街が選んだデニムには、ロゴより強い説得力がある。SOLO SEMORE
メルカリ徘徊日記#657
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90年代のロサンゼルス、ダウンタウンの空気を纏ったブランドがある。
SOLO SEMOREは1992年にこの街で生まれ、当時のチカーノカルチャーの中で自然に選ばれていったジーンズだ。
派手なロゴも過剰な装飾もない。あるのはただ、腰から落ちる太いシルエットと、体に馴染むまで時間をかけて育つ硬派な生地感だけ。
デザイナーが仕掛けた流行ではなく、街に住む人たちが日常の中で選び続けたことでスタイルになった、数少ないブランドのひとつだと思う。
今回のバギーデニムはチャコールカラーで、古着屋でデッドストックとして見つけたもの。誰の足にも通されていない、当時のまま時間が止まった一本ということになる。裾にわずかなダメージはあるものの、素材そのものは30年前のアメリカ製らしい張りを保っている。
今のストリートシーンでは意外と見かけないカラーで、探している人にとっては簡単には出会えない一本のはずだ。サイズさえ合えば、着る人の毎日にすっと馴染んでいく類のデニムだと思う。
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