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マンガデザインで描く昭和100年その39〜昭和39年(1964年)〜

どうもどうも、吉良です。

2月6日に開幕したミラノ・コルティナ2026オリンピック。日本代表の快進撃が続いています。

先陣は7日スノーボード男子ビッグ・エアで、いきなり木村選手が金メダル、木俣選手が銀メダル。ほぼ同時に行われたスキージャンプ女子NHで丸山選手が銅メダル獲得で一気に勢いがつきましたね。

8日にはフィギュアスケート団体戦で日本代表が銀メダル。9日にはオリンピック3連覇を目指した高木選手がスピードスケート女子1000メートルで惜しくも銅メダル。

同じく連覇を目指したジャンプ男子NH小林選手は連覇はできませんでしたが、新鋭の二階堂選手が銅メダルを獲得しました。

この日には金メダル第2号が誕生。スノーボード女子ビッグ・エアで男子に続いて村瀬選手が大逆転金メダル!感動しました。

10日にはスキージャンプ混合団体で日本チームが念願の銅メダルを獲得。4年前に悔しい思いをした高梨選手の無念をチーム全員で晴らしたのは、まさに天晴ですね。

ここまでがミラノ・コルティナ2026オリンピックの現在までの経過です。それにしても、日本選手達の成長は凄まじいものがあります。

日本が戦後、スポーツにおいて国際社会に完全復帰したのがまさに今回の「マンガデザインで描く昭和100年」で取り上げる僕のスポーツ好きとも関係の深い東京オリンピックが実施された1964年、昭和39年になります。


マンガデザイン展で人気No.1だった「昭和100年企画」
企画ゾーンは年ごとに2作品ずつ展示していて、俯瞰で見た時、日本の昭和史がよくわかるように工夫しました。まさに下の写真のようなレイアウトです。

昭和史も20年刻みにまとめました。今回の昭和39年を含む昭和21年から昭和40年までのコメントをご覧ください。

今回のテーマである昭和39年(1964年)のマンガデザイン展の展示作品を紹介します。

(大阪芸術大学 デザイン学科 儀間生織さん)

【制作意図】
1964年の東京オリンピック開催を描きました。1964年の東京オリンピックで特に強く印象に残っているのは、開会式の入場行進の様子だと思います。赤と白の印象的な衣装とブルーインパルスの描いた五輪のマークを描きました。

・日本のユニフォーム、チームウェアは基本的に国旗の色、赤と白ですね。(吉良)


(大阪芸術大学 デザイン学科 森美由紀さん)

【制作意図】
1964年に発売されたかっぱえびせんを描きました。1950年頃の日本は食糧不足の時代でした。そんな中で「人々においしくて栄養満点で腹持ちのいいものを食べさせたい」という思いから生まれた日本初の小麦あられです。

・「やめられない、止まらない」の秘密を聞いたことがあります、言えませんが。(吉良)


日本経済新聞社とニッポン放送との共同企画でマンガデザイナーズラボプロデュースの『昭和100年プロジェクト~昭和から100年、そして未来へ』のサイトもスタートしています。こちらには最新のメッセージやこのnoteのまとめも載せる予定です。こちらもお楽しみください。

2月26日のイントロダクションからスタートした『マンガデザインで描く昭和100年〜未来の若者たちへのキーワード『SHOWA』〜』。今回は昭和39年です。

読まれている皆様をタイムマシンで移動しているように感じてもらえるようにできたらいいなと思っています。是非一緒にお楽しみください。では企画スタートです。

●昭和39年(1964年)の出来事

昭和39年(1964年)は、日本が「戦後」から脱却し、近代国家として新たな段階へ進んだことを国内外に示した歴史的な年でした。

最大の出来事は、10月に開催された東京オリンピックです。アジアで初めてのオリンピック開催となったこの大会は、日本の平和国家としての姿を世界に発信し、都市整備や交通網の近代化を一気に進める契機となりました。

東京オリンピック開催の9日前には、東京―新大阪間で東海道新幹線が開業し、高速鉄道という新たな交通インフラが日本の技術力と経済成長を象徴する存在となりました。

経済面では高度経済成長が続き、工業生産や輸出が拡大し、国民生活は大きく向上しました。一方で、急速な都市化と工業化により、公害や住宅問題などの課題も引き続き問題となりました。

社会的には、テレビの普及率が大きく伸び、オリンピック中継を通じて全国が同時に同じ映像を共有する体験を持ったことも画期的なできごとでした。

スポーツ分野では、東京オリンピックで柔道や体操、女子バレーボールなどが活躍し、金メダル16個を含む多くの入賞を果たしました。特に女子バレーボールの金メダル獲得は「東洋の魔女」として世界に強い印象を残し、国民的な感動を呼びました。

芸術分野では、東京オリンピックの公式記録映画として市川崑監督の東京オリンピックの制作が進められ、スポーツを芸術的映像として捉える新しい試みが注目されました。


●マンガデザイン作品

(大阪芸術大学 キャラクター造形学科 長畑和花さん)

【制作意図】
1964年発売のガーナミルクチョコレートを描きました。大好きなガーナチョコを描きました。初代のパッケージとコピーを見ると「スイスの味」と書かれていたため、それを意識して、チョコの先にあるスイスを真ん中に描きました。

【吉良視点】
立体感のある素晴らしいマンガデザインです。チョコレートを額縁に見立ててスイスの自然を鮮やかに表現しています。永世中立国スイスは平和の象徴として、敗戦国日本人にとってこの当時憧れの存在でした。その空気感を見事に描いていますね。


(大阪芸術大学 文芸学科 有澤成飛さん)

【制作意図】
1964年に寺西化学工業株式会社のラッションペンNo.300を描きました。東京オリンピックが開催された年でもあるので、関連したことを描こうと思っていましたが、昭和の家族の話になりました。同じ年におそ松くんのシェーと坂本九の明日があるさが流行していたので、その要素も入れました。

【吉良視点】
天才的なイマジネーションの中に広告手法が詰まった素晴らしいマンガデザインです。ラッションペンNo.300をコミュニケーションするにあたり時代の象徴としておそ松くんのシェーや坂本九さんのヒット曲を絡めたマンガは素晴らしいの一言です。

次回昭和40年もお楽しみに。

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吉良俊彦(マンガデザイナーズラボ代表) 最後までお読みいただきありがとうございました! スキ、コメント欄への感想、リクエスト、シェア等、大歓迎です。 スキ、フォロー時にはランダムで吉良語録メッセージをお送りしておりますのでお楽しみください!