心お弁当【毎週ショートショートnote】

「いただきまー…えっ。」
毎日妻に弁当を作ってもらっている社会人の彼は、いつも通りお弁当のフタを開いた。
「あれ先輩、昼から結構ガッツリっすね。」
「え?あ、あぁ…。」
お弁当にはパンっパンに焼き肉が詰められていおり、【心お弁当】という紙が挟まっていた。

「これって何の部位なんだろう…。」
彼は口に運んで見るが、何か分からない。
焼肉に行ったらカルビとハラミしか食べない彼なので、それ以外の部位ってこと以外わからなかった。

「ねえ、これって何かわかる?」
さっきの後輩に一つ肉を渡し、何の肉か聞いてみる。
「ん~、これハツっすね!心臓です!」
なんでこんな急に大量のハツを詰められたのか一瞬分からなかったが、すぐに理由が分かり、すぐに謝罪のメールを送った。

メールはすぐに帰ってきて、【気にしないで♡】と一文だけ。
苦笑いをした彼は自分の席に戻って、食事を続ける。
冷凍食品ばかりで嫌と言ってしまった昨日の夜。
今日は二つの意味で心がこもっていた。

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【偽名】佐久間 ユマ 見ていただきありがとうございます! これからもよろしくお願いいたします!