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AI使っていいの?大学入試の最新ルール【ナカノヒトnote】

こんにちは。志望校マッチングAIミチカルの「ナカノヒト」です。

近畿大学情報学部が、総合型選抜における生成AIの活用を認める方針を公表しました。

実際の現場で高校生達と対していると「志望理由書をChatGPTに手伝ってもらったらダメですか?」「AIを使ったら不正だと思われそう」と、なんだかグルグル、モヤモヤ。

今、大学入試における生成AIの扱いは、大学によって大きく変わり始めています。この記事では、「大学入学者選抜における生成AI活用ルール」を実例をもとに解説します!


1. 入試でAIって使っていいの?大学ごとの「最新ルール」

「AI=一律禁止」だと思っていませんか?
実は、文部科学省の指針を受けて、大学ごとに対応が分かれています。大きく分けると、以下のようなパターンがあります。

(参考)文部科学省『大学入学者選抜における生成AIの取扱いについて』
https://www.mext.go.jp/content/20250828-mxt_daigakuc02-000044252_20.pdf

2025年8月発出

ここでは、募集要項や公式発表で生成AIの利用を容認・導入している大学の事例を、タイプ別にご紹介します。

【タイプ1】「補助ツール」として自己責任で認める大学

文章の推敲やアイデア出しなど、自分の思考を深めるための「お手伝い」としてAI利用を認めている大学です。
1. 東京農工大学
東京農工大学では、志望理由書や活動報告書などの出願書類を作るときに「AIを使ったかどうかは問わない」という明確な方針を発表しています。
ただし、生成AIを使った内容の最終責任はすべて本人にあるとして、受験生に次の注意を呼びかけています。

  • 正確性の自己チェック: AIが出した情報には間違いが含まれることもあるため、自分で元データ(一次情報)を確認すること。

  • 著作権への配慮: 他人の文章や権利を侵害しないようルールを守ること。

  • 実質的な能力の評価: AI利用の有無は合否に直接影響しませんが、面接や口頭試問で「本当に本人の実力や意欲なのか」をしっかり確認します。


2. 慶應義塾大学(総合政策学部・環境情報学部 / SFC)
慶應義塾大学SFCのAO入試では、生成 AI を学びを深めるための補助的ツールとして利用するものとしています。「志望理由」等の出願時の提出書類については、

AIが出した文章をそのまま貼り付けて提出するのはNG。それは「受験生独自の成果物」とは認められず、「他力本願」とみなされてしまうため、自らの責任で考え抜いた書類作成が求められます。


【タイプ2】「AIの使い方や思考プロセス」を評価する大学

AIを使った実績や、どうやってアイデアを工夫したかという「過程」そのものをアピールできる大学もあります。
3. 近畿大学(情報学部)
冒頭に紹介した近畿大学情報学部では、総合型選抜での「自己PR動画」の制作や「プレゼンテーション」の準備段階でAIを活用することを認めています
ここでのポイントは、「AIをどう活用したか」「どのような工夫を凝らしたか」「そこから何を得たか」というプロセス自体を自己PRとしてアピールできる点です。
情報分野においてAIを使いこなす力は不可欠。AIとの試行錯誤の履歴をオープンにしながら、自身の論理的思考力や独自性を伝えることができます。


【タイプ3】「AIを使うこと」を前提にした新入試を行う大学

もはや「AIを使うこと」を試験の一部として組み込んでいる、先進的な入試を行っている大学もあります。
4. 情報経営イノベーション専門職大学(iU)
「iUはAI大学になる!」を掲げるiUでは、総合型選抜に「生成AI活用型」という専用の入試枠を新設!
AIを「共創のパートナー」として位置づけ、試験現場や課題作成で実際にAIを使わせます。

  • 指示文(プロンプト)の工夫や質

  • AIが出した結果に対する修正・改善力

  • ファクトチェック(事実確認)の能力

このような「AIと一緒に課題を解決する力」をダイレクトに評価してくれる、非常に先進的な入試スタイルです。


5. 流通経済大学
流通経済大学の総合型選抜でも、強みに応じた選考タイプの一つとして「生成AI利用タイプ」が用意されています。
日頃からAIを活用している受験生を対象に、AIを用いて思考を整理・深化させた解決策を提案します。
提出書類の見た目だけでなく、口頭プレゼンテーションや面接を通じて「AIをいかに有効活用して自分のアイデアを組み立てたか」がしっかり問われる仕組みになっています。


💡最重要ポイント:募集要項でしっかり確認しよう!

「AIが使えるかどうか」は、大学が掲げるアドミッション・ポリシー(どんな学生を求めているかという方針)と深く結びついています。募集要項をしっかり確認することが第一歩です!


2. 大学が見ているのは「きれいな文章」ではない

志望理由などの提出書類をAIによって推敲されることは、大学側は承知済みで受験生を見ています。
すでに、大学側は「提出された文章の完成度」よりも「本人の思考プロセスや本気度」を重視するようになっています。

AIを使えば、誰でも「それっぽい綺麗な文章」が書けてしまいます。だからこそ、大学側は面接や口頭試問、プレゼンテーションなどを通して、次のような点を見極めようとしています。

  • 自分の言葉で語れる「実体験」や「熱意」があるか(主観的理由)

  • AIが出した情報をそのまま信じ込まず、自分で調べ直したか(ファクトチェック)(客観的理由)

  • なぜその大学で学びたいのかという「目的意識」があるか(主観的理由と客観的理由の志望校とのマッチング)

どれだけAIを使って文章を整えても、あなた自身の体験や「どうしてもここで学びたい!」という想いがなければ、面接で見抜かれてしまいます。


3.なぜ大学によって「禁止」と「OK」に分かれる?

AI利用を認める大学がある一方で、「絶対禁止!」と厳しく制限している大学もあります。
「どうしてこんなに分かれているの?」と不思議に思いますよね。 実はこれ、それぞれの大学が「受験生のどんな能力を測りたいか」という評価の考え方が違うからなんです!
大学ごとの「狙い」の違いをわかりやすく解説します。

🙅‍♀️「厳格に禁止」する大学の考え方

上智大学青山学院大学東京学芸大学大阪医科薬科大学などの大学では、募集要項で「生成AIの利用を認めない」「使用が判明した場合は不正行為とする」という厳しいルールを掲げています。
これらの大学では、志望理由書などの提出書類を「受験生本人の素の思考力、表現力、誠実さを直接測るためのもの」として大切にしています。
AIが入ってしまうと、

  • 受験生自身の「等身大の言葉」や「考えるプロセス」が見えなくなってしまう

  • 他人に代わりに書いてもらった文章(代筆やコピペ)との区別がつかなくなる

といった心配があるため、あえて利用を禁止しているのです。


🙆‍♀️「OK・活用推奨」する大学の評価の仕組み

一方で、AIの利用を認めている大学は、合格・不合格の決め手(評価の軸)を「書類の文章の綺麗さ」から「対面での対話」や「AIをどう工夫して使ったか」へと変えています。
具体的には、次のようなポイントを見極めようとしています。
① 面接や口頭試問など「直接の対話」を重視する
「提出書類はAIで綺麗に整えられるもの」という前提に立ち、面接やプレゼンテーション、筆記試験の比重を高くしています。
AIだけで作った文章は内容が平坦になりやすく、面接で深く突っ込んだ質問をされると「本人の実体験に基づいているか」がすぐに分かってしまうからです。

② AIの「嘘」を見抜く力を評価する
AIは時々、もっともらしい嘘(ハルシネーション)をつくことがあります。
AIが出した情報をそのまま信じ込まず、「本当に正しいかな?」と疑ってファクトチェック(事実確認)を行い、自分の体験と組み合わせられる「客観的な思考力」そのものを評価しようとしています。

③ 学部の学び(アドミッション・ポリシー)に合わせている
将来、社会でAIを使いこなすことが当たり前になる情報系や経営・イノベーション系の学部では、入試でAIを排除することは学部の目的に合いません。
逆に、高い倫理観や自分自身の頭で考え抜く力が強く求められる医学系や教育系の学部では、禁止される傾向が強くなります。


4. 自分の言葉で熱量を伝える。AIでその客観性を補完する。

前のナカノヒトの記事でご紹介した通り、特に志望理由書に必要なのは『主観と客観のチューニング』です。

自らの原体験や思い・考えがなければ熱意を示すことはできません。その大前提のもと、自分の思いや考えを深めるために、生成AIを壁打ち相手としてうまく活用しましょう。

💡志望校の募集要項で生成AIがどのように扱われているかの確認は忘れずに!


まとめ:学びの主役は、いつだって「あなた」です

大学入試におけるAIのルールは刻一刻と変化しています。

しかし、どんなに技術が進歩しても、「あなたが何を学びたいか」「将来どうなりたいか」という目的意識の主役は、あなた自身です。志望校マッチングAIミチカルはあなたのそんな「学びたい」大学・短期大学や専門学校等での学びを結びつけるために生まれました。

あなたの「好き」「やりたい」「気になる」を気軽にミチカルと話してみてください。

AIを上手に道具として使いこなしながら、ぜひ自分だけのワクワクする進路を見つけてくださいね。応援しています!


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

今後もナカノヒトとして、「ミチカルにかけた思い」や「具体的にミチカルでできること」などを不定期で発信していこうと思います。
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