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映画 「木の上の軍隊」 戦争の現実

 舞台は沖縄の本島ではない伊江島という名護から突き出た半島の先の方、美ら海水族館から数キロ西に位置している面積23平方キロの小さな島だ。日本軍には本土防衛、米軍には本土侵攻への拠点になる。

 やはり、戦争映画である。間違っても「戦争アクション」ではない。

兵隊が死ぬ
敵も死ぬ
民間人も死ぬ

「虫けらのように人が死ぬ」という罰当たりな言い草があるが、まさにそれである。多分、これがウクライナなどの前線の日常なのだろう。しかし上の史料を読むと実際は映画を越えてはるかに陰惨だ。戦場の描写では人間地雷(体に爆弾をくくりつけて戦車など敵陣に特攻)は描かれていないが、それを匂わせる会話はある。

映画の中で堤真一演じる隊長が
「兵隊は10人殺して一人前だ」
と吐き捨てるセリフがある。米兵が倒れている日本兵に「念の為に」一発ずつ弾を打ち込んでいくシーンがあったが、皆無表情だ。隊長の言う「一人前」とはこういうことなのだろう。
一人目は動揺するが、次第に慣れて10人も殺した頃にはすっかり無感覚になる。

 日本軍が沖縄に強いた犠牲はこんなものではなかっただろうががその一部は描いただろう。
YUKIKAZEとかこれに比べたら「綺麗」なんだろうな。

山田裕貴の演技はすごく良かったです
あと、津波竜斗(幼馴染役の人)

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