【最新自作詩】悲恋
月が清げかな
さ零ししきみ
さしゆく瞼に棲みつく
きみは今は何処
共に年月を重ぬと
厚かましくも信じたりき
瀬戸際に立つ今になり
きみにただ一目会はばや
海の底うつろひゆく思ひいで
揺蕩う光の束に手を伸ばす
回想の波が我を攫ひゆく
きみの声も手かれ彼方へ
寒さも覚えぬ声も遥か
いまだに月を見上げば
我思ひいださむや
二人通はしし血潮の熱さを
何も言はれず袖を掴みし我を
振り返りしきみの顔が潮騒に溶けき
月が清げかな
さ零ししきみ
さしゆく瞼に棲みつく
きみは今は何処
共に年月を重ぬと
厚かましくも信じたりき
瀬戸際に立つ今になり
きみにただ一目会はばや
海の底うつろひゆく思ひいで
揺蕩う光の束に手を伸ばす
回想の波が我を攫ひゆく
きみの声も手かれ彼方へ
寒さも覚えぬ声も遥か
いまだに月を見上げば
我思ひいださむや
二人通はしし血潮の熱さを
何も言はれず袖を掴みし我を
振り返りしきみの顔が潮騒に溶けき