『産後100日養生』が必要な訳
助産師39年目のMAYUMIです。
産後1ヶ月健診で産科の医師から
「もう、普通の生活に戻っても良いですよ」と言われたら
『妊娠前の普通の生活』と勘違いして動き回るママがいます。
いえいえ『産後100日養生』を心がけてください。
『産後100日(3ヶ月)養生』とは
1. 赤ちゃんのお世話中心生活で赤ちゃんより重い物を持たない
2. 目や頭を使い過ぎない
3. 暇があれば“食べて寝てぽか~ん”とする
4. 冷えを予防する
5. バランスよく食べて腸内環境を整える
なぜならば産後100日はホルモンの嵐の真っただ中にいるから。
まずこの期間は“プロラクチン”というホルモンがとてもたくさん出ています。
プロラクチンは母乳を作るホルモン。
授乳にとても必要なホルモンですが産後の女性の心をざわつかせます。
イライラしたり不安感や、焦り感が出たり、涙もろくなったり…。
妊娠していない時は血液中にちょろちょろとしか出ていないのに
産後はシャワーのように降り注いできます。
さらに授乳のたびに2~10倍圧で降ってくる。
そのシャワーのような出方が落ち着き始めるのが産後3ヶ月。
もう一つ授乳に関係しているホルモンが“オキシトシン”。
このホルモンは母乳を出すホルモン。
プロラクチンで作られた母乳は赤ちゃんがおっぱいを吸うことでオキシトシンが出て母乳が出る仕組みになっています。
ウオーターサーバーのスイッチのようなものね。
このオキシトシンは「愛着ホルモン」「幸せホルモン」とも言われています。
だから赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえばもらうほどこのホルモンが出て赤ちゃんがかわいく思え、授乳していると幸せな気持ちになるのです。
さらに赤ちゃんも生後3ヶ月を過ぎると丸々として見た目に安心感が出てきます。
目が見えるようになってママに微笑み返しをし始めます。
ママはそんな様子の赤ちゃんを見ると可愛くて触れたくなります。
赤ちゃんに触れるとオキシトシンが出るのでママの気持ちが安定します。
反対に赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえなかったり、赤ちゃんと離れ離れになるとこのホルモンが出にくいのでママはとても不安になります。
このようなホルモン状態は理性で抑えようとしても無理です。
それを無理に律して理性的に物事を処理しようとするとアドレナリンが出ます。
アドレナリンはオキシトシンの分泌を抑えます。
目や頭を使い過ぎるのもホルモンの分泌を抑えます。
冷えて免疫力がおちるとホルモンが乱れます。
ちゃんと食べないとホルモンが枯渇します。
すると「私ばっかり子どもにかかりっきりになっている…。大変な目にあっている…。」と不公平感、不平等感、自己犠牲感が出て子育てが辛くなります。
産後うつにも移行しやすくなります。
だから産後100日は赤ちゃん中心の食っちゃ寝、ぽか~ん生活。
傍にいる人は産婦がそのような状態でいられるよう、赤ちゃんと同じようにそ~っとしてあげてほしい。
寝た子と母は起こさない、怒らせない(笑)…。
この産後の養生を怠ると産後はなんとかやり過ごせても
更年期以降にきますから…。
(経験者は語る!)
だから産後100日は「やれてもやらない」を合言葉に養生してくださいね。
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今日も最後までのお付き合いありがとうございました。
