M&C通信Vol.97 今、あなたの心にいるのは誰?~『心の三重奏』~(仏陀✖心理学:交流分析のPACモデル)
こんにちは。メルト&クリエイトです。
?:なぜ、心はこんなにうるさいのか?
朝起きて、ぼーっとしていたら、
突然脳内で会議が始まる。
「今日こそ早起きして
活動的に過ごすべきだ!」(←めっちゃ正論)
「いや、でも昨日疲れたし、
もうちょっと寝てもいいんじゃ…?」(←ちょっと甘え)
「いやいや、どうせ起きるなら、
SNSもチェックしないと損だぞ!」(←情報収集モード)
……なにこれ、脳内、うるさすぎるんですけど!
「もう!!黙っててくれー!」と思うけど、
思えば思うほど余計にうるさい。
仏陀は言いました。
「心の静寂の中に真理がある」
静けさとは、“無音”ではありません。
心のすべての声が、ぶつかることなく、
なめらかに流れる状態。
だから、“聴くこと”が静けさへの
一番の近道なんです。
でも!
静かにしようとすればするほど、
なぜか頭の中は騒がしくなる。
これ、どういうことなんでしょうか?
↔:静かになりたいのに、うるさくなる矛盾
心を整えたい!って思うほど、なぜか不安になる。
例えば、
深呼吸してリラックスしようとすると…
「これで合ってるのかな?」
「いや、もっと深く吸ったほうがいいか?」
「そもそもこんなことしてて意味ある?」
いやいや、ちょっと待って黙っててくれって!
……でも、
この「うるさい心」を
何とかしようとするほど、
逆にうるさくなってしまう。
まるで、静かにしようとした水面を、
逆にバシャバシャかき回してしまうようなもの。
これはいったい、どうすればいいんでしょうか?
∽:心の中には3つの声がある
なぜ、こんなに心がうるさいんでしょうか?
それには、“心の中にいる3人の自分”に
気づく必要があるんです。
「えっ、3人も自分がいるんですか!」
心の中には、
大人になるにつれて
”3つの声”が出来上がっていきます。
それは……
👨🏫 「親の声」 (これは、こうすべきだ)
🧐 「大人の声」 (いやいや、冷静に考えろ)
👶 「子どもの声」(えー!楽しいことしたい)
この3つの声が、
バランスよく共存しているとき、
心は穏やかになります。
心理学では、交流分析のPACモデルと言われています。

《交流分析におけるPACモデル》
人の人格は、3つの要素(自我状態)で構成されているとする理論
■ 相手を批判したり擁護する親(Parent)
■ 物事を論理的に判断したり分析する大人(Adult)
■ わがままや自由な感情表現をしたり、逆に親の顔色を伺って感情を抑える子供(Child)
”心”は、3階建ての建物のようなイメージです.
3階――親(Parent)
2階――大人(Adult)
1階――子ども(Child)
その3つが心の中ですべて、
一緒に共存しているんです。
……が、バランスが崩れると、
途端にカオスな会議が始まるんです。
NW:心を静かにする”心の三重奏”
仏陀は「心の静寂の中に真理がある」と言いました。
先程の「3つの声」を無理に消すのではなく、
バランスよく響かせることが大事!と
わたしは考えています。
これを「心の三重奏」と命名します。
(オリジナルワードです)
この3つの声は、
まるでオーケストラの楽器たちの
ようなものなんですね。
例えば…
「親の声」ばっかり強いと? → 厳しすぎてしんどくなる
「大人の声」ばっかり強いと? → 感情がなくなってロボットみたいに
「子どもの声」ばっかり強いと? → やりたい放題で人生崩壊の危機
どれも大切なんだけど、
1つだけを優先すると、めちゃくちゃになる。
つまり、仏陀の悟りとは…
「3つの声をちゃんと聴くこと」なんですね。
≒「心はオーケストラ」

イメージしてみてください。
ピアノの高音だけで演奏したら、
チーン…って感じで物足りない。
低音だけなら、ドーン…と重たすぎる。
でも、それぞれが絶妙なバランスで重なったとき——
そこに、美しい音楽が生まれるのです。
心も同じなんです。
3つの声が絶妙なバランスで調和すると…
人生がめちゃくちゃ
楽になるにかもしれません。
☹️:でも、感情を抑えちゃダメ?
「えっ、でも、感情を抑えちゃダメってこと?」
そうです。
むしろ、ちゃんと聴くことが大事なんです!
親の声も、
大人の声も、
子どもの声も、
どれもあなたの一部。
だから、「黙れ!!」じゃなくて、
「うん、そう思うんだね」って、聴いてあげる。
それだけで、心は落ち着いてくるんです。
◉:悟りとは、心の三重奏を響かせること
仏陀は、こう言いました。
「悟りとは、何かを消すことではなく、
内なる声と和解すること」
多くの人は、心のざわめきを「消そう」とします。
「雑念をなくせば、静かになれるはずだ」と。
でも、心の声は
「消す」ものではなく、
「聴く」ものなんです。
想像してみてください。
もし、オーケストラの中で
「バイオリンの音が気に入らない」と言って、
バイオリンを消してしまったら?
もし、「ドラムがうるさい」と言って、
ドラムを消してしまったら?
その音楽は、もう「完全な音楽」
ではなくなってしまいますよね。
「心の三重奏」も、まったく同じです。
「親の声」だけを聴けば、
厳しすぎて生きるのが苦しくなる。
「大人の声」だけを聴けば、
合理的だけど、どこか冷たくなる。
「子どもの声」だけを聴けば、
自由だけど、無責任になってしまう。
だからこそ、
「3つの声をすべて響かせること」こそが、
悟りへの道だったのです。
この「心の三重奏」を
響かせることができるのでしょうか?
→:今日からできる、心のオーケストラの指揮者になる方法
答えは、たったひとつ。
「今、自分の心にどんな声がある?」って
意識を向けること。
ピアニストが演奏するとき、
バイオリン奏者が弦を鳴らすとき、
指揮者が全体の音を聴くとき——
彼らは、決して「音を消そう」とはしません。
むしろ、音を「聴く」ことで、
「どう調和させるか?」を見極めるのです。
同じように、まずは
「自分の心の声を聴くこと」から始めましょう。
こんな風に…
「親の声」が強すぎないかな?
→ 厳しくなりすぎていないかな?
「大人の声」が冷たくないかな?
→ 理屈ばかりになっていないかな?
「子どもの声」を無視していないかな?
→ 本当にやりたいことを抑えていないかな?
たとえば、何かを決めるとき、
すぐに行動せず、
今、心の中で誰が話している?と
問いかけてみる。
「親の声」が強すぎるなら、
→ ちょっとリラックスしてみようと思ってみる。
「大人の声」が冷たくなりすぎているなら、
→ もっと感情を大事にしようと考えてみる。
「子どもの声」が暴走しているなら、
→ 少し冷静に考えてみようとブレーキをかけてみる。
この「問いかけ」を習慣にするだけで、
驚くほど心がクリアになってきます。
なぜなら、
「誰が話しているのか?」に気づくだけで、
指揮者としての自分を取り戻せるから。
◎:すべての声が、あなた自身
心の声を「消す」のではなく、
「すべてを聴く」ことが大事だという話をしました。
もうひとつ大事なことがあります。
それは、「どの声も、あなた自身」だということ。
厳しく律する「親の声」も、
冷静に考える「大人の声」も、
純粋に楽しむ「子どもの声」も、
どれも、自分の中にある「大切な一部」。
だからこそ、
どの声も否定せず、
どの声も大切にすること。
そのとき、心のざわめきは自然と静まり、
あなたの中に、本当の「静けさ」が訪れます。
悟りとは、「何も考えない状態」ではありません。
悟りとは、「すべての声を聴き、調和させること」。
そして、それは決して難しいことではありません。
今、自分の心の中で、誰が話している?
このシンプルな問いを持つだけで、世界は変わります。
なぜなら、あなた自身が、自分の人生の指揮者だから。
今日、あなたはどの声を一番大切にしてあげますか?
最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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