見出し画像

着付けのこと

こんにちは、まゆナベです。
本日は着付けのお仕事、こだわりの話を改めてしたいと思います。
それでは本日もおはじめしましょう!


デジタル加工の補正って着物と同じ?


▲TORAさんの作品は光も画角も唯一無二。

洋装と和装の違いを表す言葉で好きな表現があります。

「洋装は造形を美しく魅せるもの、和装は色彩を美しく魅せるもの」

これがいつの間にか流行らなくなり、
和装も造形美を目指し始めたように感じます。

一切のシワを取り去た方が美しく見えるデザイン、素材が
どんどん普及しました。
ですから私のように戦前着付けで現代物を纏えば、
かえってヨレヨレに見えるんです。

その流行は、いつの間にか人の顔加工にも及ぶようになりました。
日本の補正は色彩美から、造形美へ変化してしまうのでしょうか…

*****************

正直、わたしはモデルさん着付けに興味が湧かなかった偏屈モノなんです。
庶民的表現を依頼頂き、見つからなければ地方へ弾丸で衣装仕入れに行って再現しようと努めても、

こだわったシワも、色も、ゆるみも全部補正・加工され、
私の表現したモノは全部デジタルで飛ばされる。

モデルが、カメラマンが魅力を引き出したとて、
世間の反応が加工に加工を重ねる。

それはいつの間にか私もInstagramで重ねるようになっていった。
2020年、オンラインの普及が加速し、
日常生活もデジタルを通して交流するようになった時期がある。

あの時、私自身、なにかが狂った気がした。
ふときれいだなと思った風景、かわいいなと思った人の顔、
寫眞に撮って、うまく映らなくて。

加工で実物の色彩美に寄せようとして、
いつの間にかデジタルな造形美の完璧を求めて
「なんだこれ」ってなる。

この面すら加工し始める迷走。これ、手のフィルター感すごくないか?シワどこ?!蝋人形。爆笑

そんな時、TORAさんに出会ったんですよ。
当初一緒に活動していた時はわかっていなかったけれども、
改めて今見ると、彼の作品は

「どこかの誰かの視線そのもの」

ですから彼はいつも撮影依頼時に聞いてきます。
「きれいに撮りませんよ。不細工に撮っても良い人ですか」
と。

彼の言う不細工とは、醜いを表しているわけではなく、

「造形美はしませんよ、色彩美で撮っても良い人ですか」

の意味に感じます。

▲彼の補正は、私にとっての正解だ


▲こんな素敵な笑顔、光、風景は、髪の乱れ・シワを取り去るデジタル加工では表現できない

私はいつの間にか彼の作品に魅せられていきました

初めての挫折・経験

わたしは最初「お手伝いさんプロジェクト」として参加したのが
始まりだったんです。

経験の浅い私はモデルさんの魅力をうまく引き出せず
それをモデルさんのせいにして逃げていたんです。

どんな身長、体格、造形も関係ない。
戦前和装の要である色彩美の表現を忘れていたんですよね。

モデルさんにもTORAさんにも大変申し訳なく思いますが、
あの経験は、あの時、私にとって
とても必要だったことに思います。

初めて自分に認められた瞬間

▲私の代表作。佐々木さんの着付け

彼女に出会い、着付けをさせて頂き、
初めてモデル、カメラマン、着付け師が一体になったのを感じた。

もちろん先述のモデルさんを着付けさせて頂いた際も
懸命に努めたつもりだったが、どこか傲慢な自分、
譲らないでベクトルを自分に合わさせようとしていた自分がいたんです。

それでは「色彩美」は完成しない。

その反省も経て、自分でもゾクっとする感覚で、撮影は進んだ
以下の動画は当日の様子(無加工)と、
後半は結婚記念に依頼いただいた夫婦の撮影風景の裏側です

ここに造形美は、ない。
なんの加工もないのに、
当時の建物に溶け込むのは「色彩美」。

▲一番お気に入りの建造物「仕立て屋」さんにて

造形美は、彼女の積み重ねてきたモノだけで
十分なのが戦前和装の「色彩美」。
そこを狂ったように焦り、もがいて、
追い求めていたからこそ
装飾品の極めて少ない夏の装いになったんだと思う。


▲こんなに可愛い夫婦いるだろうか、と、彼らの内面の美しさをひたすら感じる撮影でした

わたしは撮影を重ねるごとに、
もっと勉強したい意欲が湧いた。
高身長・長髪の彼の衣装に苦戦した。


▲サスペンダーを自分で調節頂いた。祖父もそうですが、サスペンダーは調整に性格が出て好き


でも自分の祖父だって高身長だった。
それを祖母は一から作って見せた。

私も作ることは叶わなくとも、
戦前だって平均だけじゃない。いろんな人がいた。
私は「戦前色彩美」をもっと勉強し、励みたいと思った。

メイクは自分で?

また、顔面について大切なこと。

モデルさんにはご自分でいつものメイクをして来て
頂いています。
造形変身企画のようで、造形変身企画でない。
モデルさんの日常ごとタイムスリップした
ファンタジー作品だから。

ここにプロをいれた場合、
よほど匙加減がツーカーに合う人でないと
メイクさんの作品になってしまうから。

それほど、メイクは必要不可欠で
重要だ。

だから感情移入する映画、ドラマのヘアメイクさんって
すごいと改めて思います。

これからのこと


▲TORAさんが撮影してくれた不細工な私。とてもお気に入り!

なんとTORAさんお引越し!!!!!!!
依頼自体、お受けできるかどうかと、
お受けできても交通費など変更確認必要のため、
早めのご相談をおねがいします。

一番気になるのは衣装、撮影場所、価格だと思います
まとめてみました

出張着付け詳細

\ みどころ!/

▲世にも珍しい道具や技法がポンポンでてきますよ!


▶戦前庶民着付けを着付け道具や技法、まるごと体感頂けるのはココだけ!
▶重伝建を撮り歩くTORATBIXにより、物語の主人公のような作品に仕上がります

▶衣装に関して
スタイリングした衣装一覧より選んでから依頼」の撮影スタイルではありません。依頼頂いてから、ご依頼主さまの好みの色、雰囲気(竹久夢二、高畠華宵や朝ドラなど)なぜ撮影したいかを伺い、スタイリスト兼着付け担当のまゆナベが手持ちまたは仕入れにて揃えます。
大切にしているのは、「何を着たいか」ではなく、「どんな姿の私になりたいか」のお手伝い♪

Q.なぜ衣装を事前に用意しないの?
A.同じ衣装をモデルさんに着せないため。「誰かの日常」にインパクトのある衣装で「私(まゆナベ)」を出さないためでしょうか。曲者ですね。苦笑

▶セット内容
フルレンタル、またはお手持ちの着物や帯、髪飾りに合わせてコーディネートします。料金かわりません。
※昭和着付を昭和の風景と共に撮るシリーズの為、現代物の現代着付依頼は基本的にお受けしていません。ご了承下さい。

事前またはこちらへご依頼別途購入いただくものは、
①足袋②裾除け③肌着です。
撮影後の衣装に関しては当日お着替えにて回収またはスーツケースごとお渡しで後日着払い返送など臨機応変に事前相談のうえ、対応します。
※襦袢、腰ひも類もこちらで戦前復刻のものを用意し、着心地ごと体験してもらう内容です。
非公開であれば、特殊な戦前着付け法も動画なり御写真撮影、もちろん可能です!ぜひ覚えてください♪

Q.すべて、または一部買取可能か?
A.もちろんです!帯や着物で着付け法が分からなければ、レクチャー動画もサービスで付与させて頂きます。ぜひご自身でもお召しになってみてください。現金ほか、各種クレジットなどICチップまたはタッチ決済対応

Q.クリーニング代は含まれますか?
A.はい。着付担当が自分で刺繍含め、染み抜きも直しもしておりますのでこの価格です。故意はもちろん、着用困難または大きな破損に関しては別途相談になる場合があるので、ご自身の一張羅を着る心持ちで普段通りにお召し頂けたら幸いです!笑

▶撮影場所に関して
できるだけ物語・ファンタジー感を出すべく、また後世への記録として重伝建をおすすめしております。
お住まいの地域、または希望の場所の近くにひっそりたたずむ
昭和の風景をカメラ担当のTORAさんが事前にお探しし、撮影したりしています。
参考動画は東京の「江戸東京たてもの園」です
別途観覧料(入場料)400円(2025年9月現在)がかかります。

▶費用に関して
50,000円

戦前着付け体験・フルレンタル・撮影・撮影データ付与含める
これ、破格です!!!!(花嫁衣裳など普段着以外は別途相談)

ここに別途交通費を頂戴しております。
移動はまゆナベが公共交通機関使用、
カメラマンが車移動のため、駐車料金ほか
ガソリン代のお気持ち頂戴しております。

※場所、衣装、費用に関してもちろん依頼前に概算や
およその見積もり、雰囲気お伝えします。

※まゆナベ着付け・スタイリングのみの出張
18,000円+交通費(戦前着付け体験・フルレンタル・返送費用などすべて含む)
※一日付き添いで無いため、上記に費用変わります。
費用に関してリピーター様、講座参加者様、ご購入者様、お知り合いの方は事前にご相談ください。

事前にまゆナベとZoomも可能です。お気軽に以下よりメッセージお待ちしております!

トラタビックスInstagram


それではまた♪

いいなと思ったら応援しよう!