お部屋を描くイラストレーターなら部屋を綺麗にせねば!と奮起したら、暮らしが楽しくなった話
お部屋を描くイラストレーターの部屋が素敵じゃなかったら、説得力がないじゃない!
そして暮らしを描くならば、暮らしを楽しまねば!
…そう私が奮起したのは、先月のある日のこと。
よく晴れて春の気配が近づく日でした。
仕事で絵を描いては個人制作で絵を描き、パートに出かけ…忙しなくも代わり映えのない毎日の合間に、ふと思ったのです。
…なぜだろう、無性に片付けがしたい。
時は年度末が近づき、あらゆる「引越し・家具・インテリア…」系の広告が目に入る時期。
おしゃれでかわいく洗練された、『映える』お部屋の数々…
もちろん私はあこがれもありつつ、多くは「作画資料」としてこれらを眺めていました。
『自分の部屋をこういう状態にもっていこう!』という発想には、なかなかならずにいたのです。
そして当の本人は、どちらかといえば…ずぼら。
自分からせっせと片づけるという発想には、あまりなったことがありません。
おまけに、我が家は転勤族でもないのに、なぜかやたら引っ越しが多い家でした。
物心つく前も含めると、現在6軒目。なんやかんや同じ家に5〜10年以上住んだことがない…ということもあって、実家ぐらしではありつつ、「安定した実家」がずっとない、という感覚で、いつしかどこに住んでも〝仮住まい感〟が抜けなくなっていました。
(わりと長いこと、「『実家』とは『祖父母宅』を指す単語」だと思っていたほどです)
さらに一人暮らしへの願望も根強く、模様替えなんかも、「引っ越すときにやればいいか…」という感覚に正直なりがちでした。
当時の私の部屋は、棚に入りきらず床に置かれた荷物が多数…お世辞にもきれいとは言えない状態。
その日、晴れて部屋も温かく、いろいろものごとができそうだ、と思った日…。
とりあえず冬物をしまっていたら、自室の乱雑な床が目に入りました。
本棚に入り切らず、新刊から積み上がっていくサイドテーブル…。
床が定位置になってしまっていて、しかも奥まったスペースで、物を取るたびに何かしらどかさなければたどり着けないアクアリウム用品…。
そのアクアリウム用品が床においてあるせいで近づけず、手を伸ばさないと届かないカバン掛け…。
しまう場所がなく、ベッドの上に仮置きしては、寝るときには椅子の上へと移動させていた洗濯物…。
めんどくさがってそのへんにものが積み重なり、何かするにもものをどかす必要があり、さらにものごとをするのがめんどうになる…という負のループ。
何かするたびにいちいち、ものを移動させる手間をかけている現状、はたしてこのままでいいのか?
このままでは、この部屋は〝快適〟ではなくないか?
そんな疑問が、ふと頭をよぎりました。
さらに、セルフネグレクト気味で自分のことに無頓着だった自分、意識しなければ幸せや快適さから遠ざかる行動をしてしまう自分、そしていつまでも「今すぐにこない『いつか』のチャンスを待っている」自分を、自覚しました。
「いつか」ではなく、「いま」を快適にしても、いいのでは?
そう思い、一念発起しました!
進路やライフステージが上がるとか、引越しとかではないのですが、私なりの「新生活」を、してみようと思ったのです。
もちろんいつか、一人暮らしはしたいです。そのためにお仕事を頑張って、資金を貯めたいと思っています。
それにしても、いつも自発的に片づけようと思わないのに、どうして今はやりたくなったんだろう…。我ながら不思議に思いました…。
何気なくググってみると、春は冬物をしまったり、新生活で不要なものを手放すチャンスだったり、過ごしやすい気候でものごとがしやすくなったりと、なんだかんだ『片付けに最適!春は片付けの季節!』なのだそうです。
私も春の陽気に当てられて、妙にやる気が出てきたのかもしれません。
あとは、単調になりがちだった日々に、刺激が欲しかったのかも。
なにはともあれ、せっかく出たやる気が失せないうちに、お部屋の片づけをすることにしました。
こうしてお部屋を片づけた
1.断捨離してスペースを空ける
まず私の部屋の最大の問題は、収納スペースが少なく、入り切らないものが床に置かれていることでした。
その最大の要因が、本です。
私は紙の本や漫画が好きで、また若干収集癖もあります。
本屋さんに行けば何冊かは買って帰りたくなってしまう…そんな性分です…。
カラーボックスを棚にしていたのですが、結果的にほぼ全部を本棚にしてしまい、たまに少し整理することがあっても、その空いたスペースに隙あらば新刊を入れる…というループに。
また最大収納である押入れは、観葉植物用品やイベント用品、書類、布団、引っ越しの時に結局開けなかった箱…などなどでもう一杯…。
結果、衣服やアクアリウム用品の収納は後回しになり、おしゃれ着はハンガーラックにはまりきらないほど掛けられていたり、下着や部屋着はベッドと椅子の上を行き来してしたり…。
要するに、生活に必要なものや使用頻度が高いものの収納が、あとまわしになっていたのです。
なのでまず、本、そしておしゃれ着を一部減らすことにしました。
本を断捨離する基準は、
1年以上手を付けていない本
もう読み返さないと思う本
情報が古い本、作画資料にならないと思う本
を基本に、主に料理雑誌や漫画本などを中心に選びました。
「作画資料になるかも」と思って買いつつ結局使っていない本や、続きが気になって買ったものの続きがわかって満足してしまった本、逆に気に入って何度も読み返す本などもあり、「今後、あっても読む可能性が低い」ものを思い切って出しました。
段ボール3箱分くらいになったので、宅配買取をお願いし、家まで来て引き取ってもらいました。
一方で本棚についても少し余裕ができたので、また気になった本を買うことはできそうです。
服についても、
1〜2年手を付けていないもの
古くてサイズが合わないもの
今ある一軍の服とコーディネートがしづらいもの
を、思い切って処分し、今まで掛けられなかった服を掛けるスペースを確保しました。
さらに、あまり使わずデッドスペースになっていた机の下の棚や、余計な収納グッズなどもリサイクルショップに持っていき、中に入っていた買い貯めていたリラックスグッズ(入浴剤など)は洗面所の家族の共有スペースへ…。
こうして、結果的にできた空きは、カラーボックス4スペース分!
思った以上に、スペースを作ることができました。
2.「仕舞ったほうが部屋がきれいになるもの」を仕舞う
さて、次は空いたスペースに、床に直置きしてしまっているもの、ベッドやサイドテーブルの上に置かれたままのものなど、「仕舞ったら部屋がきれいになるもの」「ものごとの導線の邪魔になるもの」を、空いたカラーボックスにしまっていくことにしました。
ちなみに、空いたカラーボックスの収納に使ったのは、DCMの収納ボックスです。
そうしてできた収納がこちら!

一部隠しています…。)
ちなみに買ってみたら…サイズをよく確かめず買ってしまったのがいけないのですが、横向きのカラーボックスにピッタリサイズではなく、一部がはみ出てしまいました…。
しかし、その分収納スペースが増えて、想定より多くものが入って、全部片づいたため、これはこれで結果オーライだと思っています。
これまでも「ものを取るために床に置いてあるものをいったん寄せる」などの動作をいちいち挟む必要があり、ストレスだった時と比べれば、「取りたいものにすぐにアクセスできる」ことは、とても気持ちがいいです…!
これだけでも、かなりQOLが上がった気がします!
3.気分を上げるディスプレイをする
だいぶものを減らし、床に直置きすることもなくなって、かなりすっきりした私の部屋。
次はもっと『自分が暮らして嬉しい空間』にするために、気分を上げられる部屋にする工夫をしていくことにしました。
とはいえ、空いたスペースに物を増やしてしまっては本末転倒なので、今あるものを使ってなるべく見栄え良くする、ということを意識しました。
まずは、先ほど空いたスペース。
カラーボックスに空いた4つ分のスペースのうち3つは収納にしました。残り1つは…

鉱物標本コーナーのディスプレイに使いました!💎
引っ越してからずっと飾れず、部屋の隅に積んだままになっていた鉱物標本…やっと飾ることができました!
ガチのコレクターの方々に比べたらかなり小規模なコレクションですが、同じものが2つとない地球の欠片を眺める、贅沢な空間を作れました。
コレクションについては、時間があるときに記事にしてみたいと思います!特にお気に入りなのは、ほんのり薄荷色の『アポフィライト』と、照りが綺麗な『トパーズ』、地元秋田の鉱山で産出した『アメジスト』です。
もう一つ、生活感を減らしておしゃれな部屋にすることも意識しています。
そのために買ったのが、こちら。
無印良品のティッシュボックスです!

現在ティッシュは、我が家ではソフトパックタイプのものを主に使っています。
ですが、残りが少なくなってくると、その軽さのせいで一枚だけ取り出すことが難しかったりして、地味にストレスでした。
こちらを買ってからは、蓋が重しになり、残り少なくなっても一枚ずつ取り出しやすくなりました。これはいい買い物をした、と思っています!
見た目もおしゃれで部屋になじむし、手触りもいいのでとても気に入っています。
片づけて、生まれ変わった暮らしの空間
こうした試行錯誤を経て、生まれ変わったお部屋が…こちら!✨️


足の踏み場があって、好きなものに囲まれて、快適でおしゃれ…
自分好みの空間にできました!
これからはこの部屋を維持しつつ、さらにできる工夫やアイデアがあれば取り入れてみたいと思いました。
お部屋を片づけて、QOLが上がった
部屋が片付いてから、出てきた変化もあります。
写真を撮るのが楽しくなりました!
片づいたお部屋を撮った写真もそうですが、床まで全部含めて写真を撮っても、抵抗がないくらいまで部屋を綺麗にできたこと、これは個人的に大きいです…!
暮らしを描くイラストレーターとして、自分自身の生活も絡めて発信できれば、と少し前から考えていたので、これからはいつでも暮らしの写真を心置きなく撮れます…!
さらに感じている変化が、小さないいことに目がいきやすくなったことです。
これ撮れるかなとか、どう撮ろうかなと考えているうちに、いろんなものに視線がいくというか、焦点が合うというか、ずっと気づかずスルーしていたものが、急にワッと浮き上がってきたような感じです。
見逃しがちな小さな変化や幸せに気づく、これもこれからメンタルにいい面をもたらしてくれるかもしれないので、飽きないかぎり続けていければと思っています。
でも、写真を撮るようになると、こんどはもっと綺麗に、上手に撮りたい…という欲が出てきてしまいます。
いいカメラはさすがにハードルが高いので、今はスマホのカメラで、綺麗に撮る方法を模索しています…。
おわりに
今回は、自分のために部屋を『快適に、そしておしゃれに』変えるために片づけた話をお届けしました。
ほかならぬ「自分のため」にするということ、これがかなり大事だと思っています。
ふさわしくない、似合わない、こういうのは自分にはまだ早い…。今までの私は、こうして、自分や周囲の環境を変えることに、二の足を踏んでいた気がします。
変わることが怖いとか、変わった結果を人に見られて、笑われたりすることが嫌だ、とかいう意識もありました。
でもまず、外側からでも変わってみれば、案外自分自身もそれに合わせていいほうに変わっていく、変わっていけるのではないか。
そして自分で決めて、その目標に向かって動いて、自分がなりたい状態に持っていくために試行錯誤する、仮に完璧な結果を得られなかったとしても、誰にも指図されずに自分で決めて、納得いくまで変えられることが、自分の心を守るうえで、大切なこと。
今はそう感じています。
ともかく今は快適に生まれ変わった暮らしの空間を楽しみ尽くしつつ、お仕事や創作にも精を出していきたいと思います!
そしてこの記事がもし、この春、何か始めてみたい、変わってみたいという方の、何かしらのきっかけになれたら、とても嬉しいです!
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