勇気と限界と激辛チゲ
限界胃袋事件
今週はいつもより早めに進行していたので
まだ原稿明けの休みを取っておらず、次の作業に取りかかっていた。
そろそろ外にごはんを食べに行こうかなという気分になっていたところ、
妹が外出する用事があると言う。
これはちょうどよい、どうせなら食べたことの無い料理を食べようということで
お昼に合流して韓国料理を食べに行くことになった。
お店は任せると言われたので何も深くは考えず、
評価が高く駅からそう遠くない食べ放題のお店に行くことにした。
自分たちの胃の容量は小さい。
食べ放題形式では少し損をした気分になるかもしれないがそもそも安いし、
それに色々なものを少ない量注文できるというメリットがある。
そう思っての選択だった。
猛烈な日差しと暑さの中、「2025年を思えばまだ暑くない」「少し上限を超えかかっているが許容できる暑さ」などと
無意味な暑さのボジョレーヌーボーキャッチコピー作成を繰り返しながら、
途中で力尽きないようタピオカミルクティー休憩をしつつ到着。
お店は広くてきれいで店員さんもにこやかだった。
いいお店を選べた、良かった。
着席してまず注文。
最近はどこも店員さんを介さずスマホでQRを読み取り注文する形式だ。
こういう時に充電が切れていたりスマホを忘れていたらどうしようと思ってしまう。
冷麺やプルコギ、餃子などを注文した。
チーズハットグなどの揚げ物をどれか食べたかったけどそれは様子を見てから。
時間はたくさんある。あとで頼めばいい。
注文完了。するとすぐ店員さんが現れた。
料理持って来るの早いなあと思った我々の前に現れたのは
キムチとカクテキと漬物っぽいやつとサラダだった。
あれっ注文していない。
忘れていた。ずっと食べ放題の前線を離れていたから。
食べ放題のお店では通常、
健啖家たちの胃のスペースをあらかじめ削るための(ためじゃないかもしれないけど実際に削られている)
お通しが発生するということを。
我々のような胃弱者は正直この4皿で5割埋まる。
注文した料理と合わせると完全にオーバーストマック。バーストだ。
ああ、終わった。失敗した。と思った。
レビューをよく読むべきだった。
評価が高いのは安くてきれいで静かで広くてサービスが良くておいしいから(本当にそう)
食べ放題に来るのは当然ストマックキャパシティに自信がある人が大半で、
お通しのデメリットなんて完全に無視できるレベル、むしろ上がる。だから評価には影響しない。
だけど誰かが警告してくれていたはず。
最初にお通しくるから注文量には気をつけてって。
そんで辛。かんら!辛〜!
あーそうだ韓国料理って辛いんだった!!
おいしいけどからい!!
そんでこの真夏にグツグツのチゲ鍋頼んでる人いる!!
私!私私です!!だって!海鮮って見えたから!
アサリのお出汁がしみだして本当においしい!けどかっら!!
助けになるものは無いか(辛みを和らげるアイス等)と
メニューをすみずみまで見ると
「残したらプラスで500円」というオプションが見えた。
逆に500円払えば許してもらえるんだ。
そうだ、謝ろう。これは無理だ。
何度も失敗すると諦めるのがうまくなる。
心が敗北の準備をしはじめたその時──
「諦めたくない」という気持ちがまた心にあることに気づいた。
「1時間半もあれば最初に食べたものは消化され下に落ちる」
「スカートのファスナーを開けろ」
「せっかくの外食を。新たな挑戦をしたという勇気を。失敗で終わらせていいのか」
こんな感情が。炎が。まだ私の中にあるなんて。
MVPを決めるなら、間違いなく冷麺。一切辛みのない大天使。
一口ごとにキンキンに冷えた酢の爽やかさが口中の辛みを癒してくれた。
店に来る前に飲んだタピオカミルクティーも良かった。辛さから守るバリアを張ってくれたと思う。
あれだけあったプルコギとトッポギとチゲ鍋はゆっくりと。
胃の中に消えていった。
自分の限界の先へ行けたという達成感だけを残して。

そのほかの近況
スプラトゥーンレイダースが面白すぎる
今週の進捗

あと3ページ 仕事を進行するのでしばらくお休みです
表紙のカラーの塗りとか入稿作業とか大変そうなことはあるけど秋には終わりそう
「1日1ミリ前に進む」を心に決めてやってきましたが本当に1日1ミリ進行だった
人物のお顔のペン入れに何本くらい線を引っ張っているのか計ってみました
私の場合40〜50ストロークです つまり40本ほど線を引いたら終わりってことですね
1日の最初の1手目や、続けている時に疲れたら「あと何回引いたら一区切り終わるか数える」をおすすめしたいです
あとでやり直してもいいから一旦何かで埋めておいて先に進む、とかも良かったです
あとでうまくできる時が来るので 来ないかも そこは自分を信じるしかない
