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家の喪失
家は どこへ行ったのだろう。
学びは 家の中で育つものだった。 子の声 親の背中 生活の手ざわり。
いま 家は ただの建物になり 学びの器は 薄くなった。
それでも あなたの胸の奥では 家の学びが まだ 静かに熟成している。
寿命を考えるようになった朝 庭の黄色いバラが 立ち上がった。
清濁を抱えたまま 立つということを 花が教えてくれた。
学ぶとは 家がなくても 人の中で 続いていく働きなのだ。
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