M&C通信Vol.133“知識の鎧”を外したら、心に風が通り抜けた~”隙間”を置く:わたしとわたしの知識のあいだに
こんにちは。メルト&クリエイト🔵です。
心が不思議と溶けていくような時間を
ごゆっくりどうぞ。
?:それって、本当に“あなたの考え”ですか?
誰かの言葉に、ムッとしたことはありませんか?
「それ違うんだけどな…」
ズキッと、胸の奥が小さく痛むような感覚。
言い返したいけれど、
その場では何も言えずに、
モヤモヤだけが残ってしまう。
わたしにも、そんな経験がありました。
大切にしていた考えを、あっさり
「それ、違うと思うよ」と言われたんです。
その瞬間、バタンッと、
心の中で扉が閉まる音がしたのを、
今でも、はっきり覚えています。
わたしはこんなにも
「これは正しい」って信じてきた。
時間も、エネルギーも、
たくさん注いできたのに。
それなのに、たった一言で、
わたし自身のすべてを
否定されたように感じてしまった。
でも、後になって、ようやく気づいたんです。
あの“ズキッ”の正体を…
∽:わたしは、「わたしの知識」ではありません
このことに気づいたとき、
不思議なくらい、
心がふわっと軽くなったんです。
本で読んだこと。
人から聞いたこと。
過去の経験から学んだこと。
そのどれもが、いつの間にか
“わたし自身”みたいな顔をして、
心の真ん中に居座っていた。
「知っている」ことが多いほど、
それが“わたし”を
強くしてくれるように感じてたけど、
本当はその“知識”が、
わたしを縛っていたのかもしれない。
「これは知っている」
「これは正しい」
そう思い込んでいたのは、
ただの知識・思考の積み重ねであって、
わたしそのものじゃなかった。
わたしは、
知識でも、意見でも、信念でもない。
それに気づいたとき、
風が通り抜けるような静けさが
心に広がったんです。
≒:知識は、ただ風に舞う“落ち葉”のようなもの

ある秋のはじまりの午後。
仕事帰りに、ふと足を止めた公園のベンチ。
冷たいコーヒー缶を片手に、
少し高くなってきた空を見上げたそのとき、
一枚の葉っぱが、
ふわりと舞い降りてきたんです。
ひらひら、くるくると、何の重さもなく。
静かに、抵抗もなく、ただ自然に。
知識も同じかもしれません。
「これはすごい」
「これは正しい」って、
まるで、自分を飾ってくれるもの。
でも、あれほど大事にしていた“正しさ”も、
時間が経てば色あせて、やがて形を変えていく。
もうそれは、“自分”じゃない。
そう思えたとき、その軽さが心地よくて、
やさしくなれた気がしました。
……でも、
いつもそう思えるわけじゃないんです。
気づかないうちにまた、
「これは正しい」「これは守らなきゃ」と、
知識をぎゅっと握りしめてしまうときがある。
まるで、自分を守るための“鎧”みたいに。
NW:「知識の鎧」、ちょっと重たくないですか?
でも、ふとした瞬間に思うことがあるんです。
今、「知識の鎧」をまとってるって。
「この考えが正しい」
「これは間違ってる」
そんなふうに、内側から
ググッと力が入ってるとき。
まるで鉄でできた
“正しさ”を身にまとってるみたいに、
心がぎゅうぎゅうに
締め付けられてるのを感じるんです。
でも、本人はそれに気づかない(無意識)。
「むしろ、ちゃんと考えてる」って思ってる。
「論理的だし、説得力ある」って思ってる。
でも実際は、
自分と知識がぴったりくっついて
離れなくなってるだけ。
そのとき、
わたし自身とわたしの知識の
“隙間”がなくなってしまっているんです。
→:力が入りすぎたら、ひと息ついて“隙間”を思い出す
「それ、間違ってるよ!」
「私の方が詳しいし、正しいし」
そんなふうに、
「マウント」を取りたくなる瞬間が
あるとしたら、
それは、
自分と知識(考え)がくっつきすぎて、
隙間がなくなっているサイン。
そして、ふと感じることもあります。
その言葉の奥に、ほんの少し、
力が入りすぎているような“気配”を。
もしかしたら、それは無意識のうちに
「間違いたくない」
「ちゃんと認められたい」
そんな承認欲求のような思いが
声にならずに隠れているのかもしれません。
そんな人を見たら、そっと
「あぁ、知識の鎧を被ってる」んだなって。
「自分の考えと同化してしまってる」んだなって
「あぁ、大変だなぁ」って、
客観的に見て、距離を置いたほうが
いいかもしれません。
☹️:それって、無関心ってことですか?
「何を言われても気にしないってこと?」
「信念まで手放せってこと?」
たしかに、「隙間」って言うと、
どこか無関心に思えるかもしれません。
でも、ちがうんです。
それは、やわらかく関わるための、余白。
考えや信念を持っていてもいいんです。
ただ、それと“わたし”を、
ぴったり重ねない(同一化しない)。
否定されたと感じたとき、
反応してるのは、
もしかしたら「わたし」じゃなくて
わたしが着ていた「鎧」なのかもしれません。
だから、無理に守らなくても大丈夫。
あなたはそのままで、ちゃんと強いんです。
◉:”知識”と“わたし”のあいだに、そっと「隙間」を置く
「あなたの考え、ちょっと違うよ」
ただ、そう言われただけなのに、
まるで「あなた自身が間違ってる」
と言われたような気がしてしまう。
そんなとき、深呼吸して、
こうつぶやいてみてください。
「これは、わたしの考えだけど、
わたしのすべてじゃない」
最初は違和感があっても大丈夫。
何度か繰り返すうちに、
少しずつ心に“隙間”ができてくるハズ。
あんなに痛かった一言も、
やがて、“ただの意見”として、
風景みたいに通り過ぎていく。
そのとき、きっと心の中にふわっと
風が吹くのを感じるから。
胸がズキッとして、
何かを守ろうとする反応が生まれる。
でも、その正体は、わたしじゃなかった。
反応していたのは、
わたしを覆っていた知識や思考。
わたしは、知識ではない。
考えでも、信念でもない。
それらは、ただ、“今ここにあるもの”。
そして、いつか、"去っていくもの"。
胸がズキッとしたときは、
少しだけ深呼吸をして、
「隙間」を思い出してみてください。
“わたし”と”知識”とのあいだに、
ほんの少しだけ「隙間」を置く。
その隙間があるからこそ、
風が通る。
光が差す。
そして、心がやわらかくなっていくんです。

◎:今、あなたの“鎧”は、どうしていますか?
あなたの中にも、
知らず知らずのうちに、
ぎゅっと、握りしめていた“正しさ”はありますか?
誰かの言葉に反応して、
きしんだり、固まったりするような瞬間。
そのとき、あなたの心には
「隙間」がありましたか?
それとも、
そっと羽織ったはずの“知識の鎧”が、
いつの間にか、
あなたそのものになっていませんか?
今、ふっと深呼吸をして、
ほんの少しその手をゆるめてみたら、
何が、聞こえてきそうですか?
何が、見えてきそうですか?
あなたが守ろうとしていたその“正しさ”、
今のあなたに、本当に必要なものでしたか?
最後まで、読んでいただきありがとうございます。

今日も最高の一日をお過ごしください!

わたしとの間に そっと風が生まれ
心に光が差し 静かに自由が宿る
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