全部“素敵”なのに垢抜けない理由。器の選び方と並べ方
ある日、ふと過去の食卓の写真を見返して、「なんだか、垢抜けないなぁ」と思った。
器ひとつひとつはお気に入りのはずなのに、どうしてだろう?
盛り付けも、色合いも、大きく外してはいないのに、なぜか心が踊らない。
その違和感が気になって、いくつかの食卓写真を見返しながら、組み合わせを変えてみたり、写真を撮って比べてみたり。
そうやって器と向き合っているうちに、少しずつ、自分の中にあった“なんとなくの違和感”が言葉になってきた。
せっかくなので、その気づきをここに残しておこうと思う。
その1 お皿の色味と形と素材

同じ色味、同じ形の器を並べると、どうしても食卓全体が間延びして見えてしまう。

印象はだいぶ軽くなるけど
なんだかまだ物足りない…?

少しフォルムの違う菊皿を加えたり、ガラスのような“抜け感”のある異素材を組み合わせるだけでも、遊び心のある、垢抜けた印象に変わる。
その2 柄物の取り入れ方
どれも可愛い器なのに、柄物ばかりを合わせたり、個性を主張しすぎると、まとまりのない「ごちゃついた食卓」になってしまう。

ちょっとうるさい
柄物を使いたいときは、一番面積の大きいお皿をシンプルなものに。
それだけで全体が引き締まり、ぐっと整った印象に。

その3 お盆の上の余白を埋める
お盆の上にお皿を並べるときも、ただ並べるだけではなく、「余白をどう使うか」を意識することが大事。

一気にバランスが整った気がする。
たとえばこっちのパターンも、なんだか適当に並べただけのような印象でいまいちなんだけど

豆皿をひとつ加えてみると…

おしゃれなごはんセットみたい🥣
余白がスカスカだと少し寂しい。でも、こんなふうに小さな豆皿をひとつ足すだけで、目で見てワクワクするような食卓に変わる。
とはいえ、豆皿ばかりだと見た目は可愛くても実際はおかずが少なく感じたり、「なんだか物足りないな」と感じることも。
そんなときは、“ちょっと大きめの小皿”を選ぶと◎
ただし、ここでもポイントは、全部同じ形・色味で揃えすぎないこと。
これを意識できると、「揃ってるのに、のっぺりしていない」コーディネートが完成する…と、個人的には思っています。

アルケミリーフというお皿🌿
インパクト大で使いにくいかと思いきや
鮮やかな緑がかえって食卓を引き締めてくれます。
控えめな葉っぱの形も、
他のお皿の邪魔をしないところが素敵!
その4 大皿の取り入れ方
今日は洗い物を増やしたくない…そんな気分のときは、大皿にドーンと盛り付けてしまうことも多数。
一枚しか使わないんだから垢抜けも何もないじゃない、と思いきや、大皿でも形を工夫するだけでちょっと印象が変わるのです。

ちょっと普通すぎてメリハリがない感じ。

それだけで引き締まった印象に。
形の違いだけでも、けっこう雰囲気が変わるからおもしろい。
盛り付けだけじゃなく、「うつわのかたち」も、立派なコーディネート要素なんだなぁと実感します。
とはいえ、わたしはプロでもなんでもない、ただのうつわ好きな一般人。
料理の腕も普通だし、レパートリーが豊富なわけでもない。
でも、レパートリーが少ないからこそ、持っている器が限られているからこそ、ひとつひとつのうつわや食事と、きちんと向き合える気がしている。
盛り付けの工夫、器のバランス。
正直、そんなことを考えなくても、ご飯は美味しい。
だけど、ちょっとした変化で、日々の食卓が心に残る景色に変わる。
今日を大切に過ごす、そのための「ひと皿」を選ぶ時間が、わたしにとっては、小さなご褒美みたいなものなのだと思う。
この気づきが、あなたの食卓のときめきにも繋がれば嬉しいです。
どうか、あなたのごはんタイムが、今日も素敵なものになりますように🌿
※我が家のうつわは下記記事でも紹介しています。
