ふきだまり #リリックエッセイ47



日本の
最先端とも
最底辺とも
呼ばれる町
ふたつ

ひとつで育ち

ひとつの隣に
移ってきた


意図した
わけない

ただ
そこで生まれ

ここから見える
空の広さに
ズキュンときた


高台から
見下ろしていた
地上を
歩くとわかる

酒場のにおい

ま新しい看板

女の人
男の人

若い人も
お年寄りも

そこを
日常としてる人と

私の
非日常感

その乖離


社会の不正義も

人としての
正義感も

そこに
身を置かないと
見えないもの


罪悪感は
ほとんど捨てた

ノブレス・オブリージュ
なるものも


だけど
忘れたわけじゃない

忘れられるわけがない


濃くも薄くも
間違いなく
つながって
いるのだから


ただ
各地を旅したあとに
湧いてきた言葉は

これだった


「ふきだまり」







2026/08/16

いいなと思ったら応援しよう!