姑(はは)との時間
このところ、連続で姑(はは)と買い物に出かけている。
敷地内同居をしている姑は、1人で近所へ買い物へ行くこともあるが、私たち夫婦や子どもたちが買い物に行くときは、なるべく声をかけるようにしている。
いつもより遠くへ買い出しに行けるのと、姑だけでは立ち寄らないような場所へ、一緒に行けるから。
昨日は、子どもたちの靴を買いに行き
今日は、車の点検がてら、畑仕事や大人の買い物をしに行った。
姑とは、私が嫁入りしてから、かれこれ15年目の間柄になる。
その間、義父の介護と子どもたちの育児を交代で受け持ち、嫁姑ではあるものの、「家庭」という会社を回していくための上司と部下のような距離感で接してきた。
パートの勤務先が同じで、交代でシフトを組んでもらっていることもあり、パートと家庭で本業と副業のような感覚があるかもしれない。
そんな姑を、嫁入りしてから此のかた「お母さん」と呼んでいるうちに
姑はいつしか、私の実母のような存在になり
体型も顔立ちも全く似ていないのに、雰囲気がどこか似ているのか、お店などでちょくちょく「娘さんは…」と言われるようになった。
実の息子の夫が一緒にいるのに(笑)
特に困らなければ、大体そのままにしている。
一月半ばに、実母が入院したのだが
入院前日、母が急に倒れて動けなくなり、深夜に夫と救出に行き、そのまま埼玉から千葉へ母の身柄を確保してきたときも
早朝にも関わらず、すぐに部屋をあたため、母を母家に迎え入れてくれた姑。
母家で姑に、あたたかいコーヒーとパン、スープをごちそうになり、母は久方ぶりに「家族とのあたたかい食事」を味わうことができた。
そのあたたかさを提供してくれたのは、姑だった。
身内ながら、神様かと思った。
一生、ありがたさを忘れないようにしたいと思う。
☕☕☕
姑と買い物を楽しんでから、喫茶店でランチをした。
たくさん食べる夫と出かけると、昼食に喫茶店では物足りないと言われてしまうので、女どうしならではの楽しみ。
実母の病院へ面会に行く都合で、時間つぶしもしたかったので、ゆっくりランチをとったあと、デザートも頼むことにした。
(トップ写真のショートケーキを頼みましたん🍰💕)
とりとめもない最近の話や、昔の話を交わしながら、喫茶店で思い思いに過ごす。
姑は、スマホの脳トレや読書にいそしみ、私は子どもたちの、春休み中の予定固めにいそしんだ。
同じ場を共有しながら、めいめいに好きなことをして
話したいときにぽろぽろと話して
友達よりは遠慮も緊張もあるけど
かえってそれが心地いい
信頼する上司とか先輩とか
そんな存在と過ごしている感じ
そして、向こうも同じような信頼感を寄せていてくれている感じ
いずれ、姑がもっと年を取って、体が動かなくなったり認知が衰えていったりすれば、またこの関係も変わっていくだろうけれど
お互いに元気でいられる今は、この時間を大切にしたいし、
なるべく長く、こんな穏やかな時間が続いてほしいと思う。
☕☕☕
「姑」という単語は、人によってはものすごく忌避感を抱くかもしれない。
「嫁姑問題」という言葉もあるくらいだし、あまりいい意味で使われないことも多い。
ただ、「義母」だと、「娘」に対する義母と、「嫁」に対する義母とどちらも意味があるし、話し言葉で「しゅうとめ」という単語を使うと、なんだか髪ふりみだした山姥みたいなお婆ちゃんが脳内に浮かんでしまい、実際の姑=お母さんとのギャップがすごいので
「姑」と書いて「はは」と呼ぶのが、今の私には一番しっくり来る。
「お姑さん」と書いて「おかあさん」て呼ぶのもアリかも。
…しかしそもそも、女に古いで姑、て漢字が今の時代には古くさい気がするので、何かもっとしっくりくる別の言葉がほしいなぁ…。
嫁にしたって、女に家だしねえ…。
…そんな、昭和人間たちがつくる、令和の嫁姑関係はつづく💓
