【日記】穀雨
さて、穀雨です。
穀物が育つための雨が降る…んだそうで、なんと実用的なお名前。家系図を辿ると私の先祖は農家らしいので、もしかしたらこの名を頼りにしていたかもしれないです。現代の私は毎日PCに向かって虚空を眺める仕事をしています。サボってないです。
今年は二十四節気とともに季節を追いかけています。三つ前の啓蟄が「あ、ちょっと暖かくなってきたかも」程度だったのですが、今日は25℃まで上がったそうです。暑いよ。
さて、会社に向かう道中に小さな橋がありまして、その近辺の生き物を観察するのがおきまりになっています。
🐦 🐦 🐦
こちらは、もうすっかり二十四節気レギュラーとなった鴨です。



いつもより躍動感多めです。そろそろ旅立つのでしょうか。
なんかいつもいるので、全然そんな気がしないですが…。
逆に留鳥のはずの鷺は見当たらず。前回は居たのに。取り締まられたのでしょうか。
🌼 🌼 🌼
続いて草花です。菜の花は前回撮ったのですが、その中に一輪違う花が。

Google先生によると長実雛芥子だそうです。武家諸法度みたいな字面。ナガミヒナゲシと読むそうです。全然違った。
アルカロイドという、素手で触れると皮膚がかぶれる恐れがある毒が含まれているんだとか。俺に触れるとやけどするぜ。
その周りをモンシロチョウが舞っておりました。最近はジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が消えたとのことですので、写真の掲載は控えておきます。決して私の動きがトロくてファインダーに収まらなかった、とかそういうことではありません。いや、ほんとに。
ちょっと川から外れるのですが、銀杏並木からも芽が出ていました。

黄色じゃない銀杏をちゃんと見るのも初めてかもしれないです。どんだけ興味が無かったのよ私。
最後に、ずっと観察していた桜の枝です。

前回が蕾だったのに、今回ほぼ既に散っておりました。ざんねん…
となるんじゃないかという気がしていたので、合間合間に写真を撮っておりました。


ということでこれまでの遷移です。時間軸が一定ではないですが。

蕾が芽生えた清明、瑞々しく咲いた九日前、ややくたびれてきた六日前、そして力を使い果たし縮れた今朝。時の流れはある意味残酷なのかもしれません。こうして花も私たちも老いていくわけですね。毎日PCとにらめっこしていると忘れてしまいそうです。
はしさん主催の #私の二十四節気 という企画に参加しております。
生まれて初めて、一本の桜の枝に着目して、芽が膨らんでから散るまでを見届けたかもしれません。
でも、桜の樹の一生はまだまだ続くわけで、咲き乱れてから散るまでのみを囃し立てるのもどうなんだ…とも思うようになりました。見どころじゃない時期の植物という意味では、緑の銀杏を撮ったのもそういう気持ちの表れなのかもしれないです。
であればむしろ、徹頭徹尾一年を通して動植物に興味を持たなかった以前の私の方が、見方によっては平等だったかもしれないです。
しかし、今は興味を持ってしまいました。そうなると、花が咲いた時期だけ樹を見る…といった薄情なことはちょっとできないです。もう引き返せない。せめて一年間お付き合いしようではないか、ここに載せるかは別として、などと思いました。オチはありません。
