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【GK&DF編】百年構想リーグセレッソ大阪選手別振り返り

GK

中村 航輔

ブランクなんのその。即、J1でも有数の「勝ち点を作れる」GKに
17試合1,530分出場(先発:17) / 4CS

中村航輔と言えば、2015の福岡との昇格PO決勝・2017のアウェイ柏戦のトラウマですが、まさか加入すぐにその姿が見られるとは。これを見たら並のGKでは満足できないなと完全によくXで見る依存症のループに入れ込んでいただきました。

最序盤は「非常に基本に忠実でセーフティなGK」という印象で、ボールも無理に繋がずソロモン目掛けて蹴り出すことも多かったですが、中盤には大きく改善。つなぐ姿勢と能力、ひいては「試合をコントロールする力」がついた気がします。リスタートする時のボールを出すスピード、パスのスピード、仕草…。全てから意図を感じられるようになってきました。

失点が減ったのはDFラインの跳ね返し力やプレッシングの整備もあるんでしょうが、彼がゲームスピードを操作してくれようとしてくれていたことも非常に大きかったと思います。

そして何よりセービング。オブラクやクルトワのような「試合の流れを持ってくることができる選手」は本当に稀で、育てようとして育てられるものではない。それこそ、Jだと早川や大迫と並ぶ選手だと思います。もう少し若ければW杯も夢じゃなかったと思います。

来てくれてありがとう。そしてどこにも行かないでください。

キム ジンヒョン

去年と意味の全く違う「2ndGK」。中村航輔不在時の完璧なバックアップ以上の存在。
3試合270分出場(先発:3) / 2CS

去年は負傷などがない中、実力で2ndゴールキーパーに。監督が変わっても、実力派のGKが加入してもなんだかんだ最後はジンヒョンがゴールを守っていたので衝撃的でした。

挽回を期して挑んだ今シーズンで、キャンプ時から好調だったということで開幕戦にスタメン抜擢。もちろん福井に課題が見えた昨年だったとはいえ、監督としてGKを替えるというのは勇気がいることだと思うんですよね。去年のジンヒョン→福井、今季のジンヒョン/中村のローテーションを見てもボスは公平にジャッジしているなということが伝わってきます。

その後もPKセーブ含めて、出番を貰えれば安定したパフォーマンスを披露。3試合であれだけ攻められながら1失点のみ。凄い。
特にベンチ組が中心だった神戸戦での活躍は顕著でした。
その試合後には「彼らが自信を持ってプレーするためにも、自分が失点ゼロで抑えることが大事だと思っていました。」と発言。こういう上司の元で働きたいですよね。

40歳を目前に控える中、役割は変われど変わらぬ存在感。
来シーズンも活躍が楽しみです。

福井 光輝

惜しまれる長期離脱。
0試合0分出場

昨季はビルドアップ能力を評価されながらも、「スピードアップをしてしまう癖」、「ゴールを守る力」に課題が見えました。
その中で迎えた今シーズンでしたが、出番を得られないまま怪我で終了。プロデビュー後最も重い負傷だったということで、フルパフォーマンスで戻ってこれるように祈るばかりです。

そんな中報じられた浦和への移籍報道。西川も来季開幕には40歳。大学でブイブイ言わせていた佐藤も控えにいますが、今よりも定位置を勝ち取れる可能性は高そうな。キャラクターとしても就任が噂されるキジェさんと相性が良さそうな気がします。

イシボウ 拳

でっかくなるための第一歩
0試合0分出場

プロ1年目の半年、アルメレへの留学も含め、実りの多い時間になったのではないでしょうか。

その留学も12日間とド短期でありましたが、インスタでの投稿や本人のコメントを見る限りあちらの選手にも受け入れられ、吸収に徹することが出来たようでヤンマー様々でありますね。

vs名古屋戦にて場外にて新卒研修に励む様子を拝見できましたが、まだまだ横の幅・ガタイの良さなどは伸びしろ。某パスタ店で通常量の2.5倍を食したことが投稿されていましたが、自分で天井を作ることなく、スケール大きく成長していってほしいところです。

こういう選手をどう育てていけるか。U-21リーグ参加という選択肢を取るチームもある中で、そうしなかったクラブとしての方針が個人的には楽しみです。
在りし日のジンヒョンのように「クラブから出番を作りに行くのか」、レンタルで芽が出る時を待つのか。GKの育成はとにかく難しいですね。
(茂木、永石とモノにできていないだけに上林豪含めとても期待しています)

CB

井上 黎生人

DFラインの柱に。洗練されたアタック&チャレンジ
18試合1,539分出場(先発:18) / 2G0A

出場時間はキャプテンの田中駿汰に次いでチーム2番目。加入2年目にして、大きく成長した選手の一人です。

「弱点の少ないオーソドックスなCB」という印象は昨季から変わっていないのですが、とにかく今季はボールへのチャレンジの回数が圧倒的に増えた記憶です。ロングボールが入っての一歩目、相手が前を向いての一歩目など読みが冴えていて前で潰せることが増えました。

もちろん持ち前のカバーリングでチームを最終局面で救うことも。分かりやすい貢献がとても増えた気がします。

178cmと決してCBにしては大きくないのですが、屈強なFWが多いイーストのチームでもCFで起点を作られ続けた記憶はあまりなく。

畠中 槙之輔

プレーの派手さは昨年比控えめも、それはチームとして上手くやれている証拠
18試合1,509分出場(先発:16) / 0G0A

昨季は3バックでリベロやったり、普通に偽CBやったり、チームのビルドアップにおける切り札的に自由に動いていましたが、今季はその傾向が減少。
ビルドアップ・敵陣での保持ともに安定し、後ろの選手が割と堅実にプレーできるようになりました。その中でもサイドへの大きな展開やハーフスペースを取る柴山への鋭い縦パスなど後ろから起点となり続けてくれたのは流石の一言。

ただ、ビルドアップでの細かいミス(最終戦の失点シーンなど)やボールへのアタックに対して入れ替わられることも所々で見られやはりトランジション時での集中力やプレー精度には伸び余地はまだまだあるかなと。

今季は安定したとはいえ、対策され始めたらウルトラC含めて別の手が必要になってくる。そのときにキーになるのは間違いなく畠中でしょうから、来季も伸び伸びと活躍してくれればと思います。

(あとPK死ぬほど上手かったですね)

あちょのインパクトが強すぎて忘れている人もいるかもですが、今季は田中×畠中Wキャプテン制でした。ハーフシーズン、お疲れ様でした。

田中 隼人

悔やまれる一戦目の退場。得意の保持面での貢献を見られず。
6試合155分出場(先発:2) / 0G0A

プレー自体が本当に退場に値するのかは置いておいて、あまりに軽率なプレーだったと言わざるを得ない。
負傷者の状況含めて回ってきたチャンスだっただけにその後は3枚目のCBとして、最終盤の守備固めでの出番に限られた。

先発でプレーした神戸戦も含めて、機会を得られている状況やメンバーとのかみ合わせも含めて、中々注目されていた保持面でのプレーでは特徴が見られず。彼にとっても、CBがシーズン通じて3枚しかいなかったチームとしても痛い結果となってしまった。

セレッソが買い取るのか?は疑問符だが、チームとしてはCBに実力者を補強したいはずで、そこに挑んで出番を得られるかというと中々イメージが沸かないのが正直なところ。

鷹啄 トラビス

チームとしても痛手な負傷。来季こそ井上・畠中に挑戦状を。
0試合0分出場(先発:0) / 0G0A

去年散々CBの数が、と言われたチームが枚数を変えずに、メンバーの入れ替えだけを行った時点で入ってきた2人の実力と稼働率が鍵を握ることは言うまでもなかった。その中で2節を待たずにシーズンアウトの大負傷。痛かった。

プレーを見ていないのでまだなんとも言えませんが、来シーズンに向けて再発なくコンディションを上げていってほしいところです。

怪我のリハビリの間、Noteを書かれていらっしゃいましたが、
明らかに改行がおかしく、「縦読みか?脅されているのか?」と若干の恐怖を感じたのはここだけの話。
これも最近の記事だと改善されているので、プレーも若手らしくたくさん挑戦してたくさん失敗して成長していってほしいですね。

SB

ディオン クールズ

動的SB。思い切りの良い攻撃参加、堅実な守備。
19試合1,314分出場(先発:14) / 0G1A

奥田と右SBをハイレベルで争いましたが、出場時間数ではクールズに軍配が上がりました。

もともと迂闊に飛び込むタイプではなかったのですが、チームのプレスラインの設定が後ろ目になったことで晒される場面が減少。安心して、ボールにアタックできることが増え、90分辺りのタックル数はチーム1。その勝率も6割以上。守備面での安心感が増しました。

また、縦関係のコンビが柴山になってからは思い切りの良いオーバーラップも増加。1アシストと数字こそあまりつきませんでしたが、相手を引っ張って柴山を解放した貢献者の一人です。

大畑 歩夢

強力WG、おいでませ
17試合1,257分出場(先発:14) / 0G0A

高橋仁胡がレンタルに出たことで、相対的に重要度がマシマシに。
いつでも変わらず相手のWGをシャットアウトしてくれました。

前線でのネガティヴトランジションでもアタックして、潰しきれるのが本当に大きく、ショートカウンターが最大の武器のチームにとって決定機の起点となるシーンも多かった。少なくともイエローが出ない程度のファウルで止めてくれるのが助かる。

ビルドアップでもパスを出したら絶対動くので、3人目の動きで状況を打破できるのも大きい。カバーリングも完璧。言うことがない。

普通にJリーグ屈指のSBだと思うので、国内/海外ともに引き抜かれないのかはとても心配。勝手に帰属意識が高いタイプではないんだろうなあと感じてしまっている。

奥田 勇斗

静的SB。ポジショニングの匠。
13試合724分出場(先発:8) / 0G0A

出場試合数を見て、「あれ?こんなに出ていなかったっけ?」と思いました。それほどにピッチ上での存在感は絶大。

対人の強さや背走の対応は同ポジションのライバルであるクールズに軍配が上がるものの、相手プレッシングで人数を合わせられた時にポジショニングで誤魔化せるのがたいへん助かる。ビルドアップで詰まった時は独力で抜きに行ったりもするので、手札が多い選手だなと思います。

出始めたときはタイミングもあって「ネクスト毎熊」なんてメディアからは言われていましたが、全然タイプ違いますよね。派手さは少ないですが、ポジショニングの取り直しの早さなど基本に忠実で、落ち着いた本当にいい選手に育ってきています。

加入時のコメントで「予測と判断、そして駆け引きで勝負をするので、今までのサイドバックの選手とは違ったタイプですので、ぜひ楽しみにしていてください!!」といってくれていましたが、まさにその通り。セレサポは魅了されています。

登里 享平

まさにベテランの意地。終わり良ければ全て良しで来季へ。
6試合277分出場(先発:3) / 1G0A

苦しんだシーズンでした。
昨季のSBの強度マシマシ&対人なんとかしてねサッカーとの相性が噛み合わず、ライバルが強力なこともあってベンチが定位置に。

そんな中、試合のコントロールを取り返したいシチュエーションで投入された3節広島戦では、追いついた後のプレーで致命的なミス。失点に関与したことでその後約1か月出番無し。ターンオーバーした神戸戦で先発するも前半で交代。低調なプレーが続きました。

しかし、流石というか大畑の負傷で出番が回ってくると終盤に決勝点。
次の最終戦も先発すると相手のWGをなんとか完封。小回りの重さは若干気になったが、とにかく気持ちを感じられるプレーを連発。タッチの差をとにかくモノにし続けた。

プレースタイルと今のチームスタイルのかみ合わせ上、彼の強みが完全に活きるということは難しいのかもしれないが、優勝するために来てくれた常勝を知る選手。なんとか一緒に優勝したい。

中村 拓海

2シーズン連続リーグ戦2試合出場にとどまる。
2試合80分出場(先発:1) / 0G0A

昨季と引き続きリーグ戦2試合の出場に終了。
1試合は押し込まれ続けるシチュエーション、1試合はリード時での右WG起用と(おそらく)スタメン×攻撃的に振る舞えるときがなかったので評価がなんとも言えない。

だからこそ、最終戦ではゴールを決めたかったなあ〜〜。とてもアグレッシブで好印象でしたが、2度の決定機どちらも仕留めきれず。細かい足さばきが若干重いようにも見えました。

1月からは大学ルーキーの林も加入するということで、立ち位置は大分厳しい。どうなるか。絶対某U-23代表監督のリクエストだったと思うので、そこが気の毒に機能してしまっている。

大迫 塁

J1デビュー。武器を活かせるようになるためには。
1試合53分出場(先発:1) / 0G0A

高校3年時は阪田が大不調×大迫が絶好調だったので、昨季時点でここまで明暗分かれるとは思っていなかった。

決意を胸に今季チームに復帰し、宮崎キャンプではかなりいい動き(アシスト・ゴールも)を見せていたが、中々出番は得られず。

そんな中、ターンオーバーを敷いたアウェイ神戸戦で左WBで先発・J1デビュー。トラップがおぼついたり、パスがズレたりとインパクトは残すことが出来なかった。
左足の精度とプレービジョンについては間違いないと思うので、それをどうプロのスピード・強度に順応させていくか。身体は18歳の時からかなり分厚くはなってきているので迷わず続けていってほしい。

代表で、福田師王とのコンビネーションを。まだ21歳。
来季に期待。


MF,FW,監督は後半で書きます✏️

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