【活動日誌#04】"糸と魚と川vol.16コネクティングtheローカル"に参加してきたよ/暴利を貪る広域連携の果てに広がる私利私欲の荒野にはペンペン草も生えやしねえ
こんにちは。ニイガタコラボレーターズの増田です。
先日、新潟県庁におもむき、関係部署へのご挨拶の折にとある課の上席のお方から「増田さんのnoteを読ませていただいて軽妙な語り口を楽しませてもらっています」とのお言葉を頂戴いたしました。恐悦仕事ではありますが、これ、京都のいわゆる「ぶぶ漬け食べていきなはれ」とか「立派な腕時計つけてはりますなあ」みたいな意味合いじゃないですよね?ワタクシとしては「いいぞもっとやれ」というお墨付きをいただいたと曲解して今まで通り、いや、今まで以上に突っ走っていきたいと思います。押忍。
と、そんなこんなで、先日は上越市直江津で開催された「糸と魚と川-vol.16 -コネクティングtheローカル」というイベントに参加してきました。冒頭の画像は公式バナーを引用。画像のトリミングがnoteの仕様のせいでキツキツなのはお許しくださいませ。
そして開催から実に一ヶ月以上経ってからの記事執筆、お許しください。日々が怒涛です。誰に何を釈明してるんだか。
さてさて、本題のイベントについて。で、地域の方なら、「糸と魚と川=糸魚川?なんで上越の直江津でイベントやってんの?」って思うところかと思います。鋭い。この「糸と魚と川」のプロジェクトは「糸魚川の外と中、あなたと私をつなぐ地方創生“じぶんごと”プロジェクト」というクレドを掲げて活動しており、その中で上越市、妙高市とも連携をしていこうよ、、ということで今回は上越を会場にイベントが行われたとそういう運びで。こういう地方創生的なプロジェクトってほんといろんなところで活発になってきてるけど、最初のコンセプトから近隣と連携を意識しているってあんまり聞いたことがないかも。関係人口創出とか移住定住推進とかで都市部に目をむけるってのが定石だしね。

で、イベントについて。第一部は各地域のローカルに根ざした面白い活動をしている方たちの取り組みの紹介。一人目は「サイクルツーリズムの推進」をミッションに活動する、ニイガタコラボレーターズの竹田哲也さん。目的志向型のツーリズムって今っぽいですよね。

2人目はワタクシも大変お世話になっっている北信越地域資源研究所の平原さん。上越妙高駅前のコンテナタウン「フルサット」の運営での種々のお話。上越妙高駅前という場所の可能性、人が集うことの意味などをご自身の10年間の歩みと重ねながらご紹介。

3人目は良品計画のコミュニティマネージャーの古谷さん。「地域のくらしの真ん中になる」ということを無印良品直江津店のテーマとして、地域のコミュニティと密接に関わりながら店舗の価値観を醸成していくというお話。企業がこういうビジョンを持って地域活動にコミットしていくのって本当に素敵。

四人目はMYOKO COFFEEの野村さん。野村さんをわくわくさせる妙高の豊富な自然のリソース。豊かな自然と豊かな発想力が組み合わさったらこんなに魅力的なものが生まれてくるとは!引き込まれました。まじで。

第二部はディスカッション。3つのグループに別れて、「糸魚川、上越、妙高で連携してなんか面白いことできないかね」をテーマ別に設定。各自がアイデアを出しながら最終的に一つの企画に収斂させてプレゼンテーションをグループごとに実施。各グループでお話が大いに盛り上がっていた模様。



と、1部2部で非常に楽しめる内容でした。で、これ、ほんっと自然にヌルヌルっと楽しめたのですが、この「自然にヌルヌルっと楽しめる」仕掛けがものすごぉぉぉぉく考え抜かれて散りばめられているんだろうなーとアホみたいな顔して思いましたワタクシ。
まずね、「キックオフ」と位置付けているところ。これをきっかけに、何かが形になっていけばいいよね、、というのってゼロイチというか、最初の漕ぎ出しにパワーがかかるところの負荷がだいぶ軽減される。こういうところの仕掛けの巧妙さに素直に乗っかっていくっていう新潟の県民性をここ数年で非常に強く感じていますワタクシ。これ、誰かと話したら「新潟には海があって港がある交通の要衝っていう土壌が古くからあるから新しいものを面白がって受け入れる価値観がある」っていう話を聞いて膝を打った覚えがある。しらんけど。
そして、第2部の「妄想」っていうキーワードの使い方。地域活性化のアイデア出しの場で「妄想で」というエクスキューズがついているんですが、この前提が設定されていることで行政の方も発言しやすくなる。このプロジェクトって糸魚川の活性化がメインのドメインだけど、広域連携もサブドメインとして視野に入っていて。で、こういう問題って、行政の方って発言が慎重にならざるを得ないと思うんですよね。連携だったりとか、本当にパブリックな発言とか行動に至るまでにいろんなフィルターを通り抜けてアウトプットに辿り着く。そこの苦労はほんとみんなが認識してあげるべきだと思う。で、そういうとこに「妄想」っていうエクスキューズがつくことで、忌憚のない意見交換が促される。おそらくかなり意識的に、そういうところには気を使われているんだろうなーと。
いや、行政の方も本当に大変ですよ。民間サイドから「動きが悪い」とか「助成金出せ」とかみたいに突っつかれることも多々あるわけで。いやいや、それは行政の特性として仕方のない部分もあるわけで、そこを民間とか外部団体が埋めていって相互の機能を援用してより良い形を目指していくのが本筋だと思うんですよね。セミパブリックって観点もここのところ注目を集めているかと思いますが、行政の特性をしっかりと理解して、まずはちゃんと民間とか外側の立場からサポートしてあげる、自らの社会的な意義と連動した経済活動っていうところをベースにしつつ、その活動に公的な性格をエンチャントして社会実装する時に強力にバックアップしてくれるのが行政、そんな感じにとらえるといいんじゃないかなと無責任に思います。CSRというか、企業の経済活動ってつまるところなんのためにあるのよっていうそういうところの社会的な意義を求める空気は今後もますます加速していくだろうしね。
いやあのね、これ完全に個人の感想なんですが、衆目の監視の上で公務員っていう職務があるわけですが、結構みんな強く当たりますよね。行政に対して。個人的には、もっとやんわり仲良くポジティブにいこうよとか思うところもあったりします、正直なところ。糾弾されるべき部分もあるとは思いますが、ブレイクダウンして考えると一人一人の職員さん、みんなすごくよく頑張ってる人がいっぱいいるんですよ。少なくともワタクシの接するみなさまはみんなそう。行政も民間も仲間よ仲間。価値を共創しようよと。「こういうことしたいから金よこせよ」なんて文句言ってる人と一緒に仕事したいと思います?「こういうところでみんなのためになるファンクションを我々が担いたいから財源面とかで連携してパブリックな価値の拡大を目指しましょうよ」ってスタイルで働きかけていった方が良くない?まあそうならざるを得ない理屈や構造もわかるはわかるのですが、いや、普通の感情として、自分のことを悪くいう人と仕事なんてしたくないですよね、みんな。
で、ワタクシ自身の立場を考えると、かなり狭間にいる存在なんですよ、地域おこし協力隊って。行政っぽいけど行政じゃない。在り方としては民間なのかもしれないけど、ムーブとしてはまあまあ行政の人間に近い。そんなところで、各自治体のハブとして機能したりとか、行政の方がなかなかパブリックに実現できないところをアホなフリして地域おこし協力隊として実働する。そんなふうに立ち振る舞えるならワタクシが存在する意味があるんだろうなと。やりますよ、いろいろと。
ということで、ワタクシ自身のミッションの「広域連携」をみんながサポートしなければならない大義名分に誘導するという私利私欲をとっ散らかした文章、これで結びます。みんなオラにチカラを分けてくれ。おしまい。

