しゃっくりは驚かせると止まる?たぶん、魔法ではありません。
「しゃっくりが止まらない?じゃあ驚かせればいい!」
これ、昔からありますよね。
突然「わっ!」とやられて、しゃっくりより心臓が心配になるやつです。
では、医学的に本当に意味があるのでしょうか。
結論から言うと、驚かせると止まることはあるかもしれない。でも、ちゃんとした治療法として確立しているわけではありません。
しゃっくりは、ざっくり言うと横隔膜という呼吸に関わる筋肉がピクッと勝手に動いて、声門が急に閉じることで「ヒック」と出る現象です。医学的にはsingultusとも呼ばれます。
一時的なしゃっくりは、食べすぎ、早食い、炭酸、アルコール、急な温度変化、胃のふくらみなどで起こることがあります。たいていは自然に止まります。
では、なぜ「驚かせる」「息を止める」「水を飲む」みたいな方法が言われるのか。
これは、呼吸のリズムを変えたり、迷走神経という神経を刺激したりして、しゃっくりの反射をリセットしようとしている可能性があります。
なので、昔ながらの方法にも“それっぽい理屈”はあります。
ただし、どれが確実に効くかというと、実は質の高い研究は少なく、持続するしゃっくりへの治療法についても十分な証拠は限られています。
現代版に言うなら、
しゃっくりは驚かせると止まる、ではなく、呼吸や神経の反射が変わると止まることがある。
ただ、驚かせる方法は、人によっては普通に迷惑です。
熱い飲み物を持っている人、階段にいる人、心臓が悪い人には絶対にやめましょう。しゃっくりを止める前に、別の問題が起きます。
多くのしゃっくりは放っておいても止まります。
ただし、48時間以上続く、食事や睡眠に支障がある、胸痛・頭痛・麻痺・強い吐き気などを伴う場合は、ただのしゃっくりで片付けない方がいいこともあります。
昔の知恵、今回も完全にデタラメではありません。
でも、人を驚かせる前に、まず落ち着いて水でも飲みましょう。
参考文献
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