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マンガデザインで描く昭和100年その49〜昭和49年(1974年)〜

どうもどうも、吉良です。

2026年4月29日昭和の日、ゴールデンウィークのスタートです。

また今年(令和8年)は、昭和元年から起算して満 100年を迎えることを記念して天皇皇后両陛下を迎えて日本武道館にて「昭和100年記念式典」が執り行われました。

式典は、激動と復興の時代を振り返り、将来に思いを致す機会となるようにと開かれた政府主催の行事で、高市総理大臣をはじめ、三権の長や各界の代表らが出席しました。

そのタイミングに合わせて、マンガデザイナーズラボは、昨年企画した「昭和」に学ぶことをテーマに制作した「昭和100年企画」に引き続き、「失われた30年とは言わせない」をメインテーマに平成・令和世代に焦点を当てた「昭和に生まれ平成・令和に成長したスポーツ・文化芸術」を啓蒙する満昭和100年企画を大手広告代理店とともに創り、日本経済新聞等でメディアミックス展開をしていきます。

まさに『昭和の日』4月29日は、そのスタートの日です。協賛クライアントの力をかり、日本経済新聞にマンガデザイナーズラボが大阪芸術大学生の協力のもと企画プロデュース、デザインをした作品が掲載されました。

(2026年4月29日 日本経済新聞掲載)

この企画が生まれたきっかけは、僕の30年来の大親友でFIFAワールドカップアメリカ大会とフランス大会の企画の中心を担っていただいた、初代Jリーグヴェルディ川崎のJリーガーで、日本サッカー協会強化委員長、京都サンガのGMなどを歴任した元サッカー日本代表主将・加藤久氏です。「昭和100年MOOK」を真剣に読んだ初見で、さりげなく示唆してくださいました。

この昭和100年MOOKです。

加藤久氏はこのようにコメントしてくださいました。

この昭和100年MOOKは、本当に面白くて素晴らしい。でも、この企画はこれで終わりではなく、始まりの未来企画になるよ。

昭和の良さはもちろん理解できるけど、昭和で完結している訳ではなく、 昭和に生まれて平成・令和に成長したスポーツ・文化・芸術もあるよ! それも形にしたらどう?


今回のマンガデザインで描く昭和100年は1974年(昭和49年)になります。

高度経済成長が終わりまさに現在のイラン戦争におけるホルムズ海峡封鎖のようなオイルショックが日本経済にボディブローのように効き出した時代でした。

その当時、4月29日は天皇誕生日と呼ばれ昭和天皇の誕生日で国民の祝日でした。

1989年(昭和64年)1月7日に昭和天皇が崩御され、明仁皇太子が天皇に即位されると、天皇誕生日は新天皇の誕生日である12月23日となりました。

それにより、4月29日は「みどりの日」として改めて祝日とされました。

その後2007年(平成19年)に4月29日は「昭和の日」となり、「みどりの日」は、5月4日に変更されました。
まさに昭和・平成の歴史ですね。


マンガデザイン展で人気No.1だった「昭和100年企画」
企画ゾーンは年ごとに2作品ずつ展示していて、俯瞰で見た時、日本の昭和史がよくわかるように工夫しました。まさに下の写真のようなレイアウトです。

昭和史も20年刻みにまとめました。今回の昭和49年を含む昭和41年から昭和60年までのコメントをご覧ください。

今回のテーマである昭和49年(1974年)のマンガデザイン展の展示作品を紹介します。

(大阪芸術大学 デザイン学科 上原龍平さん)

【制作意図】
1974年の長嶋茂雄引退を描きました。「一時代を支えた名選手の引退」というファンにとって悲しくもありさびしさも感じるこのシーンを、その思いが伝わるように制作しました。
・当時から阪神ファンだった僕も長嶋茂雄選手はリスペクトしていました。(吉良)


(大阪芸術大学 デザイン学科 粟生菜々珠さん)

【制作意図】
1974年の「花とゆめ」創刊を描きました。今も続く少女漫画雑誌の始まりが気になったので取り上げました。表紙を飾ったこやのかずこ先生の「食べなきゃソン‼」をはじめ、山岸涼子先生の「アラベスク 第Ⅲ部」、三原順先生の「はみだしっ子」、75年と78年に連載が開始した美内すずえ先生の「ガラスの仮面」と魔夜峰央先生の「パタリロ!」など1970年代を代表する作品の一部を描きました。
・今も続く少女漫画の先駆けですね。(吉良)


日本経済新聞社とニッポン放送との共同企画でマンガデザイナーズラボプロデュースの『昭和100年プロジェクト~昭和から100年、そして未来へ』のサイトもスタートしています。こちらには最新のメッセージやこのnoteのまとめも載せる予定です。こちらもお楽しみください。

2月26日のイントロダクションからスタートした『マンガデザインで描く昭和100年〜未来の若者たちへのキーワード『SHOWA』〜』。今回は昭和49年です。

読まれている皆様をタイムマシンで移動しているように感じてもらえるようにできたらいいなと思っています。是非一緒にお楽しみください。では企画スタートです。

●昭和49年(1974年)の出来事

昭和49年(1974年)は、経済の停滞と政治改革への動きが重なり、日本社会が新たな時代への転換点に立った年でした。

まず、前年の石油危機の影響が続き、日本経済は「狂乱物価」と呼ばれる深刻なインフレーションと景気停滞に直面しました。政府は物価抑制や景気安定を図る政策を進め、これまで続いてきた高度経済成長から安定成長へと移行する転機となりました。

こうした経済状況の中、政治面では金権政治への批判が高まり、与党内外で改革を求める声が強まりました。特に、田中角栄首相の資金問題が国会などで大きく取り上げられ、金脈問題として社会的関心を集めました。

この問題を受け、12月に田中首相は辞任し、後任として三木武夫が内閣総理大臣に就任しました。

社会面では、公害問題や生活環境の改善への関心が引き続き高まり、環境保全や消費者保護に関する政策の整備が進められました。また、同年には大規模な企業倒産として日本熱学工業倒産が起こり、オイルショック後の経済不安を象徴する出来事となりました。

映画界では、山田洋次監督による国民的シリーズの一作である「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」が公開され、主人公・寅次郎を演じた渥美清の人情味あふれる演技が多くの観客に支持されました。

同シリーズは当時の日本映画を代表する人気作品として、庶民の生活や心情を温かく描いたことで広く親しまれていました。

スポーツの分野では、プロ野球で中日ドラゴンズがリーグ優勝を果たし、同年の日本シリーズでも優勝して球団初の日本一となりました。

また大相撲では横綱北の湖敏満が台頭し、若くして活躍する力士として注目を集めました。


●マンガデザイン作品

(大阪芸術大学 文芸学科 有澤成飛さん)

【制作意図】
1974年に発売されたモンチッチを題材に、モンチッチと〇ブブのストーリーを描きました。最近道を歩いているとラ〇ブをカバンにつけている人をよく見かけますが、時折モンチッチをつけている人がいます。あれは〇ブブを買えないからなのか、モンチッチが好きなのか、まさか見分けがついていないのか。疑問ばかりが思いついたため描いてみました。

【吉良視点】
昭和と令和を繋いだこのマンガ「素晴らしい」です。モンチッチを書こうとしたそのタイミングで現在大流行のラ○ブを想起。天才的な発想力です。
この設定でこのマンガには命が吹き込まれました。設定は大切ですね。流行の捉え方もいいです。


(大阪芸術大学 デザイン学科 井上桜華さん)

【制作意図】
1974年はルマンドが発売された年だそうです。ブルボン家のルマンド王子という設定で擬人化しました。

【吉良視点】
「ブルボン家のルマンド王子」この創造力からくる設定が素晴らしすぎます。50年以上の歴史を感じさせない現在でも若々しい商品をイメージさせる広告デザインにも活力を感じます。制作意図はもっと書けるはずですね。


次回昭和50年もお楽しみに。

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吉良俊彦(マンガデザイナーズラボ代表) 最後までお読みいただきありがとうございました! スキ、コメント欄への感想、リクエスト、シェア等、大歓迎です。 スキ、フォロー時にはランダムで吉良語録メッセージをお送りしておりますのでお楽しみください!