営業時間更新が「スパム判定」される条件 ── 善意で違反する店の盲点
店舗集客ラボの第33回です。
前回(第32回・メッセージ24時間ルール)で「沈黙のペナルティ」を扱いましたが、今回は「善意で違反する」もう一つのパターン。祝日や臨時休業を頻繁に更新する善意の運用が、Googleにスパム判定される条件と、正しい営業時間運用を共有します。
最初に直視すべき事実を1つだけ。営業時間を月3回以上更新する店舗は、Googleの「スパム疑い」フラグの対象になります。「お客様のために最新情報を出している」つもりが、評価アルゴリズム上は「情報の信頼性が低い店」と判定される ── これが善意の盲点です。
スパム判定されやすい更新パターン

更新頻度別 スパム判定リスク
・月3回以上の変更:高リスク(評価アルゴリズム上のペナルティ対象)
・臨時休業の連発:中リスク(月2回以上で要注意)
・祝日設定漏れ:低リスク(顧客満足度の方が影響大)
・年1-2回の変更:問題なし(通常運用)
「お客様のために営業時間をマメに更新」は逆効果になりやすい運用です。Googleは「情報の安定性=信頼性」と評価するため、ころころ変わる店舗を内部スコア上で減点します。
正しい営業時間運用

正しい運用4パターン
・祝日設定:事前にGBPカレンダー登録(年初に12ヶ月分まとめて)
・臨時休業:イレギュラー時のみ単発設定(年2-3回まで)
・通常変更:年1-2回までに抑制(変更時は理由を投稿で告知)
・時短営業:「特別な時間」枠を活用(通常営業時間は変更しない)
特に「祝日設定」は年初に12ヶ月分まとめて登録するのが鉄則。「お盆休み」「年末年始」「ゴールデンウィーク」を都度更新する運用は、月3回以上の変更につながりやすく、リスクが高まります。
スパム判定を避ける3原則

原則1:計画変更
年初に祝日を全部登録。「お盆」「正月」「GW」「シルバーウィーク」を1月中にまとめて反映
原則2:最小頻度
月1回以下に抑える。通常変更+祝日対応+臨時休業を合算して月1回が上限目安
原則3:理由を残す
変更時は必ず投稿で理由を告知。「7月15日は研修のため臨時休業」のようにユーザーへの説明+変更理由の記録を残す
マインドセット ── 「マメな更新=良い運用」ではない
最後に最も大事な視点を1つ。
「マメに情報更新する店は良い店」という直感は、SNSでは正しいかもしれませんが、GBPの営業時間に限っては逆です。Googleは「変動が少ない店」を「信頼できる安定店」と評価します。
「お客様のために最新情報を出している」店主の善意は素晴らしいですが、運用方法を間違えると評価が下がる。「年初の計画+最小限の変更」という運用に変えるだけで、評価アルゴリズム上の減点を防げます。
弊ラボの代行クライアントには、「12月中に翌年の営業時間カレンダーを完成」するルーチンを徹底しています。1年分まとめて設定しておけば、月次の変更頻度を最小化できます。
次回予告(第34回)
第34回は、「写真AI判定の仕組み ── ストック画像・使い回しが一発でバレる時代」です。2025年以降、Googleの画像認識AIが写真のメタデータ・被写体・色調を自動分析して、ストック写真や他店からの転用を一発で見抜く時代に入りました。AIに評価される写真撮影の3原則を共有します。
── お読みいただきありがとうございました。

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