星降る洞窟の最奥で
古い地図の端に、小さな印が描かれていた。
そこには、ただ一言。
「進むべからず」
そう書かれていた。
だからこそ、私は洞窟へ足を踏み入れた。
洞窟の中は静かだった。
青く輝く鉱石が天井から垂れ下がり、まるで夜空の星々が閉じ込められているように見える。
どれほど歩いただろう。
細い通路を抜けた先で、私は思わず息をのんだ。
そこには、広大な地下神殿が眠っていた。
崩れかけた石柱。
古代文字が刻まれた床。
そして、その中心にある巨大な穴。
穴の底で、黄金の光が燃えていた。
最初は目を疑った。
けれど、それは見間違いではない。
空にあるはずの太陽が、地下深くで静かに輝いていたのだ。
伝説でしか聞いたことのなかった
――地下に眠る太陽。

その光は遺跡を照らし続け、
何千年もの時を超えて今も燃え続けている。
なぜ太陽がここにあるのか。
誰がこの神殿を造ったのか。
その答えを知る者は、もうどこにもいない。
私はただ立ち尽くした。
そして気づいてしまったのだ。
この世界には、まだ誰も知らない秘密が残されていることを。
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