楽しいはずなのに、なぜか満たされないとき
ひとりより、ふたりでいるときに感じるさみしさって何だろう。
ひとりでいるときは、
さみしさをそのまま受け止められる。
静かな時間の中で、
自分の気持ちとゆっくり向き合えるから。
でも、誰かと一緒にいるときに、
ふとした瞬間に感じるさみしさは、
少しだけ質が違う気がする。
会話もあって、
笑い合う時間もあって、
その場はたしかに楽しいはずなのに。
なぜか心のどこかに、
すき間がある。
言葉を交わしているのに、
表面はあたたかいのに、
内側だけが取り残されているような感覚になる。
うまく馴染めていないような、
どこか少しズレているような。
その場にいるのに、
完全にはそこにいないような気がする。
もしかするとそれは、
自分の気持ちを少しだけ引っ込めて、
その場に合わせているからかもしれない。
本当は違うことを思っていても、
言葉を選んで、
本心を出せていない。
そうやって少しずつ、
自分の内側との距離ができていく。
それが、
ふたりでいるときに感じるさみしさなのかもしれない。
でも、その感覚に気づけているなら、
ちゃんと自分は残っている。
きっと、
自分もどこかで距離をとっているから、
相手の距離にも敏感になる。
少しだけ踏み込んでみる。
少しだけ、本音に近い言葉を選んでみる。
それだけでも、
そのさみしさは、
少しやわらぐ気がする。
