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「目立たない仕事」をしている人が、報われてほしいんですよ


たまには目立ちたいし、
褒められて、正当に評価されたいんですよ。




今の会社に転職して、もうすぐ1年になる。


前の会社を、懲りもせず半ば衝動的に辞めた。
その結果、手取りは減った。

でも、休みは増えた。
だから自分の時間も増えた。

その時間ができたから、こうしてnoteを書くようにもなった。


社会人になって、もう20年以上。
今は5つ目の会社で働いている。

振り返ると、思いどおりに進んできた人生ではない。
僕らの世代は、いわゆる就職氷河期世代。

就きたい仕事に就けなかった人。
選べるほど選択肢がなかった人。
とりあえず働くしかなかった人。
そのまま何となく、今の場所まで来た人。

たぶん、いっぱいいると思う。
僕自身もそうだった。


高校を卒業したら働くつもりだった。
だから普通科ではなく専門学科のある学校に進んだ。
でも、思うような就職先は見つからなくて、
専門学校に進んだ。

卒業のときには内定していた会社もあったんだけど
いろんな事情があって辞退した。
そして1年半ほどフリーターだった。

21歳で最初の会社に就職して、そこから4回転職した。


遠回りな人生だ。
もっと器用に生きられないものか。
そう思うこともたびたびある。

僕がフリーターだったころ、最低賃金は600円台だった。
それが20年以上経って、今では1,000円台になった。

もちろん、それ自体は悪いことではない。
むしろ、必要なことだ。

でも、その一方で物価は上がり続け
社会保険料も税金も、気づけばじわじわ増えている。


では、我々世代の待遇はどうか。


最低賃金の上昇率ほど上がっている実感は、正直ない。
ほぼ横ばい。いや、手取りで見れば実質マイナス。

新卒初任給が30万だ35万だなんて話も見る。
もちろん、それ自体は悪いことじゃない。


わかる、わかるんだけどさ…


そこから取り残されたように働き続けている世代としては、
なんともいえない気持ちにもなる。

そんな人、多いんじゃないかな。


家庭がある人。
子どもを育てている人。
親の介護がある人。
住宅ローンがある人。
今さら簡単に動けない事情を抱えている人。


本当は転職したい。
本当は環境を変えたい。
本当はもっと評価されたい。


でも、現実は
動きたくても、動けない。
地方なら、なおさらだ。


それでも毎日、ちゃんと会社に行く。
誰かがやらなきゃいけない仕事をやる。
表に出ない仕事を、黙って支える。

そういう人たちが、世の中にはたくさんいる。


みんながみんな、大手一流企業で働いてるわけじゃない。
華やかな成果を出せるポジションばかりでもない。

数字で評価されやすい仕事もあれば、
トラブルが起きないことが成果なのに、
何も起きなければ誰にも気づかれない仕事もある。


システムが止まらない。
給与がちゃんと振り込まれる。
請求書が間違いなく処理される。
必要な備品がいつも通り用意されている。
現場が困らないように、先回りして整えている。


そんな仕事は、うまくいっているときほど目立たない。
でも、ひとたび何かが起きると非難の対象になる。


「なんでできてないの?」
「どうして気づかなかったの?」
「前はこうだったのに」


まぁ、ボロクソに言われる。
言われなくても、雰囲気でわかる。


上司から丸投げされた仕事。
前任者から引き継いだ、嬉しくない置き土産。
いつ誰が作ったのか分からないExcel。
止まったら怒られるけど、直しても当たり前にしか
思われない仕組み。


責任だけ重くて、待遇はたいして変わらない仕事。


それでも、何とか回している人がいる。

本当はもっと評価されてもいいはずなのに。
本当はもっと大事にされてもいいはずなのに。

そう思うことがある。


僕は、何か大きなことを成し遂げた人間ではないし、
立派な肩書きがあるわけでもない。
うまく生きてきたわけでもない。

でも、遠回りしてきたからこそ、見えるものがある。


目立たない場所で頑張っている人。
不器用でも、毎日ちゃんと働いている人。
理不尽だなと思いながら、それでも投げ出さずにいる人。
評価されにくい仕事を、今日も黙って支えている人。

そういう人たちのことを考えると、こう思う。


報われてほしい。


ちゃんと見ている人がいてほしい。
ちゃんと評価される場所があってほしい。
ちゃんと休める時間があってほしい。
ちゃんと自分の人生を取り戻せる瞬間があってほしい。


頑張れば必ず報われる。
そんなきれいごとを言いたいわけではない。
だいたいみんなわかってる。
頑張っても報われないことはある。


真面目にやっても、損をすることもある。
声の大きい人だけが得をするように見えることもある。


それでも


黙って支えている人が、ずっと損をし続けるような
世の中であってほしくない。


派手じゃなくていい。
誰かに絶賛されなくていい。
人生が一発逆転しなくてもいい。


ただ、今日まで踏ん張ってきた分くらいは、
ちゃんと返ってきてほしい。
そう思う。


同じように遠回りしてきた人へ。
思いどおりにいかないまま、それでも働き続けている人へ。
責任の重さと待遇の軽さに、ため息をついている人へ。


あなたの仕事は、誰かの当たり前を支えている。


目立たないだけで。
褒められにくいだけで。
なくなったら、きっと誰かが困る仕事だ。

だから、僕は言いたい。




報われてほしいんですよ。





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