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「正しいフォーム」を疑ってみる──あえて"変な練習"が上達を加速させる、差分学習の科学


こんにちは。スポーツ心理学者・メンタルコーチの笠原彰です(とちぎスポーツ医科学センター/作新学院大学)。

今日は、アスリートにも、ピアノを練習するお子さんにも、そして指導者や保護者の方にも知っていただきたい「練習の科学」のお話です。

テーマは 差分学習(ディファレンシャルラーニング)。 ひとことで言えば──

「正しいフォームを何百回も反復する」よりも、「あえて毎回バラバラに、変なやり方も試してみる」ほうが、長い目で見ると上達する可能性がある

という、ちょっと常識をひっくり返す学習法です。


一流選手のフォームは、なぜみんな違うのか

イチロー選手の振り子打法。ナダル選手の独特なフォアハンド。ピアニストならグレン・グールドの極端に低い椅子と猫背の姿勢、アルゲリッチの豪快な腕の使い方。

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