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過ぎし日の記憶の痕跡・高密度情景水彩画の新作

京都鉄道博物館にある扇形車庫、その中にあるSLの整備工場を描きました。
複雑な構造に特別詳しいわけではないのですが、撮影した写真を参考に、できる限り細部まで向き合ってみました。ただ、この絵で表現したかったのは「精密な図面のような正確さ」ではなく、空間そのものの空気感を描こうと思いました。

西日が差し込む車庫の中。年月を経て劣化し、錆びた金属の匂い。オイルが滲み出た床の湿っぽさ——。 そんなノスタルジックな気配とともに、昭和のSL全盛期を感じていただけるよう、今表現できるテクニック全てを使って細部まで描いています。

実は、私の父はSLの運転士でした。その影響もあり、子供の頃からSLを見る機会が多く、どこか懐かしい思い出として心に残っています。あのエネルギッシュで温かみのあった昭和の時代感が、絵を通じて少しでも伝われば幸いです。

水彩画テクニックとしては、マスキングで明るい部分から暗い部分まで丁寧にマスクし、色を多層に塗り重ねて表現しています。ハイライトはガッシュで補完しています。

高密度情景水彩画
⚫︎水彩画 ⚫︎サイズ 40×30cm (全て) ⚫︎水彩紙 アルシュ極細目
⚫︎Medium: Watercolor Dimensions: 40 × 30 cm (all pieces) Paper: Arches Watercolor Paper (Hot Pressed / Grain Satine)


水彩で描く蒸気機関車 水彩メイキング


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