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他者を思いやる力

最近選挙運動を見たり、今まで仲良かった人以外と話すことが増えて、感じることは「共感力」「他者を思いやる力」の大切さだ。

例えば、参政党は、選挙において「日本人ファースト」を掲げ、「観光は構わない。でも安い労働力だといって野放図に入れていたら、日本人の賃金が上がらない。いい仕事に就けない外国人が集団で万引とかをやって、大きな犯罪が生まれる」と述べている。
ここで言う日本人はきっと“日本国籍者”だけだろう。そして多分、ハーフとかそういう人は日本人に入っていないのではないかと思うのだ。
日本にはすでにたくさんの外国籍がいる。(たくさんと言っても、世界的には少ないほうだと思うけど)そして、その外国籍は必ずしも、移民一世というわけではなく、日本で生まれ育った人もいる。例えば、在日コリアンや日系ブラジル人は何世代も日本の社会で暮らしており、教育なども日本で受け、税金等も納税している。しかし、彼らは日本の国籍法が血統主義を採用しているがために何世代も外国籍のまま、社会保障や参政権が与えられず、ヘイトや差別の的になっている。
参政党は、こういう人たちを思いやる力や日本の多様性に対しての共感力が欠けているように感じる。
定住外国籍がどんな気持ちで選挙演説を聞いているのか。それでも日本に納税したり、低賃金労働をしたり、差別と立ち向かうのか。
そういう点を考える力がないと感じる。

日本の外国籍は全体の2%くらいしかいない。その2%が社会悪くはしない。

もちろん文化や言葉が異なる。少し摩擦くらいは生じる。それは日本人が海外に行っても同じことは起きる。

なぜ、ピンポイントで選挙の際に外国人への過度な制裁ともいえるよいうなヘイトを掲げるのか。なぜ2%の人がマジョリティの仕事を奪ったり、犯罪率を上げることを信じるのか。

特に今回の選挙では他者への共感力が欠けているように感じる。今までもいた外国籍がいきなり悪にはならないのだ。

しかし、こういう傾向は日本だけではない。トランプが、自身の看板政策である減税措置の延長のほか、チップ収入を得る労働者への一時的な税制優遇、不法移民の取り締まり強化に向けた資金拠出などが盛り込まれた法案が可決された。

トランプに限らずだが、上に立つ人は他者を思いやる力がない。(ように感じる)自分がその立場に入れるのは、確かに努力もあるだろう。でも例えば親の財力、その国のマジョリティであること、男性であることなどの要因も大きく影響する。
でも努力をしているという気持ちが強いからか、スタート地点が異なることが見えていないような気がするのだ。

特権とは自動ドアのようなものである。(https://www.sophia.ac.jp/jpn/article/feature/the-knot/the-knot-0011/)


特権は自動ドア

(https://www.engineer.or.jp/c_cmt/danjyo/topics/010/attached/attach_10302_7.pdf)

恵まれていることに気づかない。差別するつもりはないのだが、その立場にいることが当たり前になっていて見えてないものがある。

例えば、マジョリティ側の人はTVや新聞で自分と同じ言語、人種の人を容易に見つけることができる、大学進学が当たり前の環境で育った、結婚ができてかなりの確率で祝福してもらえる、職場に同性のロールモデルがいる、など。自分の努力に関わらず恩恵を得ている。

逆にマイノリティ側の方は、人種的な容姿の違いで差別される、日本人なのに「日本語上手ですね」と言われる、愛する人と結婚ができない、夜人気のない道は避けて通るように注意する、地下鉄の駅など利用する際にエスカレーターやエレベーターの有無を事前に確認する、など、普通であれば気にしないことを気にせざるを得ないのだ。

例えば、「ハーフっていいな」「英語できるのいいな」「ハーフだから可愛いね」って言われて傷ついたことを話した時に、「でもハーフって羨ましい」って言うことはその言葉のもつ暴力性を、苦しんだその言葉の暴力性に共感していない。
理解してほしいとは言わない。でも、共感して寄り添ってくれる。そんなことを期待したらダメだろうか、と思う。

特権という言葉が嫌いな人が多いらしい。特権を指摘された際の拒絶反応は凄まじい。しかし、マジョリティとして生きている人が、自分のマジョリティ性を認識しないことには変化はないのだ。
一度ある人に私がマイノリティのことを言い続けているがためマジョリティのことがわかっていないと指摘した。

でも果たしてそうなのだろうか?
マイノリティが声を上げるとそう言われるのだろうか?マジョリティ性を理解してないとは?
言った本人は忘れているだろうが、言われた私は忘れられない。自分の活動が無駄だということなのか、とも思ったし、理解はされないとしても共感、苦しみを思いやる力はないのかと…

他者を否定するのではなく、その人の経験や立場を思いやれる人が増えてほしい。


The sleepless nights 


選挙権のある人は、一旦、選挙権のないかもしれない隣人や、夜遅くコンビニなどで働く外国籍の方のことを少し考えてみてほしい。

また次回まで☁️


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