水の上に並ぶ、まだ小さな未来
田んぼを見ると、
いつも少し不思議な気持ちになる。
まだ背の低い稲たちは、
風景としては未完成なのに、
ちゃんと“夏へ向かっている姿”をしているから。
水の張られた田んぼは、
空を映しながら、静かに揺れていた。
その中に並ぶ小さな緑を見ていると、
人の暮らしも少し似ているのかもしれないと思う。
まだ結果になっていないこと。
途中のまま止まっていること。
ちゃんと育つのか不安なもの。
でも、本当は。
目に見えないところで、
ゆっくり根を張っている時間がある。
創作もそうだ。
「何も進んでいない気がする日」がある。
書けなかったり、迷ったり、
途中で手が止まってしまったり。
けれど、田んぼの稲みたいに、
静かな時間の中で育っているものは、たしかにある。
すぐに実らなくてもいい。
水を映しながら、
風に揺れながら、
少しずつ季節を進めていけばいいのだと思う。
そんなふうに育っていく時間も、
きっと悪くないのかもしれない🌾
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🙏
今日という日が、あなたにとってやさしく流れていきますように。

