【レビュー】ジュリアスタートオプティカルの人気・定番メガネ「AR」の感想
ジュリアスタートオプティカルの中でも、ひときわ高い人気を集めている定番モデル「AR」。
クラシカルな雰囲気を醸しつつも、どんな服装にも馴染むバランスの良さが大きな魅力で人気の理由です。
今回は、ジュリアスタートオプティカルの「AR」を実際に使って感じた良いところ・気になったところを、レビューしていきます!

▼あわせて読みたい!メガネ記事
ジュリアスタートオプティカルのメガネ「AR」とは?

ジェームスディーンも愛した名作を、現代版として復刻
「AR」は、1948年にアメリカで誕生した伝説的アイウェアブランド『タートオプティカル』の代表作ARNEL(アーネル)を、現代に蘇らせたモデル。
オリジナルのARNELはジェームス・ディーンをはじめとする著名人にも愛用され一世を風靡しましたが、70年代に生産が終了。
その後ヴィンテージ市場で価値が高騰し、模倣品まで出回るようになったことを受け、創業者の血を引くリチャード・タート氏とアイウェアデザイナーのタミー・オガラ氏が2017年に「JULIUS TART OPTICAL」を設立し、当時の設計資料をもとに忠実に復刻したのが「AR」です。
デザイン

最大の特徴は、やや小ぶりにまとめられたウェリントンシェイプと、鼻の部分が鍵穴のように見える「キーホールブリッジ」の組み合わせです。

さらにフロントの智(ち)とテンプルの付け根には、矢じり型のカシメ飾りがリベット打ちされており、これが単なる装飾以上に「金属パーツで補強された無骨さ」を醸し出しています。

アセテートならではの、ツルッとしすぎない少しざらついた質感も含めて、1950〜60年代のアメリカの空気感をそのまま閉じ込めたようなデザインが伝わります。
私が手に取ったのはブラックですが、ほかにもデミアンバーやオリーブグリーンササなど、生地の奥行きを楽しめるカラー展開があります。
サイズ感

小さめはクラシックで引き締まった雰囲気、大きめは少しラフでファッション感のある雰囲気
ARはレンズ幅44・46・48mm、ブリッジ幅も22mmと24mmの2タイプが用意されています。
私の場合、もともと鼻が低めなこともあり、ブリッジ22mmのモデルだとフレームがやや沈み込む感覚があったのですが、24mmに替えた途端、フィット感がぐっと安定しました。
レンズ幅についても、44mmは輪郭をすっきり見せてくれる反面、骨格がはっきりした顔立ちの方だとやや小さく感じる場合もありそうです。
私は何度も鏡の前で角度を変えながら確認し、最終的に自分の骨格に一番馴染んだサイズを選びましたが、この「選べる幅の広さ」こそがARならではの魅力のひとつです。
掛け心地

掛けてすぐに感じたのは、見た目の存在感に反して、思いのほか圧迫感が少ないということでした。
キーホールブリッジが鼻筋にしっかり沿う形で乗るため、一般的な鼻パッド付きのメガネとは違った安定感があり、長時間の使用でも鼻の同じ場所に痛みが集中しにくいようです。
一方でセルフレーム特有の重みはあるので、装着直後はこめかみ周りにじんわりと締めつけ感がありました。
ただ、テンプルが顔の形に少しずつ馴染んでくると、数日も経たないうちにフィット感の方が勝るようになり、気づけば一日中掛けっぱなしでも気にならなくなっていました。
掛け始めの数日間は微調整が必要になることもある、という前提で選ぶと失敗が少ないように思います。
耐久性

ARは日本の鯖江で製造されており、アセテート素材ならではの厚みとしなりの良さでかなりタフな部類だと感じています。
テンプルを開閉する際のヒンジ部分にガタつきが出にくく、頻繁な着脱を繰り返してもネジの緩みを感じにくいのは、鯖江の丁寧な作り込みのおかげだと思います。
色味についても、屋外で使う機会が多かった割に短期間での色あせは感じられず、生地そのものに深みがあるからこそ経年変化も“味”として楽しめると思います。
決してチープな作りではないので、一生物として付き合えるメガネを探している方には安心しておすすめできます。
ジュリアスタートオプティカルのメガネ「AR」がおすすめの人

「一生物のように長く愛せる王道メガネ」が欲しい人にぴったりです。
まず、フォルムが流行に関係なく昔から定番として定着している「ウェリントン」なので、これから先もずっと廃ることはありません。
また厚みのあるアセテート素材ゆえに丈夫で長持ちしやすく、またちょっとガサツに使っても安心な所もありますので、メガネに慣れていない人でも扱いやすいです。
そういうことから、特に奇抜ではないものの、安定・安心して使えるのが持ち味。
またどんな顔型でもうまくマッチしますし、あらゆる着こなしにもマッチ。オン・オフを問わず毎日使える“間違いない”メガネです。
メリット・長所
クラシックな王道デザインながら、今の服装にも自然と合わせていける。
丸すぎず四角すぎない形なので、顔型を選ばない。
サイズ展開が豊富で、自分の顔幅や好みに合わせて選べる。
流行に左右されず、長年使っても古くさく見えない。
メガネとしてもサングラスとしても使いやすいデザイン。
デメリット・短所
ウェリントン型は王道ゆえ、被りやすい。
価格は安くないため、気軽に買えるメガネというより、長く使う前提で選ぶ一本。
鼻幅やフィット感は人によって差が出やすく、試着なしで選ぶのは少し難しいです。
総評

何本もメガネを試してきましたが、ARは「とりあえずこれを掛けておけば間違いない」と感じさせてくれる安定の定番モデルでした。
派手に主張はせずとも、掛けた瞬間に顔つきが少し引き締まって見える、そのバランス感覚が長年愛され続けている理由なのだと、実際に手に取って納得しました。
▼あわせて読みたい!メガネ記事
