婚活の“理想”がしんどくなる前に、読んでほしい話
——完璧な人って、どこで売ってるんでしょう?
娘の話、そして息子の話を書いてきました。
ひとりは推し活を楽しみながら、自由に生きる32歳。
もうひとりは、美容師として日々を忙しく過ごす29歳。
ふたりとも、いまのところ結婚する気配はゼロ。
でも、わたしはそれでもいいと思ってます。
彼らが“自分の人生を楽しんでいること”が、親として何より嬉しいから。
そんなわたしが、婚活カウンセラーという仕事をしています。
矛盾してるようだけど、だからこそ見えてくることもあるんです。
たとえば、「理想の相手」ってなんでしょう?
婚活の現場では、よくこんな言葉を耳にします。
「理想の相手がなかなかいなくて…」
「理想が高いんでしょうか?」
「理想の人に出会えたら、すぐ結婚すると思うんですけど」
うんうん、わかる、わかる。
言いたいこと、すっごくよくわかります。
でもね…その“理想の相手”って、
今どこで何してる人なんでしょうね?(笑)
たとえば、「年収700万以上で、穏やかで、価値観が合って、清潔感があって…」
それ、ひとつずつはわかるんです。わたしだって「うん、いいじゃん!」って思う。
でも、全部そろってる人って、大体もう売り切れてます(笑)
それか、そもそも…存在しない説もあります(笑)
以前、ある女性がカウンセリングでこんなふうに話してくれました。
「理想は、年収はそこそこあって、優しくて、穏やかで、価値観が合って、家事も育児も分担してくれて…」
うんうん、とってもわかる。
わたし、真剣にうなずきながら聞いてました。
……で、最後に、つい言っちゃったんです。
「で、その人…いまどこに住んでる設定ですか?パラレルワールド?(笑)」
彼女、一瞬ポカンとして、でもすぐ笑い出しました。
「いや〜たしかに!マンガかゲームのキャラかも(笑)」って。
でも、すかさずわたしは追い打ちします。
「で、そのマンガのキャラみたいな人が、あなたに惚れるとしたら…どこに惚れると思います?」
さっきまで笑ってた彼女が、今度は「……え、それは……」と真顔に。
わたし、ここぞとばかりにニッコリしながら言いました。
「これ、理想あるあるです。条件はたくさん語れるのに、“相手からどう見えてるか”は抜けがちなんですよ〜☺️」
彼女、しばらく黙って、最後はボソッと一言。
「ほんと、それですよね。図星すぎて、笑えなくなりました(笑)」
理想って、持ってていいと思うんです。
でも、時々それは「理想」じゃなくて、
“想像上の人物”になっちゃってることがある。
しかも、それを探すあまり、
目の前の“ちょっと感じのいい人”や“妙に気が合う人”をスルーしてたりする。
もったいないですよね。
うちの夫なんて、理想とは真逆でしたよ。
寡黙で、細かくて、感情を表に出さないタイプ。
でも、なぜか23年くらい一緒にいました(笑)
今は別居してますけど、「この人でよかったな」と思う瞬間、実はいっぱいあるんです。
理想って、完成品じゃない。
“一緒に育てていくもの”だと、わたしは思ってます。
最初から完璧な人が現れるんじゃなくて、
「この人となら、多少ズレても楽しく暮らせるかも」って思える相手が
一番“現実的な理想”なんじゃないかなって。
理想の相手って、どこの誰?
もしその問いに疲れてしまったら、
“この人となら、ホッとできそう”を大事にしてみてください。
完璧じゃなくていいんです。
ちゃんと笑える日々の方が、長く続くから☺️
「なんかこの人、ちょっとズレてるかも。」
「でも、ちょっと話してみたいかも。」
そんな風に思ってもらえたら嬉しいです☺️
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🌱次回予告
「わたしが“結婚したい”って思う瞬間」
