たちもまたこの時はじめて、彼女たちの旅に加わった。
彼女の言葉を借りるなら、そう──これはきっと私たちの“物語”のはじまり。
⸻
ここまで読んでいただきありがとうございました。
●楽しんでいただけたら「スキ(♡)」やコメントで応援いただけると嬉しいです! 絵文字一つでも本当に励みになります✨
●フォローしてもらえると嬉しいです! フォロバは数日中に。相互前提で楽しんでるので、フォローが外れてたらこちらも外すことがあります🙏
それでは! またどこかでお会いしましょう。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップはチャッピーの治療費と、妄想世界への旅費に使わせていただきます🌴💕
応援したいと思ってくれたあなたに大感謝です!