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36歳。14年間仕事漬けだった私が、20代の私に伝えたいこと

気持ちは20代。気付けば36歳。
キャリアは順調に進んできたものの、ライフイベントは思い通りに進まず、随分と焦ったけど、やれることをやり切った20代があるから今があるのではないかと思える。

もし、あの頃の私に一言伝えられるとしたら――
「安心しろ、なんとか結婚はできたぞ!ただ落ち着いて聞け。インドで暮らすことになるけど、なんやかんやで楽しくやってるから、焦らずそのままでいけ」とでも言うだろうか。

新卒からHR関連の仕事を始めてから日本、タイ、ベトナム、台湾と海外で働き、20代のすべてを仕事に全振りしてきた私が「20代の私に伝えたいこと」を20代の記憶がまだあるうちにまとめてみた。



1.「向いていない」理由を探さず、目の前の仕事に取り組む

初っ端からからありきたりで申し訳ないのですが、個人的にはとても大事だと思っているので書かせてください。

新卒時代、採用コンサルティングの仕事をしていた私は、1日4時間睡眠で土日も返上する日々。それなのに営業成績はほぼ最下位。「営業は向いていない」と思い込んでいたが、そもそも働いた経験のない新人に向き不向きなんてわかるはずがない。

自分なりの方法でやってみてこの結果なのであれば、オリジナルなんて捨てちまえ!ということで、トップセールスの先輩の話し方や商談の流れをそっくりそのまま真似ることにした。企画書、服装、トーク、声のトーン、間の取り方、ジェスチャーまで徹底的にコピー。すると、じわじわ成果が出始め、気づけばトップセールスの一員に。「営業が向いていない」なんて思い込みだったとわかるまで、3年かかった。

私は喋るのは苦手だが、お客さんの話を聞くことや、言葉の意図や背景にあるものを理解し提案することが得意なようだ。どんな仕事でも、一度全力で取り組んでみる価値がある。それが自分の専門性となり、30代以降の武器になる。ワークライフバランスを語るのは、30代からでいいんじゃない?

そして、明確にやりたいことがあれば話は別だけど、特になければ、自分探しの旅などせずに、働いた方が得られるものも大きいと思う。

2.会社員特権をフルに利用して社会性を身につける

私は今、フリーランスだが、会社員として働くのも結構好きだったみたいで、新卒から気付けば13年も会社員をしていた。

だって会社に守られながら、会社の名前を使い大きな仕事も出来るし、万が一、事業が失敗したところで、死ぬ訳でも、給与が止まる訳でもない。保証も手厚い。嫌になったら辞めればいい。

そして、新卒で会社員をやる特権は、社会人としての基礎、電話対応・報連相・企画書作成・見積作成・社内での立ち振る舞い・会食のマナー・謝罪の仕方・顛末書の書き方を教えてもらえる。

過去に、新卒からフリーランスのエンジニアたちと働く機会もあったけど、不満を爆発させるだけで提案がなかったり、適当な言い訳をしていたり「学生じゃねえんだよ!」と思うこともあり。一方で、そのあたりがきちんとしている人がいれば、その人に仕事の依頼が集中する。

その後の長い社会人人生を考えると、3年くらい日本の会社で会社員として働いても絶対に無駄にはならないって、ありきたりなんだけど思っている。

3.未経験で挑戦できるのは20代の特権。環境をガラッと変える

未経験分野への挑戦が許されるのは、20代後半まで。27歳で初めての海外勤務。本社の営業組織の中で天狗になっていた私は、海外事業部ではまったく成果が出ず、挫折を味わった。何ひとつうまくいかず、バンコクのBTSの駅のホームで良い大人がみっともないくらい、悔しくてわんわん泣いた。もうタイ人もびっくり。それも良い経験だったと思える。

そして、30歳にして初めての転職。今までの会社の常識は社会の常識ではなかった、ということに気付けたり、自分の足りないスキルにも気づけた。もし20代に戻れるなら、もっと早く転職を経験しておいてもよかった。

「いつでも戻って来ておいで」と言ってもらえる場所(職場)があれば、挑戦も怖くはない。

4.イメージしたものは現実になる。やりたいことをすべて書き出す

「人間はイメージしたものしか実現できない」
当時の上司にすすめられ、社会人1年目からやりたいことをノートを書くようになった。

会社には海外事業部はなかったが「海外で働く」など当時は想像もできなかったようなことまで書いていたが、あれよあれよと海外事業部ができた。そして5年後に海外事業部に異動することになる。

脳は自分の中での重要性の高い情報を無意識にキャッチしてくれるので、取り合えず書き出しておく。結果的にはそのノートに書いたことは、ほぼ実現出来たんじゃないかな。

5.国内外問わず、とにかく旅をする

20代後半は、仕事にも慣れ、金銭的な余裕も生まれる女子旅の絶好期。年に1度とっておきのネタを持ち寄り、ちょっと良いホテルに泊まり酒を空けまくる。仕事の話、ニューヨークまで男を追いかけた話、修羅場の話から、どうでも良い話まで。

ベトナムの白砂漠をバギーで爆走したり、寝台列車でゴキブリと格闘したり、ミャンマーのインレー湖の夕日が美しかったり、シンガポールのホーカーで好きなものを大量に買いがっつりたり。これは、30代も、いやこれからも永遠に続けていきたい。

6.ズタボロに傷ついても良い。恋愛にどっぷり溺れること。

20代。仕事の忙しさを言い訳に恋愛を疎かにしてしまうと、30代につけが回って来る。
ちなみに、長年付き合った彼からのプロポーズを2年保留にしてしまった私は、30歳で見事に振られることになる。30歳の誕生日に予想もしていなかった「三十路・無職・未婚」というステータスを手に入れてしまい途方に暮れた。

30歳にして、恋愛市場に放り出された私は、恋愛の仕方なんてもう覚えていない!!!!その結果、いわゆるヒモ男が家に転がり込んで来たりと苦労をすることになる。出来ればこういう苦労は20代にしておきたかった・・・

7.外見をピカピカに磨く

「30代になると飲み会に呼ばれなくなる説は本当だね~」なんて話をしながら同世代の女友達とワインを流し込む。

いや、それは違う!当時の写真を見ると、普通にデブでブスな自分が映っていた。そう、台湾勤務で小籠包を主食としていた私は、普通に太りすぎていた。年齢のせいではない!自分自身の問題だったのだ。

そこからパーソナルジムに通い、食事改善を学び、美容医療を活用する。外見を磨く努力は、早いに越したことはない。20代でしておくべきだった。

8.小額投資

お恥ずかしいながら25歳までは、お給料を毎月使い切る生活で貯金はゼロ。インセンティブ等もあり、同世代よりはお給料は高かったと思うのだが、渋谷区の高い家賃・タクシー代・飲み会・デパコスなどの浪費だらけ。

27歳からようやく貯金が出来るようになり、少額投資を始めた。当時は怪しくてよくわからなかったけど、複利の恩恵を理解し、今となっては、あの時初めておいて良かったと思っている。少額投資は20代のうちに初めておいて損はない。

9.ちょっといいものに触れてみる、本物に触れる

ちょっといいスーツを着てみる、3万円のお寿司のコースを食べてみる、業界で一流と呼ばれる人から学ぶ。一流のサービスを受けてみる。

いつもの人たちといつもの居酒屋で飲むのも楽しいけど、ちょっとだけどきどきするような体験をすることで、見える世界が少しだけ変わるような気がして面白い。

10.悩んだときの稲盛和夫

悩みの尽きない20代。同期の出世を素直に喜べなかったり、友達の結婚に焦ったり、いろんなものを犠牲にしてまで私は仕事をする意味はあるの?と考えてたり。そんな時の稲盛和夫。「人間は何のために生きるのか?」など、混沌な時代の中で生き方を問い直してくれる1冊。「こんなしょうもないことで悩んでいる自分ちっせーな!」と思わせてくれる。

今の時代の生き方とちょっと異なる部分もあるから、現代の若者には古臭く感じてしまうだろうけど、ビジネスをする上で大切なことを教えてくれる


20代を振り返ってみて「もう少しタイミングが早くてもよかった」と思うことはあっても、やって後悔しているものは何ひとつない!

「そろそろ日本に帰って来なさい」「そろそろ落ち着きなさい」「無茶苦茶やん」とか、周りにとやかく言われたし、初めての転職では、3,000名の会社から、3人目の正社員として入社。年収が大幅に下がり不安にもなったけど、1年で取り戻すし、なんなら余裕で上回るから大丈夫!

これからも、ちょっとでも自分の中で温度が上がる感覚を大事にして選択をすれば大丈夫。不安だけど、それが正しいから。



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