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日帰り|『3つのお題に空想のひらめきを』第27回

絶好の洗濯物日和。冷めきった外気に差す日光がとても暖かい。洗濯物を1つずつ丁寧に広げながら、シワを伸ばして物干し竿にかけていく。朝1番にやる洗濯物を干すこの家事が好きだ。特に、干す以外のことを考えなくて良い。お昼過ぎに太陽の匂いがついて、綺麗になって帰ってくるのもまた良い。

洗濯物を干し終えて、家の掃除や朝ごはんの片付けをテキパキ終わらせる。今朝の家事は、これでコンプリート。
今日の予定は特にない。カフェにでも行こうかしら。小説とお財布が入ったバッグを肩にかける。
いってきます。

カフェに到着してテラス席に腰掛けた。コーヒーと1切れのケーキを注文。鼻腔くすぐるコーヒーが私にアピールしているようだった。少し含ませて味わいながら、小説を読み進めてゆく。日光が少しずつテーブルを照らしてゆく。私の手元にもスポットライトが当たってくる。かすかに暖かい。私はここにいるのに、私という存在がほぼ認知されない。今、誰も私の本当の名前を呼ばない空間がとても心地いい。

余韻に浸りながら数時間。意外と長居しちゃったな。お会計を済ませて、そのまま帰ったらお昼寝しようかしら。

…。
…♪
…zzz

…あっ。もうこんな時間。何も考えないままお昼寝を遂行していたら、洗濯物を取り込む時間。
洗濯物を1つずつ丁寧に取り込み、洗濯物かごの中に入れてゆく。すべて取り込み終わり、室内へ。洗濯物かごをひっくり返して、ゆっくり倒れ込む。今日もいい匂い。
おかえり。これからもよろしくね。


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