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tibihime
声優さんが発する『た行』のうつくしさ
『た行』でご飯が進む。いや、ほんとに。
声優であり、歌手でもある坂本真綾さん。僕は坂本真綾さんの『CLEAR』という曲が好きだ。
アニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』の主題歌だったから、知っている人もいるかもしれない。
彼女の透きとおった声に、思わずうっとりする。だけど、聴いているのはそこだけじゃない。
歌詞の中にある、『た行』。これがもうとっても聴き心地がいい!
『た行』は、声優さんが発することで洗練される。言葉という形をした音楽になる。
『つ』を言うときは空気を鋭く突き、『と』を言うときはタンッとかろやかに鼓膜を打つ。
鼓膜も喜んでいるにちがいない。そして、日本語ってうつくしい。何度目かの日本人に生まれてよかったと感じる瞬間だ。
自分だって使う言葉を、こんなに聴き心地よくさせるなんてすごい。言葉を操るのが仕事の声優さんだからこそなせる技だと思う。
『た行』だけじゃなく、『さ行』も好きだ。こんなこと言いだしたら全部好きだし、キリないんだけどさ……!
耳にいい、と言ったらいいだろうか。綺麗な日本語を聴くことは、きっと子どもの情緒をはぐくむのにもいいだろう。たぶん。
そうやって言葉を大切に扱っている感じが、文章を書くことが好きな僕にとってもなんだか親近感がわいていい。
声優さんが歌う曲って、声質についつい耳がいきがちだ。イケボってわかりやすいし、好み!すき!ってなりやすい。
でも、発する言葉の響きにも注目してほしいって思う。言葉を音としてとらえる感覚。
そしたら、またちがった楽しみ方ができる。もっと音楽を楽しめるにちがいない。
あと!坂本真綾さんにた行の文章を読んでもらった音源をずっと聴いていたい。
