虹色の温泉
ある雨上がりの夕暮れ。
大きな虹が空いっぱいに架かった日だけ、森の奥に現れる不思議な温泉があります。
その名も──虹色の温泉。
お湯は七色にきらきらと輝き、足を入れた瞬間、心の奥にしまっていた疲れが、ふわりと溶けていきます。
この温泉には、急ぐ人はたどり着けません。
「今日は少し休もうかな」
そんな気持ちになった人だけが、虹の橋を渡って訪れることができるのです。
湯船では、猫も、うさぎも、ペンギンも、小さなドラゴンも、みんな肩を並べてぽかぽか。
誰も競争せず、誰も急がず、ただ静かな時間を楽しんでいました。
すると、一頭のユニコーンが微笑みながら言いました。
「虹は、空に架かるだけじゃないんだよ。頑張った心にも、ちゃんと架かるんだ。」
その言葉を聞いた温泉のお湯は、さらにやさしく七色に輝きました。
もし今日、少しだけ疲れてしまったなら。
目を閉じて、深呼吸をしてみてください。
もしかすると、あなたの心にも虹色の温泉へ続く、小さな虹の入り口が現れるかもしれません。🌈♨️

片桐みかんさんのこちらのお題に参加させていただきました👇️✨️
