M&C通信Vol.86 なぜ『USJ』はV字回復できたのか?天才マーケターが実践した“3つの接点” #新社会人にオススメの本
こんにちは。メルト&クリエイトです。
明日は「4月1日」、令和7年度の始まりですね。
今回は、日本経済新聞とnoteが共同で
「#新社会人におすすめの本」という
仕事や働き方に関する投稿企画が開催されています。
そこで、わたしのオススメの本を紹介します。
普段の「M&C通信」はマインドに関する記事ですが、
今回は、特別に「新社会人に向けた本」を
紹介したいと思います。
◯:新社会人にオススメの本はこちら
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
成功を引き寄せるマーケティング入門
森岡 毅 氏
◇:森岡毅氏の功績
森岡毅氏は、マーケティング戦略によってユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の経営を立て直し、集客数を飛躍的に伸ばしました。
【森岡毅氏のUSJでの功績】
◯統計分析に基づく「マーケティング」で、ハロウィンやハリー・ポッターエリアの開業に成功した。
◯2015年10月に東京ディズニーランドを抜いて集客数日本一を達成した。
◯2016年10月も過去最高集客を記録し、二年連続で東京ディズニーランドを抜いた。
◯USJ入場者数をV字回復に導いた(下図参照)。
◯特筆すべきはこの間、USJのチケット料金を大幅に値上げしながら集客数を倍増させたことである。

森岡毅氏は現在、株式会社刀の代表取締役CEOとして、
マーケティングやテーマパークの
再生に取り組まれています。
そのご活躍は、テレビやYouTubeなどでも拝見できます。
?:なぜ、この本をオススメするのか?
ご存じの方が多いのではないかと思いますが、
「マーケティング」について、こんなに分かりやすく
書かれている書籍がなかったので、
衝撃を受けたのを覚えています。
マーケティングとは何なのかを知る上で、
一番わかりやすく、本質を突いています。
この本を初めて手に取ったのは、
企画や広報を担当していた時期のことでした。
どうやったら、会社のサービスを
知ってもらえるか、頭を悩ませていたわたしにとって、
この本が、”光”のように感じられたんです。
森岡毅さんの著書は、ほとんど読んでいますが
その中でも、この本が非常に役に立ちました。
なので、マーケーティングが必要な方だけでなく、
社会人全員、読んでほしい一冊です!
∽:マーケティングの本質的な考え方
一番参考になった
「マーケティングの本質」についてご紹介します。
マーケティングの本質は「売れる仕組みを作ること」です。
どうやって売れるようにするのかというと、
「消費者と商品の接点を制する(コントロール)」
ことで売れるようにするのです。
「消費者と商品の接点」を制するものが
「マーケティング」を制するってことですね。
具体的にこちらの3つ。
コントロールすべき消費者との接点は主に「3つ」あります。
1.消費者の頭を制する。 = 認知率
2.店頭(買う場所)を制する = 配荷率
3.商品の仕様体験を制する。 = 購入率(好意度)※
なるほど!
さらに、売上個数に関する数式がこちら。
「売上個数」=
「消費者の数」×「認知率」×「配荷率」×「購入率(好意度)※」
※書籍では「購入率」とされていますが、
後に発売された書籍では「好意度、プレファレンス」と表現されています。
さらに、ここに「価格(値段)」を掛けると、
商品の売上金額(利益)につながるってことですね。

つまり、売上を伸ばすためには、
ターゲット層(消費者の数)に対して、
消費者の接点である「3つ」を
いかに上げるかが、カギなんですね。
=:それぞれの用語説明
1️⃣認知率
市場を100としたときに消費者がブランドを
知っている割合を「認知率(Awareness)」といいます。
一般的にこの認知率が高ければ高いほど
ブランドの売上を上げていきます。
簡単にいうと、自社の商品を
どれだけの人が、知ってるかってことですね。
2️⃣配荷率
店頭を制するために最も大切なのが配荷率です。
自社ブランドがどれくらい多くの店頭で扱われているのか、
その割合を配荷率と言います。
言い換えれば、消費者買える場所にどのくらいの割合で
展開されているかということです。
消費者が買おうと思っても、その商品を買うことが
できる状態出ないことには売上のゼロのままです。
簡単に言うと、自社以外のところで
どれだけ、取り扱ってもらえるかってことですね。
3️⃣購入率(好意度)
消費者の頭の中を制して、店頭を制すれば、
トライアル(最初の購入)までは取れる可能性が高いです。
しかしながら、2回目以降の購入がなくては
中長期的なブランドの売上を維持することは難しくなります。
2回目以降の購入を「リピート」と言い、
リピート率に大きな影響を与えるのが、
購入して実際に使ってみた商品の使用体験です。
一定期間にに何回買うのかという「購入頻度」も重要な点になります。
なるほど!自社の商品が、
どれだけ、好まれてるかってことですね。
食品、日常品、テーマパーク等では、
2回目以降、購入する(訪れる)かどうか
リピート率も関わってくるんですね。
if:アイス商品を売るなら
たとえば、あなたがアイスを売る立場だったとします。
真夏の暑い日、コンビニの冷凍コーナーに、
ひんやり美味しそうな「新作アイス」を置いた——。
さて、どうすれば売れると思いますか?
先程の「3つ」を制するんですね!
1️⃣ どれだけ、知ってもらえているか?
そもそも、そのアイスの存在を消費者が
「知っているかどうか」。
テレビCMを見た、SNSで紹介してた、友達が話してた…など、
“頭の中に浮かぶ”状態になっているか?
2️⃣ どこで、買えるのか?
いざ「あのアイス食べたい」と思っても、
近所のコンビニに置いてなければ手に入らない。
“買える場所にちゃんと届いてるか”が重要!
3️⃣ 食べて、また買いたいと思うか?
初めて食べたときのあの感動、口どけ、満足感…。
「またあれ食べたいな」って思ってもらえなければ、
売上は一度きり。
”リピートしたくなる体験”が、売上の命綱!
この「3つ」が揃うことで、
効果的に売れる(購入される)ってことですね。
◉:フレームワークにしてみると
1️⃣~3️⃣について、本書では、”文章”で説明されていますが、
フレームワークにすると、以下のとおりです。

フレームワークといいながら、
単純に「表」にしてみただけなんですが、
導入部分として、使いやすい!イメージしやすい!
(戦略・戦術はシンプルが一番)
事業を計画する段階で、全体像をイメージしやすいので、
何ができるのか(戦術)書き出すために、よく使っています。
「ブレインストーミング」というやつですね。
実際、うちの会社で新人社員に教える機会(OJT)があり、
テーマを決め、議論してもらったことがあります。
もちろん、予算(コスト)は度外視の議論になりますが、
”自由”な発想で、なるほど!となったのを覚えてます。
ちなみに森岡さんは、”当然ながら”、
販売実績、アンケート結果(満足度調査)等
あらゆるデータをもとに緻密に分析されたうえで、
最適解を導き出し、事業を展開されています。
なお、データ分析については、
別の書籍で紹介されていますが
統計分析の公式がたくさん出てきて、
ウッ となってしまいました……
それは置いといて、
この単純なフレームワークを「土台」にして
何に力を入れるのか、戦術にもれがないか考えるだけでも、
全体像が見えるので、役に立つんじゃないかと思います。
試しに、具体的な事例を考えてみましょう。
ex1:note記事のビュー(閲覧)について考えてみる
まずは、このフレームワークを使って、
note記事のビュー(閲覧)について
考えてみましょう。
note記事のビューをいかにして上げるか。
読者に対する3つの接点から、思いついた施策がこちら。

施策によっては、またがるところがありますが、
「認知率」は自分でできること
「配荷率」は別の方(システム)のチカラを借りる
「購入率」は記事の好み、メリット
で分けています。
ちなみに、M&C通信の直近6回分について、
実験的になりますが、
BT、Vol.81・82(note書き方・収益化)と
Vol.83・84・85(マインド系)
については、テーマを少し変えてみました。
ビューとスキの結果としてはこちら。

経過時間の関係もありますが、テーマとしては、
マインド < noteに関すること
に興味があるってことですね……
………と予測して、記事を準備していたのですが、、、
「記事紹介」していただいた記事の
スキ♥️が多くなっています。
記事紹介していただき、ありがとうございます。
「配荷率」アップにつながっています。
そして、いつも、スキ♥️ありがとうございます。
あと、注意すべきは「ビュー数」です。
ビュー数の定義は、以下のとおり。
noteのビューの数=ページビューの数+タイムラインなどに
自分の投稿が表示された数
(noteのビューの数=ページビューではないので注意)

(勘違いされている方がいらっしゃるかもしれませんが)
タイムラインなどに表示された回数が含まれているので、
ビュー数とスキ数が比例しなかったのかと、
推測しています。
ex2:noteの収益化について考えてみる
有料記事を書いたことがないので、
いろんな方の情報発信をみてると、
こんな感じじゃないかと、イメージで書いています。

別のノウハウもあるんじゃないって思う方は、
コメントで教えてくださいね。
ぜひ、参考にさせてください。
▲:M&C通信Vol.90にて、有料記事を初めてだしました
4月13日更新:M&C通信Vol.90を掲載しました。
『タイトルで9割が決まる』
🧡100コを目指すタイトルのつけ方
~note本気攻略編~
『タイトルで9割が決まる』
本気攻略メソッドをまとめてお渡しします。
M&C通信Vol.90は
いつものM&C通信の「7」本分です。
22,222文字の
壮大な「エネルギー」を込めてました。
一行の「タイトル」をつけるだけでは?
その「タイトル」が大切なんです。
わたしのオリジナルの視点を含めた
「タイトル」を付け方をお伝えします。
これをみれば、noteにおける
「タイトルのつけ方」がわかる
そんな1冊のnoteにしています!
記事をクリックされるかどうかは
「タイトル」と「バナー」で9割決まります!
+:ターゲット層に関するデータ
今回、新社会人にオススメ本を紹介するに当たり、
noteの情報発信テーマ(ターゲット層)に関する
面白い記事を発見したので、紹介します。
1年前の記事ですが、
note2ヶ月目のわたしにとって、
かなり参考になりました。
0️⃣消費者の数(ターゲット層)
こちらはnoteアプリ利用者の興味・関心マップです。
noteアプリ利用者の興味/関心とnote内に
設置されているカテゴリは親和性が高いことが読み取れます。
また、note自体が読み物の多いプラットフォームであるためか、
「読書・書籍」の特徴値とリーチ率がともに高くなっています。
(下図参照)

さらに、noteのカテゴリー別のトップページを見てみると、
ベストセラー記事が掲載されているカテゴリーが存在します。
以下の図においてピンク色の四角で示されているのが
該当するカテゴリーです(下図参照)。
これらのカテゴリーの共通点は、「多くの人の生活の豊かさに直結」し、「有用な情報を発信するには自身の経験が必要になる」ことであると考えられます。

なお、人間の根本的な悩みは4つに分類できます。
よく言われる、「HARMの法則」ですね。
noteアプリ利用者の興味/関心マップや
ベストセラー記事が掲載されているカテゴリーも、
「HARM法則」にほぼ合っていますね。
【HARMの法則】
Health=健康
Ambition=キャリア、夢、将来
Relationship=人間関係
Money=お金
引用した記事を読みたい方は、こちらからどうぞ。
1年前の記事ですが、noteの集客動向を調査されています。
ex3:新社会人の実績評価に向けたアピールで考えてみる
さらに、「目線」を変えてみましょう。
「新社会人」として、気になるのが
同僚(ライバル)との競争、上司からの評価ですね。
実績評価を担当する管理職へのアピールでも
使えるんじゃないかと思います。

ちょっと無理やりなところもありますが、
「評価される人」には、ちゃんと理由があります。
社会に出て間もない新社会人のみなさんへ。
「どうすれば評価されるのか」
「どうすれば信頼されるのか」
そんな、不安や焦りを抱えていませんか?
3つの“接点”を大切にすることがカギですよ!
◎:今日のメッセージ
noteでの収益化は、みなさんの悩みの”タネ”に
なっているかもしれません。
わたしは、これから挑戦するところです。
今回の記事がもしかしたら、
参考になるんじゃないかと思います。
「有益」だったぞという方は、配荷率アップに向けて
この記事を「記事紹介」していただけませんか?
紹介していただいた方は、お返しに
配荷率アップに向けて、
M&C通信BT(緑色)であなたの記事をご紹介します。
そして、4月から新社会人になるみなさんへ
“認知”されて、
“必要”とされて、
“信頼”される。
3つの接点を意識するだけで、
「評価される人」から、
「愛される人」へと成長していきます。
まだ何者でもない自分に、
不安になる日もあるかもしれません。
でも、大丈夫。
“ちょっとした気づき”と“やってみよう”の
積み重ねが、
ちゃんと誰かの心に届いています。
ガンバリすぎず、でも自分らしく。
一歩ずつ、進んでいってくださいね。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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