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新しい環境にとびこむあなたへ。言葉と食が楽しめれば、異国も怖くない

もうすぐ新しい環境に飛び込む。

環境に適応できるか。成果が出せるか。楽しめるか。たとえ自分で選んだ変化でも、期待と不安が入り混じる。

そんな中、異国で見事に居場所をつくり、素晴らしい成果を挙げ、そうしてめいっぱい楽しんだ友人と会ってきた。自分を励ます意味でも彼女との会話を書いておきたい。


インド人の友だちの話

インド人の友だちが、5年の日本滞在にピリオドを打ち、インドに帰国しました。

彼女は日本語がぺらぺら。店員さんに丁寧に注文する物腰のやわらかさをみると、インドの道ばたのお茶スタンドで、早口でまくし立てるようにチャイを頼んでいた彼女とは全く別人のようです。日本はもはや自分の居場所のように感じると言っていた彼女。

帰る前に彼女がしみじみと言った言葉が印象的でした。

「言葉が話せて、食べものが楽しめれば、異国でも生きていける」

異国の地で自分の居場所を見つける

インド人の彼女は、わたしが学生時代にインドに滞在していた時に知り合った友人です。その時から日本語が堪能で、いつか日本で働きたいと言っていました。

数年後、彼女が来日したと聞いた時はうれしく思い、以来定期的に食事に行っていました。

彼女から聞く職場環境は驚きに満ちたものでした。外国人は彼女ひとり、職場は日本語のみで英語が話せる人はほぼいない。そんな環境でインド人を雇う会社のチャレンジにも、そしてそんな環境での仕事を得た彼女にも驚きと尊敬の念を持ちました。

そのような外国人が1人もいない環境で職場の人と仲良くなるのは時間がかかったそうです。彼女の同僚は海外経験がある人は少なく、彼女がはじめて接する外国人だった人が多かったそうです。はじめは外国人ということで、どんな人かわからず遠巻きにされていました。

でも、長く一緒に働くことで人となりがわかって今ではプライベートでも気軽に話す関係だというのです。

やむを得ない事情で彼女は帰国することになりました。退職するときに会社からは「また日本に来る時はいつでも声かけて。一緒に働こう」と言われたそうです。

日本が帰ってくる場所のように感じる

彼女が言った言葉を聞いて、関係がないわたしがなんだか感動してうれしくなってしまいました。日本人と働き、遊び、自分の居場所をしっかりと作った彼女を素直にすごいなと思いました。

その地の言葉を話して、食べ物をたのしむ

こんなに日本を楽しんでくれて、味わってくれてうれしいと伝えたら、こんな話をしてくれました。

言葉が話せて、食べ物が楽しめれば、その国で楽しく生きていける。

彼女は日本語で友だちとも店員さんとも話します。だから、観光地向けのところではなく本当にローカルなところを訪れ、そしてちょっとした会話を楽しむことができます。

彼女は日本食にも挑戦して、日本食の素材の味や出汁を楽しむ文化も好きになりました。お寿司も、生の魚と白米の組み合わせという未知の料理をまずそう…と敬遠していましたが、ある時挑戦して少しずつ好きになったそうです。

その国の言葉を話し、
その国の食べ物を食べて、
そうしてその国の人と友だちになり、たのしく過ごしたと言います。

異国の地で、しなやかに柔軟に生きて、友人をたくさん作り楽しんだ彼女。

すごい。


言葉も食べものも少しずつ

異国で自分の居場所を作るのは時間がかかります。

異国に行くからといって、いきなり現地語が話せるようにわけではありません。
「おはよう」
「ありがとう」
「またあした」

簡単なあいさつから、ちょっとずつ覚えて、現地の人に話しかけて。そうして人のつながりを広げていくのでしょう。

食べなれない現地の料理がいきなり大好物になるわけでもありません。
現地の味付け
ローカルな食材
その地域の食事の作法

観光客向けの料理から、少しずつステップアップして、ディープな現地の味を楽しめる舌を作っていくのでしょう。

「言葉が話せて、食べものが楽しめれば、異国でも生きていける」

ことばだけを聞くと、簡単です。

でも、実際には急に「輪の外の人」から「輪の中の人」になるわけありません。一歩ずつ近づいて、そうして時間がたつと、いつの間にか自分の居場所ができるのでしょう。

彼女は10年越しで日本を第二の故郷と呼んでくれました。

わたしはともすれば焦りがちです。
でも、コツを知ったところで、格言を聞いたところで、自分で体現するまでは時間がかかるということを、ここでしっかりと自分に言い聞かせておきたいと思います。

焦らずに。少しずつ、少しずつ。



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メラミン|1歳3歳の母 こんなところまでお読みいただきありがとうございます! なにか心が動きましたら、チップでお知らせいただけるととってもうれしいです。

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