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ccielblue18
バケツいっぱいのアイスコーヒー #せりふ三題噺
ごみ置き場に、役目を終えた桜の花びらがバケツいっぱいに入っていた。アイスコーヒーのように、冷たく、黒く枯れていた。
思いっきり、ぶちまけてもいいな。いや、やめておこう。
桜吹雪が舞う中、人だかりで賑わっていた桜並木は、葉桜に変わっていた。見た目が他の木と変わらない新葉は、誰の目にも止まらない。
今日からカフェの窓の席、空きそうだな。
日陰者同士、雪が解ける時までお付き合いしよう。
ストローからアイスコーヒーをゆっくり吸った。
会計を済ませてカフェから出ると、ごみ収集車が到着した。
運転席から出てきた作業員に、お願いを聞いてもらった。
「このバケツ、後ろにぶちまけてもいいですか?」
「えぇ?…結構重いよ?」
突然のお願いに苦笑いしつつも、OKをもらった。
バケツの口を掴んで、底から持ち上げてやると簡単に持ち上げられた。
稼働している収集車に目掛けて、ドサッと流し込む。
バケツ一杯のアイスコーヒーが、姿を消していく。春の存在が無くなった。
アイスコーヒーが恋しくなった。そんな自分に、都合のいい言葉をかけた。
「やるなら今だよ」
カフェインに弱いのに、昼寝どころか夜も眠れないな。
■セリフ
「やるなら今だよ」
■三題
・アイスコーヒー
・葉桜
・昼寝
飲みすぎ注意。
