040.雑多に入れて、ちゃんと出す 〜 「いいね」から生まれるセレンディピティ
あなたの頭の中は今、雑多ですか?整然としていますか?
僕はよく「 《雑多なインプット》が大事 」って話をします。
でも、「雑多」ってみんなどんなイメージを持つんだろうなって、ふと思いました。そして、雑多の対義語である「”整然・統一感のある”インプット」と何が違うのか、ということもこのタイミングで考えてみたいと思います。
雑多なインプットの例とその効能
ちなみに《雑多なインプット》の話をすると、
「いろんなことを知ってるとアイデアが浮かびやすいんですよね?」なんて言われるんだけど、まぁ、当たらずも遠からず・・・実際にはそんな単純な話じゃなくて。もっと地味で、でも確実に効くことなんです。
僕の本棚の中にある”雑多”3例
僕の"雑多さ"の例をわかってもらうために、僕の本棚から、ちょっと特徴的かなと思える本をピックアップしてみました。例えば、
📕『会議でスマートに見せる100の方法』
ちょっとバカバカしいビジネスネタ本ですが、実はこういう本、何冊か持っています。これを実践するわけではなく(笑)、世の中を斜めに見たり、皮肉ったり、そういうアイロニーな視点って僕はセンスだと思っていて、誰かを傷つけるために使うのではなく、その”センス的なもの”を吸収したいと思っています。
※たまに、この本で書いてあるようなことを本当にしている人を見ると笑いそうになりますが。
📕『成功したいなら誰かの推しになれ』
学生バイトからトップにのぼりつめ、歌舞伎町で「ホストの神」と呼ばれた越前リョーマさんの成功哲学。失礼かもしれないけど、表紙のチャラさや軽薄さ然り、ホストという職業に対する偏見は僕にも無いと言えば嘘になる。
でも、きっと「 『Forbes』で取り上げられた 」って聞いたら、見る目が変わりますよね。所詮その程度で覆るような何の信念もない偏見なんてクソ喰らえなのです。だから、自分の価値観を変えてくれそうな本は大歓迎。読めば読むほど、彼のシンプルだけど、力強い言葉と思考に引き込まれます。
※この本に限らず、読んだ結果、その偏見が強固になる場合もある。でも、何も知ろうとしないで持つ固定観念より僕はマシだと思っています。
📕『Virgil Abloh / Dialogues』
僕が尊敬しているヴァージル・アブロー。
2021年11月に41歳で急逝した彼が遺した2016年から21年までの主要な対話を、日本オリジナル編集で翻訳したこの本では、ヴァージルのアイデア、仕事、思想、生きかたが、余すところなく語られています。
ストリートウェアとハイファッションを融合させた自身のブランド『Off-White」、そして、LOUIS VUITTON初の黒人デザイナー就任・・・業界は違えど、彼が考える《コラボレーション》のエッセンスを自分の中に取り入れたいという憧れから購入した一冊です。
※でも、外国人の抽象度の高い表現を翻訳した本って、本当に苦手で。何言ってるのかよくわからなくなる時が多いです(笑)
”雑多”の効能とそのポイント
例えば、この3冊を取ってみても、一見全く脈絡のないものが並んでいます。何でそんな風にしてるかと言えば、単純に面白いからってのもあるけど、やっぱり「雑多」じゃないと新しいものは生まれないからです。
よく「同じ分野の専門書ばかり読んでると、視野が狭くなる」って言われるけど、あれは本当にそうで。似たもの同士ばかり集めても、結局“知識の系譜”の中でしかものを考えられなくなる。そこからはなかなか思いがけない発想は出てこない。
でも、ぜんぜん関係ないジャンルを脳に放り込んでおくと、ある時ふと全然違う線が繋がるんです。それが僕の考えるセレンディピティ。偶然が生まれるのって、いつも雑多なものの間なんですよね。
ちなみに余談ですが、僕は《カオス読み》と呼んでますが、本を2〜3冊並行して読む癖があります。これらが絶妙に絡まり合うことで脳内Remixを意図的に起こすためにしている読書法です。
ただ、ここで更に重要なのは「ただ詰め込んでるだけじゃダメ」ってこと。たまに「とにかくインプットしなきゃ!」って闇雲に情報を浴びる人がいるけど、それって結局、脳内データベースが増えただけ。
それをインプットして自分がどう思ったのか、どこに引っかかったのか、ちゃんと整理したり、出力したりしないと、単なる“情報の墓場”になってしまう。
なぜ「出入口」って言うんだろう??
『出入口(でいりぐち)』はあっても『入出口(いりでぐち)』って言葉はない。これ、不思議に思った方いません?
これ、面白いと思うの僕だけ?(笑)
『乗り降り』『開け閉め』・・・これらは逆転現象が起きていないのに、『出入口』だけは、逆転しているような印象を受ける。これってつまり、《“出る”ことが前提で“入る”》ってことなんじゃないかな?
だから、これを僕のインプットに置き換えると、どんなに雑多に見えても、全部いつか出すために入れてる。だから意味がある。僕はこのnoteを毎週書くことを決めたことで、インプットの質も量も大幅に変わった実感があります。
でも、「出す」方法は、実際にはもっと小さくても良くて。
例えば、
読んだ本の一行について誰かに話すとか
SNSの投稿に一言リアクションするとか
ちょっと思ったことをメモに残すとか
そんな程度で十分です。まずは小さくやってみる。ここで何度となく言い続けていることなので、読者の皆さんはわかっているはずですよね?
アウトプットとアウトカムの違いの話までし出すと、止まらなくなりそうなので、この辺にしますが、どちらにせよ、「アウト」することはとても重要なのです。
「いいね👍」というアウトプット
リアクションって気が引けますか?
このnoteも気づけば、33週連続投稿。
でも、お恥ずかしながら、スキ❤️の数は平均して10〜20くらい。まぁ、そもそもそこまで読まれてもいない。僕の自己満投稿です。
でもね、驚くのは、会った時に「面白かったです」とか、結構熱量高く(しかも長尺で)お話ししてくれる方が結構いるということなのです。
嬉しいんだけど、嬉しいんですよ、嬉しいけどね、それさ、いいね👍とかスキ❤️とか、コメントとかで書いてくれた上で、+直接言ってくれたら、もっともっと嬉しいのに(笑)
そうする(リアクションしない)心理って、なんなんだろう?
リアクションが恥ずかしい
どうリアクションしていいのか、わからない
なんとしても、直接伝えたい
こういうスピっぽい投稿に傾倒してると思われたくない
「いいね」がついていない投稿にリアクションしたくない
など・・・、悲観的に捉えすぎて、自分で書いていて、少し悲しい気持ちになりましたが(苦笑)
そういう僕も、自分に置き換えると「(この人の)投稿にいいね、コメントしたりするの気が引けるな」と思うことはあります。でも、僕が思うのは、あまり僕のことを認識していないであろう(有名)人だったりするから、”みなさんのそれ”とは少し違う気もしていて。
共感した木下斉さんの投稿
そんなことをふんわりと思っていた時に、完璧に言語化してくれたのが、日本の社会起業家/まちづくり専門家の木下斉さん。
最近、彼がこんな投稿をしていました。
Voicyやnoteで毎日発信をしていますが、「いい話でした」で終わってしまう人が多すぎる。いいねすら押さない。コメントなんてなおさら。これ、すごくもったいないことです。
人の話を聞いたり、本を読んだりしても、それを自分の中で思考し、反応として出すことで初めて“自分の力”になります。この一連の流れを、私はずっとVoicyで「いいねとコメントを書こう」と呼びかけ続けてきました。結果、これを徹底しているリスナーさんのコメントはどんどん鋭くなり、転職に成功したり、昇給したりしています。
「反応する力」って、実は仕事における最大の武器です。営業の現場でも、会議の場でも、企画会議でも。相手の言葉を受け止めて、自分の意見や提案に変えて返せるか。それができる人は信頼され、成果も上がる。でもそれができる人って、毎日その訓練をしている人だけなんですよ。最初からできているのではないのです。
(中略)
せっかく時間使って読んでるなら、「いいね」一つ、「コメント」一文でいいので、やってみてください。
僕も本当にそう思っていて。でもこういうことって、僕レベルの発信力で言うと、「結局、自分の投稿にいいね欲しいだけじゃん」って斜めに思われるのも嫌だし、普段あんまり言わないようにしてた。
でもやっぱり、木下さんが言ってくれていることは真理で、だからあえて木下さんの言葉を借りてみなさんに伝えたい。
実際に、僕にいつもリアクションをくれる人ほど、自分の言葉で思考を深めていて、「その話、最近こういう場面で役立ちました」って報告をくれたりする。これって雑多なインプットをただ蓄積するだけじゃなく、ちゃんと反応し、アウトプットしてるからなんですよね。
僕の投稿だって、きっと多くの人にとっては「雑多なインプット」の一つ。でも、それを読んで「良い話だったな」で終わるか、一言でもいいから「それ、最近の自分にも重なりました」って反応してみるかで、未来の形はきっと変わってくる。
勿論、DMだって悪くはないんだけど、SNSの特性上、それがいいねやコメントの方が発信している僕にとっても嬉しい。僕だって発信している以上、多くの人に見て知って欲しいとは思っているわけなので。
だから、これは本当に小さな話だけど、この文章を読んだ人がいたら、ぜひ応援する気持ちで、「いいね」や「コメント」という形でアウトプットしてみてもらえたら嬉しい。それは僕のためだけじゃなく、あなた自身の思考を耕し、未来に繋がる小さな一歩だから。
そしてそれが、いつか思わぬ形で点と点をつないで、あなた自身の物語を作ってくれるかもしれません。
その小さな第一歩を、今日の「いいね」から始めてみませんか?
✌️ おわりに
🔻Instagramにて新しい企画スタート
偉人・先人の、セレンディピティを感じさせる言葉を紹介する企画をスタートしました。
こういうnoteの読み物と、偉人の短いけど刺さる言葉って役割が違うと思っていて、この両方を吸収し続けることで血肉になるそんな気がして始めた取り組みです。こちらはこれまでストックし続けてきたものを不定期的に発信していきますので、こちらもチェックしてね。
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こちらのフォームから、みなさんのご意見・感想、スキ(いいね)、並びにリクエストなどお待ちしています。SNSで拡散していただけるのも大歓迎です。
🔻イベント告知
いよいよ来週、2025年7月25日(金)の夜、またしても
香川高松でセレンディピティについてのイベントを開催!
🔻LINE公式 『S4P』

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