見出し画像

動画生成AIのSora 2を試す

Last update 2025-10-8
※ Web/アプリ版の Sora 2 は 2026/4/26 頃にサービス終了しました。
※ (11-30-2025) 現在は1日あたり10回までのようです(ChatGPT Plusは30回のまま)。
※ (10-30-2025) キャラクター(動物やアニメキャラなど、リアルな人物は不可)を登録してカメオ出演できる機能が追加されました。
※ (10-16-2025) 長さが10秒か15秒を選べるようになりました。15秒は2回分を消費するとの情報もあります。ChatGPT Proアカウントはさらに機能が追加されています。
※ (10-5-2025) 現在は1日あたり30回までのようです。
※ (10-3-2025) 現在は1日あたり100回までのようです。

※ 紹介した生成動画はすべて、入力した説明(プロンプト)を付けています。

Sora2を試す | キャラカメオの作成 | 




■ 0. 概要等

▼ 0-0. はじめに

 10-1-2025に、OpenAIが動画生成サービスであるSoraの新バージョン「Sora 2」を公開したので、無料アカウントで試しているところです。

 本記事はいつもの解説記事とは異なり、詳細を省き、筆者が生成した動画の紹介が主です。動画は掲載したXのポストからご覧ください。


▼ 0-1. 注意点

 Sora 2で初めてファイルをアップロードする際、「Media upload agreement」が表示され、同意する必要があります。参考まで、Grokに翻訳させたものと並べて掲載しておきます。

 特にアニメやゲームのキャラクターを登場させる動画が散見されます。入力画像にそれらが含まれていた場合は下記に抵触しますし、プロンプトで意図的に寄せた場合も問題を含む場合があると筆者は考えています。

Media upload agreementの内容

参考:
「ドラゴンボール」「NARUTO」もそっくり再現 Sora 2使った日本のアニメ風動画がXに続々 自民・塩崎衆院議員は「重大な問題」と指摘
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2510/02/news089.html 


▼ 0-2. 招待コードの入手

 執筆時点でのSora 2は、招待コードを使用しないと利用開始できません。いずれ利用者も大幅に増えていき、その後は誰でも利用できるようになるでしょう。ただしその際は、(特に)無料ユーザーの利用回数が大きく制限されることが予想されます。つまり、試したいなら早めがおすすめです。

 筆者は下記のポストのリプライの中から、有効な招待コードを手に入れることができました。ひとつの招待コードは4ユーザー分しかないので、事前に入力画面を開いておき、新しいポストを見つけたらすぐに入力してください。


▼ 0-3. 利用開始の手順(執筆時点)

 ChatGPTのアカウントが必要です。ログインした状態でSora(https://sora.chatgpt.com)にアクセスすると、新しいSoraについての情報が表示されます。「Enter invite code」へ進んで招待コード(invite code)を入力します。

有効な招待コードを入力するとSora 2が利用開始できる
招待コードを入力した後の表示

 利用開始後、画面の下部に動画の説明(プロンプト)を入力して生成を行います。右下のアイコンからアスペクト比(縦長、横長)を設定できます。左下のアイコンから参照する画像をアップロードできます。

 また、「Add cameo」に掲載された人物を参照(使用)することができます。こちらは3.で説明します。

説明文を入力して動画を生成する

▼ 0-4. その他の情報

 生成した動画はdraftsに入り、自身でダウンロードしてシェアしない限り第三者が見ることはできません。

 個別の動画を開いて「Post」を行うと公開され、他のSoraユーザーも見ることができます。Post状態の動画は第三者によるリミックス(動画を元にさらに動画を作成する)ができ、URLで動画のシェアもできます。ただし、ログインしていないと閲覧できないようです。(※ログインしなくても閲覧できることを確認しました。)

 動画のダウンロードは、スマートフォンの場合は個別の動画を開いた状態で横長画面にするか(メニューが表示される)、サムネイル画面で長押しします(Google Chromeの場合)。なお、カメオ機能を利用した場合はPostしないとメニューからダウンロードが選べませんでした。

 動画のサムネイルが暗転したままになってしまった場合は、新しいタブでアクセスし直してみてください。


▼ 0-5. 掲載したポストの分類

 Sora 2は、t2v(テキスト入力のみ)、i2v(1枚の画像とテキストを入力)の二種類に対応しています。また、カメオ機能で許可された人物を登場させることができます。

  • テキスト入力のみ(t2v) → 1.

  • テキストと画像を入力(i2v) → 2.

  • カメオ機能  → 3.



■ 1. テキスト入力のみ(t2v)

▼ 1-1. 概要

 Sora 2は幅広く強力な知識を有し、テキスト入力のみでも優れた動画を生成できます。ポストの数が多いので全ては載せていません。


▼ 1-2. 懐かしのアイドル風

 入力がシンプルでも、このような面白い動画が生成できます。違うものが出ると思うので試してみてください。

説明:
1982年頃の、日本の歌謡曲ランキングの番組で、アイドルが踊って歌っているシーン。

動画の1コマ(懐かしのアイドル風)

▼ 1-3. 様々なシーン

 思いつきで説明を考えてみました。入力のコツとしては、動画投稿サービスに普遍的に掲載されていそうな動画を想像してみることです。

説明(1):
日本の学校の吹奏楽部のコンサートを最前列から撮影した映像。フルートの子が立ち上がってソロ演奏するとカメラはズームインする。

説明(2):
日本のテーマパークで、派手めのかわいい服装をしたインフルエンサーの若い美人が自撮りしながら園内を歩き回る映像。


▼ 1-4. 通販番組風

 普通にやっても面白くないので、あり得ない商品を設定してみました。

説明:
人気の通販番組で男性にバケツの水をかけるが、女性が不思議な掃除機を使うと水だけを吸い取って男性が元通りになる。

動画の1コマ(通販番組風)

▼ 1-5. リアル配信風

 思った以上に迫力のあるシチュエーションと演技が出てきた、お気に入りの動画です。

説明:
YouTuberの男性が生配信で山中の廃墟と化した遊園地を探検していると、浮浪者にも幽霊にも見える人物があらわれて急に走ってきたので、振り向いて全速力で逃げる。

動画の1コマ(リアル配信風)

▼ 1-6. レモンかけるかけない論争

 肯定派の有り余る身勝手さは問題があると思いつつ、かけるのが好きです。

説明:
朝まで討論でからあげにレモンをかける派とかけない派が熱く論争して乱闘になりかける

動画の1コマ(レモンかけるかけない論争)



■ 2. テキストと画像を入力(i2v)

▼ 2-1. 概要

 Sora 2は、画像を1枚入力して動画を生成することができます。通常は動画の開始フレームに画像がそのままあてられます。

 適切な説明(プロンプト)を書くことで、画像に含まれる内容をリファレンスとして利用できます。つまり、1枚の画像に様々な情報を詰め込んで与えることができるので、より凝った動画を生成するためにはこれを使いこなす技量が要求されると思います。


▼ 2-2. アニメOP風

 Sora 2で初めて生成した動画です。入力画像は再生前のサムネイルに表示されているもので、Qwen-Imageを利用しました。

説明:
アニメのオープニング

動画の1コマ(アニメOP風)

▼ 2-3. トークシーン

 ほとんど腕しか動かないので、「身振り手振り」という具体性のない説明が良くなかったのだと思います。入力画像はGeminiで生成したので、右下にマークが残っています。

説明:
言いにくい頼み事を身振り手振りで話します

動画の1コマ(トークシーン)

▼ 2-4. 双子のダンス

 生成した中では非常によく動く動画です(荒さや破綻もあります)。入力画像に1人しか写っていなくても、「双子」と書くことで見た目が似ている人物を追加しています。

説明:
双子の妹と一緒に踊った奇妙なダンスが大流行

動画の1コマ(トークシーン)

▼ 2-5. 魔法少女の変身

 これ以前にも失敗作を出していて、まだうまく作ることができません。説明を上手に書いてやる必要がありそうです。

説明(1):
森で魔法少女に変身するシーン。その場でジャンプするとそのまま空へ飛んで行き、身体が強い光に包まれたまま服が流れるように入れ替わり、地上に降りてくる。

説明(2):
背景は森で、魔法少女に変身するシーン。その場でジャンプすると回転しながら空へ浮かんで行き、身体が強い光に包まれたまま服が溶けるように入れ替わり、地上に降りてくる。


▼ 2-6. 巨大な像が動き出す

 入力画像は最初のフレームのものです。人々を静止させることなく動かしたかったのですが、残念ながらうまくいっていません。

説明:
写真を撮る人がさらに増えると、急に女の子が立ち上がって笑顔でこちらに向かって歩き始め、人々がパニックを起こして逃げ惑う。

動画の1コマ(巨大な像が動き出す)

▼ 2-7. 告白シーン

 シンプルな説明で、想像よりも上手に生成してくれました。こういうこともあるので、難しく考えずに挑戦してみてください。

説明:
女子がためらいながら最後に好きと告白するシーン。

動画の1コマ(告白シーン)

▼ 2-8. オリジナルの3人を登場

 3人の画像を1枚にまとめて入力してみました。それぞれのズームアップも動画に含まれているのは良いと思います。一貫性を保つなどの必要があるものは、すべて画像に含めておくと良いでしょう。

説明:
一瞬でシーンを切り替える。三人がかわいい部屋に集まってテーブルの上にお菓子と飲み物を広げて談笑している。

動画の1コマ(オリジナルの3人を登場)

▼ 2-9. Vtuberの配信

 たまたま尺がうまい具合になった例。

動画の1コマ(Vtuberの配信)

説明:
城の王女様の部屋をイメージしたVTuberの配信画面で、女性が透き通るようなはっきりした声で日付(2025/10/2)を言って、今日も頑張ろうと声をかける



■ 3. カメオ機能

▼ 3-1. 概要

 Sora 2は、実在の人物の利用に制限がかかっています。その代わり、本人が認めた場合は利用できるカメオ機能があり、友達と一緒に動画に登場させる用途を想定しているようです。

 ただし、OpenAIのサム・アルトマン等のいつでも利用できる人物もいて、これらは説明の入力欄をクリックすると表示されます。アイコンをクリックすると文字列が入力されて、挙動が理解できます。

カメオ機能ではじめから利用できる人物

▼ 3-2. 私は神になる

 せっかくなので、本命と言えるサム・アルトマン氏(@sama)を選びました。何度か試したのですが、三輪車の速度を緩めることができませんでした。また、最初の文を入れないと横長にしても縦長動画(左右が真っ黒)になってしまいます。

説明:
テレビ番組のカメラが偶然捉えた衝撃映像。大きな国際空港の免税店の売り場内で、目を輝かせた @sama が幼児向けの三輪車に無理やり乗ってこいでいる。そして OpenAI is supreme. I will become God. と繰り返し言いながら、たまたま居合わせた多国籍の客から拍手喝采を受ける中を手を振りながら歩くよりも遅い速度で通り過ぎていく

動画の1コマ(私は神になる)



■ 4. その他

 私が書いた他の記事は、メニューよりたどってください。

 記事に関することで何かありましたら、Xの@riddi0908までお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!