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【美術展2025#03】モネ 睡蓮のとき@国立西洋美術館

会期:
・東京展:国立西洋美術館
  2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火・祝)
・京都展:京都市京セラ美術館
  2025年3月7日(金)〜6月8日(日)
・豊田展:豊田市美術館
  2025年6月21日(土)〜9月15日(月・祝)

印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。

モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面でした。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす “大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々です。

このたび、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる重要作を多数含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介します。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります。

展覧会公式サイト


1994年
私が初めて西洋美術館を訪れたのは高2の冬だった。
そろそろ本格的に進路を決める時期、ぼんやりと大学に進学するつもりではいたが、特にやりたいことも無く悶々としていた時にどこからか入手した招待券

気分転換に足を運んだのはよいが入場するのに数時間並んだ記憶がある。
自らの意思で本格的な美術展に行ったのはその時が初めてだったので、よくわからずにそんなもんなのかと思ったがもちろんそんなわけはなかった

西洋美術館の展覧会における入場者数第1位。
平成以降の全国の展覧会の入場者数第1位。
その美術展は後年伝説となる「バーンズ・コレクション展」だった。

当時そんなことはいざ知らず、そもそも美術のことすらほとんど何も知らなかったが、会場に足を踏み入れた瞬間に初めて見る本格的な西洋絵画に心奪われた。
そしてこの展覧会をきっかけに私は本格的に美大を目指すことになる。
今から30余年前の話だ。

あれ以来、ディズニーランドやゴローズで並んだことはあったが、美術展で並んだ記憶はほとんど無い。(並ばないで済むような曜日や時間を狙って行ってるというのもあるが)

その西洋美術館にて久しぶりに行列に並んだ

秋に上野に来た際、会期序盤のモネ展を横目にトーハクに行ったのだが、朝イチなのにすでになかなかの行列っぷりだった。
なので今回もある程度覚悟していた。
当日は平日開館前の朝イチだったがすでに敷地をぐるりと囲う感じで行列ができていた。
まあ今日は覚悟して来た。素直に並ぼう。

結局この日はそんなに待たずにサクッと入れたのだが、それでもやはり休日はなかなかの混雑ぶりのようだ。

エントランス

今回は写真撮影禁止だが一室だけ許可されている地下の部屋があるということを事前のリサーチで知っていたので、入場してわき目も振らずに全てスルーしてとりあえずその地下の部屋へダッシュした

全てマルモッタン・モネ美術館蔵

やったぜガラガラ!
モネ独り占め。

左右の作品がマルモッタン・モネ美術館蔵
中央は国立西洋美術館蔵
《睡蓮》 1916-1919頃 マルモッタン・モネ美術館蔵


松方幸次郎が1921年にモネから直接入手したという《睡蓮、柳の反映》。
戦後のどさくさで行方不明になったが2016年にルーブル美術館の倉庫で発見され、翌年松方氏の遺族より西洋美術館に寄贈された。
発見された時点で作品の大半が欠損していたそうだ。

《睡蓮、柳の反映》 1916 国立西洋美術館蔵

昨年の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」展では竹村京によって失われた部分に刺繍が施されていた。

《修復されたC.M.の1916年の睡蓮》  2024 竹村京


地下の部屋を満喫した後、入口へ戻って始めからじっくりと観る。
今展は晩年の《睡蓮》にスポットを当て、日本初公開作品を多数含む50点ほどをパリのマルモッタン・モネ美術館から借りてきたというなかなか見応えのある展覧会だ。
モネの晩年の作品群は賛否両論あるが、私は後期以降晩年にかけてのモネは大好きだ
特に最晩年の作品群などは何が描いてあるかわからないような程に対象が抽象化・簡略化され、次世代の到来を予感させるような抽象表現主義的な雰囲気すら感じさせる


入口に戻り、順を追って地下の部屋に再び辿り着いたらあっという間にこれモンだった。

ごった返し

最初にBダッシュキメといてマジでよかったわ〜。


めっちゃ人だかりできてるけど、これ西洋美術館の収蔵品だから常設展でいつも展示されているし、ちょいちょいいろんな企画展にも登場してるやつだからそんなに珍しくないっスよ。いや、いい絵だけどね。

《睡蓮》 1916 国立西洋美術館蔵
常設展でいつも展示されている

これまた昨年の「ここは未来の〜なりえてきたか?」展でも登場。

辰野登恵子と並ぶ


ということで、混んでるし今更モネか〜と思って行くかどうか迷ったけれども、見たこと無かった作品も結構あり、結果なかなか楽しかった
(同じような画風なのでどれが見たことあってどれが初見なのかもいまいちあやふやだが)

しかし日テレ、読売新聞社絡みのザ・ブロックバスター展だったがこの集客力はさすがと言わざるをえない。
今後京都市京セラ美術館、豊田市美術館へ巡回するが、今回紹介した写真撮影可だった西洋美術館収蔵の2点は巡回しないようなので気になる方は上野までお越しを。


12月の《考える人》
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我が家の《考える人》
Damien Hirst



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