三輪山の神様が磨いてくださるもの
こんにちは。
宝生 還(ほうしょう めぐる)です。
先日の旅の続きをお届けします。
奈良・桜井での一夜
当初の予定より
3時間近く
早く宿に着いたおかげで
大浴場は貸し切り状態。
ゆっくりと体を
休めることができました。
これまで宿は
京都にとっていましたが
稲荷山と大神神社を
毎回の参拝ルートに入れているため
今年は
大神神社のある
奈良・桜井で
一泊することにしました。
近くに
泊まれたおかげで
翌朝をゆっくり過ごし
9時開山の
三輪山に合わせて
少し早めに
大神神社へ向かいました。

まさか、ここで
本殿で手を合わせたあと
声をかけてくださった方がいました。
なんと、仕事で
お世話になっている方だったのです。
お互い東京にいるのに
まさか奈良で
しかも
同じ日、同じ時間に
参拝するとは。
神社仏閣を訪ねていると
本当に不思議なことが起こります。
写典という体験のこと
大神神社を
訪れるのは
今回で3度目です。
ここには
「写典(しゃてん)」という
素晴らしい体験があります。
写経が般若心経などを
書き写すのに対して
写典は祝詞を書き写すものです。
文字数により
3段階に分けられていて
短いものなら30分程度で終えられます。
本殿の間近で
ひと文字ひと文字
祝詞を書き写していると
一年の厄が
静かに落ちていくような
清浄な時間の中に包まれます。
ここでしか受け取ることのできない
貴重な感動が忘れられず
今年はこのあと
初めての場所への移動があったため
泣く泣く見送りましたが
写典はまたいつか
必ず体験したいと思っています。

裸足で登る、三輪山へ
三輪山への登拝は
今回で2度目です。
初めて訪れた際
ロッカーに靴を預けて
裸足で
登拝口へ向かう人を見かけました。
ぜひやってみたい、と
初登拝でいきなり
裸足になってみたのですが
砂地のような道を
神聖なお山を
直に感じながら
歩く体験は
忘れられないものになりました。


今回も
靴はロッカーに預けて
砂、木、石、水、葉——
様々な感覚を
いただきながら
一歩一歩進みました。
こどものころ
海辺で
たくさん遊んでいたこともあり
慣れているせいか
怪我をすることもありません。
大地を
感じながら
自分自身を
委ねて
踏みしめていると
不思議と
頭が冴え渡り
今いちばん必要なメッセージが
静かに浮かび上がってきます。
「あなたのすべてが自然です」
わたしたちは日々、
様々な感情やできごとに直面します。
怒り、悲しみ、苦しさ。
受け入れがたいと
感じる瞬間があります。
そのすべてが、あなた自身です。
恐れなくていい。
憎まなくていい。
排除しなくていい。
あなたから湧き上がる思いを
両手でつつむように
みつめてあげてください。
どんなできごとも
あなたの自然であり
あなた自身。
あなたの細胞。
ここちよい風。
穏やかなひだまり。
からだ全体にいきわたる深い呼吸。
見える目、動く手足。
同じように——
吹きすさぶ嵐。
豪雨。
息の詰まるかんじ
痛みを感じるからだ。
それらがあることも
自然なのです。
その自然のなかで
あなたがどんな選択をしたいのか。
なにが心地よいと感じるのか。
頭で考えるより先に
心がほっとする行動は
なんでしょうか。
たとえ嵐の中にいても
あなたは
あなたにとっての心地よさを
探すことができます。
どんな場所でも。
どんなからだでも。
どんな状況でも。
あなたの心と体、魂が
いちばんリラックスするものを
小さく、ひとつずつ
選んでみてください。
その小さくて
ささやかな選択が
あなたが本当に望む
あなた本来の場所への
道しるべです。
天狗のお山のような
不思議な助力はなく
全身の重みと
自分の身体を
しっかりと感じながら歩く。
今回は2度目
ということもあり
およそ2時間で
登拝を終えることができました。
片道2時間以上かけて
じっくりと参拝される方も多くいて
ここを訪れる人々の
魂の明るさを
感じずにはいられません。
きっと
三輪山の神様が
心と魂を
清らかに
磨き上げてくださるのでしょう。
毎年訪ねずにはいられない場所です。
三輪素麺は、またいつか
思いのほか
早く参拝を終えられたので
三輪素麺でも食べようかと
話していたのですが
事前に調べていた
電車の時間に
ほぼぴったりで
参拝が終えられたことに気づき
寄り道せず次の目的地へ。
大神神社の周辺だけでも
見どころがたくさんあって
一日ゆっくり
過ごしてみたい場所でした。
この後は、
初めての枚岡神社と
生駒聖天・宝山寺へ向かいます。
続きはまた次の記事で。
最後まで
読んでくださり、
ありがとうございました。
© HOSHO MEGURU
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