分子模型の結合が折れてしまったら・・・この裏技で原子の球は復活します!
分子模型を組み立てていて、結合(ボンド)が折れてしまった!ってこと、分子模型を使ったことがある人なら一度や二度は経験したことありますよね?
そんなときの対処法として、急に思いついてやってみたのですが、思いのほか上手く行ったので、Twitterにツイートしてみました。
分子模型の結合が折れてしまったら・・・。#分子模型 #HGS #分子構造模型 #有機化学
— 松島芳隆(東京農業大学・農芸化学科/ほんまる5章1節・あるケミストの本棚) (@matsushima_y) March 14, 2026
①細目の針金の先をライターで熱する。
②折れた結合の真ん中に数ミリ差し込む。
③少し冷まして針金と結合(プラスチック)が固まるのを待つ。
④ゆっくり引き抜く。… pic.twitter.com/9Gtx1tzy6H
私が授業や小中学生向けのイベントで使用している分子模型は、丸善出版のHGS分子構造模型です。最も安価で初心者におすすめなのが、このA型セット(有機化学入門用)です。
HGS分子構造模型は、原子を表すプラスチックの玉同士を、それぞれの玉の穴に、結合(ボンド)を意味する棒状のプラスチックを刺してつなげることで組み立てるオーソドックスなタイプの分子模型です。
HGS分子構造模型は非常に精密に設計されており、模型を組み立てたときに立体配座が保たれて、グニャグニャ動き回らない点で非常に優れています。その利点があるが故に、歪がかかると結合がポキっと折れてしまうことがあります。
折れてしまうとその結合が使えなくなるだけでなく、折れた結合が原子の玉の穴に嵌ったままになってしまうため、原子も使えなくなってしまいます。
*ハマるってこんな漢字「嵌」だったんですね。
穴から少しはみ出たところがあると、ラジオペンチなどで引き抜くこともできるのだが、たいていは穴にすっぽり嵌った状態で折れているために引き抜けません。
もし、分子模型の結合(ボンド)が折れてしまったら・・・ぜひこの方法を試してください。
① 細目の針金の先をライターで熱する。
*火の扱いや火傷にはくれぐれもご注意ください!
② 折れた結合の真ん中に数ミリくらい差し込む。
③ 少し冷まして針金と結合(プラスチック)が固まるのを待つ。

④ ゆっくり引き抜く。


折れてしまった結合(ボンド)は修復できないので使えませんが、
これで原子の球は復活します!
ただし、火の扱いや火傷にはくれぐれもご注意ください!
終わりに
Twitterにツイートをしたあと、ほかにも折れた結合を取る方法どこかに出てないかな、と調べたけど、針金を熱して刺して抜く方法はシンプルだし、まだ誰もやってないとは思えなかったのだが見つからなかった。
その他の方法としては、「放課後化学講義室」さんに、ちょうど今日の記事として『【分子模型】ボンドが折れて詰まった時の修復法』が出ていました!
手近に電動ドリル(電子工作用ドリル)がある方は、こちらのほうが手っ取り早いかも知れませんね。
追記
私のツイートを引用して、宮元一賢先生が「反対側から押し出す」という先生独自の方法を教えていただきました。穴が増えてしまうという問題はありますが、火を使わない点で安全な方法ですね。
その手があるんですね!私はかなり物理的に反対側から押し出していました🥺(穴が一つ増えます笑) #私のHGS https://t.co/BbEqLqgKIC pic.twitter.com/sPuAcWwxps
— Miyamol⌬宮元一賢 (@38mo1) March 15, 2026
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