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冷蔵庫にあるもので作る晩ごはん=“今ある資源”で回すマーケ戦略

冷蔵庫の前で立ち尽くす夜、マーケターも同じ葛藤を抱える

「今日の晩ごはん、何にしよう…」と冷蔵庫を開けたまま数分間立ち尽くす。食材はちゃんとあるのに、パッとメニューが思いつかない。結局、買い足したり出前に頼ったりしてしまう——そんな経験、ありませんか?
私はこの「冷蔵庫前の迷い」を、仕事のマーケ戦略に置き換えてよく考えるのです。手元には顧客データや過去の施策など“使える資源”があるのに、つい「新しい施策」や「流行りのツール」に目を向けてしまう。冷蔵庫にある材料を見ずに、スーパーに駆け込んでしまうようなものです。

この小さな日常の葛藤が、実はマーケティングの成果を大きく左右するポイントなのだと気付いた瞬間がありました。


“新しい施策探し”よりも、“今ある資源”を見直すことが成果への近道

多くのマーケターや経営者が「次の打ち手」を探すことに時間をかけています。SNS広告、AIツール、最新のイベント施策…。もちろん、それらも有効ですが「新しさ=成果」ではありません。
むしろ本当に効果があるのは、今すでに持っている資源を整理し、組み合わせ直すこと。冷蔵庫に残っている食材を工夫して、意外においしい一品を作るように、マーケ戦略も既存資源から新しい価値を生み出せるのです。

つまり、追加投資よりも先に「棚卸し」することこそが、最短で成果につながるアプローチなのです。

私がハマった「新しいもの依存症」と停滞したマーケ施策

正直に告白すると、私自身が“新しいもの依存症”でした。最新の広告運用手法を学んでは試し、流行りのツールを導入しては使いこなせず…。そのたびに社内で「また新しい施策ですか?」と苦笑されることもしばしば。
結果どうなったか。リソースは分散し、成果は頭打ち。どれも中途半端に終わり、チームのモチベーションも下がってしまいました。

今振り返ると、まるで冷蔵庫に食材があるのに、スーパーで無駄に買い物を繰り返していた状態でした。「あるものを活かす」という発想がすっぽり抜け落ちていたのです。

隣の芝生は青い——他社事例に振り回される痛み

さらに厄介だったのは「他社の成功事例」に振り回されたことです。業界のカンファレンスやSNSで「〇〇社はこの施策で成果を出した」と聞けば、すぐに飛びつく。しかし、やってみると自社のリソースや顧客層とはかみ合わない。
「なぜ同じことをやってもうまくいかないのだろう」と悩み、次の“新しい施策”を探す。そんな悪循環に陥っていました。

結局のところ、自社の“冷蔵庫”を見ないまま、隣の家のレシピを真似していたから失敗したのだと気づきました。

“冷蔵庫マーケ”で成果を出す3ステップ

そこで私が実践したのが「冷蔵庫マーケ」という発想です。冷蔵庫にある食材で献立を考えるように、今ある資源で戦略を立てる。具体的には次の3ステップです。

  1. 棚卸し:既存資源を洗い出す(顧客データ、過去のコンテンツ、利用中のチャネル)

  2. 組み合わせ直し:過去の施策を掛け合わせて新しい企画に仕立てる

  3. 小さく検証:小規模で試し、成果が出たら拡張する

ポイントは「ゼロから作らない」こと。実は冷蔵庫に眠っている資源こそ、一番即効性のある材料だったりするのです。

既存資源を組み合わせ直すだけで問い合わせ数が増えた話

この考えを実際に試したところ、驚くほどの効果がありました。たとえば、過去に配信したメルマガを一部リライトし、SNSで再発信したところ、それだけで新規問い合わせが前月比20%増加しました。広告費を追加で投じたわけでもなく、新しいツールを導入したわけでもありません。
チーム内でも「こんな簡単な工夫で結果が出るんですね」と驚きの声が上がり、雰囲気も前向きになりました。

つまり、成果を出す鍵は「新しいこと」ではなく、「あるものを磨き直す」ことにあるのだと実感したのです。

まずはあなたの“冷蔵庫”を見直すことから始めよう

晩ごはんもマーケ戦略も、特別な新しい材料がなくても工夫次第で十分に“美味しい成果”を作り出せます。もし今あなたが「次の施策に何をしよう」と悩んでいるなら、一度立ち止まって自社の冷蔵庫=資源を見直してみてください。
案外そこに、思いもよらないヒントが眠っているはずです。


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