考察ノート:リスク管理を「言語シミュレータ」でvibe coding
言葉による対象の「メタ構成」を定義し、この定義をつかって、具体事例のレビューとか改善をしてく行くという「言語シミュレータ」をvibe codingした。
今回も、この「言語シミュレータ」のユースケース探し。
お題は、(AIの)リスク管理
リスク管理って、ソフトウエア工学とかエンジニアリングの領域では、FMEAとかFTAをつかっ危険源・危険状態を予測して抽出する方法がアセスメントによくつかわれている。
モノづくりからすると、モノそのものが持つリスク要因と、モノの外にある要因の2つがある気がする。これを「内因的(intrinsic)」、「外因的(extrinsic)」とわけてみる。
ChatGPTに、この領域の、メタ構造について聞いてみた。ここではオントロジーという言葉を使っている。あと対象領域が曖昧だと死にそうなので、AIと仮置きしている。
AIを巡るリスクアセスメント、対応に関するメタな構造、リスク、影響、回避、特にintrinsic/extrinsicな立場から、考察してほしい。オントロジーを作りたい。

なんか、またおべっか使いの癖が残っているな。いづれに「メタ構造」と認識してくれて、4つの要素、リスク源、リスク事象、影響、回避・緩和を出してくれた。
さらに、intrinsic/extrinsicで分割して考察し、以下のようなオントロジーのひな型を提示
RiskAssessmentOntology
├─ RiskSource
│ ├─ IntrinsicRisk
│ │ ├─ DataBias
│ │ ├─ ModelUncertainty
│ │ ├─ Opaqueness
│ │ └─ Vulnerability
│ └─ ExtrinsicRisk
│ ├─ Misuse
│ ├─ RegulatoryMisfit
│ ├─ SocioEconomicDisruption
│ └─ EthicalConflict
│
├─ RiskEvent
│ ├─ TechnicalFailure
│ ├─ AdversarialAttack
│ ├─ SocialMisapplication
│ └─ GovernanceFailure
│
├─ Impact
│ ├─ IndividualImpact
│ ├─ OrganizationalImpact
│ └─ SocietalImpact
│
├─ Mitigation
│ ├─ TechnicalMeasure
│ ├─ GovernanceMeasure
│ ├─ EthicalGuideline
│ └─ EducationAwareness
なかなかやるわい。そして最後に考察のポイント

リスク→影響→回避って因果グラフなのね、それが全体像につながる。あとintrinsicとextrinsicの間の「相互作用」ってのは面白いな。連関モデルはいいぞ。
メタ構造にあげた、4つのターム間に成立する関係性について整理して。 リスク源 (Risk Source) リスク事象 (Hazard / Threat Event) 影響 (Impact / Consequence) 回避・緩和 (Avoidance / Mitigation)


そうそう、そしてメタ関係は以下のように整理してくれた。
[Risk Source]
↓ (因果)
[Risk Event]
↓ (因果)
[Impact]
↑ (フィードバック)
↓ (対処)
[Mitigation]
↙ ↓ ↘
Source Event Impact「言語シミュレータ」試行
ここまで準備がととのったら、「言語シミュレータ」の出番だ。
まずは、テーマ=「リスク管理」として、用語の定義をコピペする。

関係性も、コピペ。

リスクの事例を作ってもらう
ChatGPTここまでいろいろ、会話のコンテキストがたまったので、典型的なリスクに関わる事例を作ってもらった。

「言語シミュレータ」によるリスク分析の実行
ここまで材料がそろったら、インスタンス(データ)が準備できる。生成された事例をコピペして、「AI自動生成」で分解してみる。

おお、ちゃんと、リスク源、リスク事象、影響、回避に分解された。

では、「整合性評価」でAIによる上記分析を評価をしてみる。

たしかに、「設計思想の偏り」がなんで歩行者検知失敗につながるかは具体的でない、すなわち対策は立てにくい。
回避策に、事前の対策以外に、事後の対策も入れろと。なるほどその発想はなかった。
規制強化されて、そのけっか、業界全体の技術開発遅延となるのは、なんか違和感があるな。。
「プロンプト表示」させると、
あなたは言語ネットワークモデル定義に基づいてインスタンスデータの整合性と完成度を評価する専門システムです。
以下のモデル定義とインスタンスデータを確認してください:
モデル定義:
{
"modelId": "model_1756819009781",
"modelName": "リスク管理",
"version": "1.0",
"terms": [
{
"id": "term_1756819023851",
"name": "リスク源 (Risk Source)",
"definition": "潜在的な危険の「起点」や「内因・外因の根本的要因」。\n\n例: モデルの不透明性(内因)、社会的誤用(外因)。",
"number": "用語1"
},
{
"id": "term_1756819047807",
"name": "リスク事象 (Hazard / Threat Event)",
"definition": "リスク源が「具体的に顕在化した事態」。\n\n例: 誤推論の発生、AI生成コンテンツを用いた詐欺。",
"number": "用語2"
},
{
"id": "term_1756819068205",
"name": "影響 (Impact / Consequence)",
"definition": "リスク事象が「人・組織・社会」に及ぼす結果。\n\n例: 個人の被害、企業の信用失墜、社会的混乱。",
"number": "用語3"
},
{
"id": "term_1756819083176",
"name": "回避・緩和 (Avoidance / Mitigation)",
"definition": "上記の連鎖を遮断・軽減するための「介入手段」。\n\n例: 公平性検証フレームワーク、規制による利用制限。",
"number": "用語4"
}
],
"relationships": [
{
"id": "rel_1756819117992",
"source": "term_1756819023851",
"target": "term_1756819047807",
"type": "因果関係: 潜在 → 顕在",
"description": "リスク源は「潜在的」だが、それが作動して具体的な事象を引き起こす。",
"number": "関係性1"
},
{
"id": "rel_1756819151421",
"source": "term_1756819047807",
"target": "term_1756819068205",
"type": "因果関係: 事象 → 結果",
"description": "顕在化した事象が、対象(人・組織・社会)にダメージを及ぼす。",
"number": "関係性2"
},
{
"id": "rel_1756819204601",
"source": "term_1756819083176",
"target": "term_1756819023851",
"type": "制御関係: 介入 → 因果鎖の遮断・軽減",
"description": "内因的リスクを低減(例: データ品質管理)",
"number": "関係性3"
},
{
"id": "rel_1756819230934",
"source": "term_1756819083176",
"target": "term_1756819047807",
"type": "制御関係: 介入 → 因果鎖の遮断・軽減",
"description": "発生頻度や規模を抑制(例: 異常検知システム)",
"number": "関係性4"
},
{
"id": "rel_1756819256839",
"source": "term_1756819083176",
"target": "term_1756819068205",
"type": "制御関係: 介入 → 因果鎖の遮断・軽減",
"description": "被害の深刻度を緩和(例: 保険制度、透明性確保)",
"number": "関係性5"
},
{
"id": "rel_1756819284215",
"source": "term_1756819068205",
"target": "term_1756819083176",
"type": "双方向関係: 結果に基づく対処 → 改善ループ",
"description": "影響を分析することで、必要な緩和策の設計にフィードバックされる。",
"number": "関係性6"
}
],
"createdAt": "2025-09-02T13:16:49.781Z",
"updatedAt": "2025-09-02T13:21:33.649Z"
}
インスタンスデータ:
[
{
"termId": "term_1756819023851",
"termName": "リスク源 (Risk Source)",
"content": "センサーの限界(技術的制約)、設計思想の偏り(開発プロセスの不備)"
},
{
"termId": "term_1756819047807",
"termName": "リスク事象 (Hazard / Threat Event)",
"content": "歩行者検知の失敗による自動運転車の暴走事故"
},
{
"termId": "term_1756819068205",
"termName": "影響 (Impact / Consequence)",
"content": "個人の死亡・負傷、開発企業への責任追及、社会全体への規制強化の波及"
},
{
"termId": "term_1756819083176",
"termName": "回避・緩和 (Avoidance / Mitigation)",
"content": "センサーの冗長化、安全検証の強化、規制機関による厳格な基準設定"
}
]
以下の観点で評価してください:
1. 用語間の関係性の整合性
2. 内容の論理的一貫性
3. インスタンスデータの完成度
以下のJSON形式でのみ回答してください:
{
"score": 0から100の全体スコア,
"consistency": 0.0から1.0の整合性スコア,
"completeness": 0.0から1.0の完成度スコア,
"suggestions": [
"改善提案1",
"改善提案2",
"改善提案3"
]
}
回答は上記のJSONフォーマットのみとし、マークダウンや説明テキストは含めないでください。こんな感じで、これをChatGPTにそのままコピペすると、以下を得た。

なるほど、これはまたClaudeとは違った視点、内因・外因を区別せよとか、表現をモデル定義に合わせるとか、レベルに合わせた整理とか、なんかClaudeに比べてメタな構造すなわちモデル自体との整合性をみた表記だな、まあ「整合性評価」だからそうなるのか。
こういうときは、視点を変えてやればChatGPTは答えてくれる。
上記回答はメタな回答にみえるので、具体的な事例の改善提案にして

いいね、だからChatGPTは大好きだ。
感想
今回は、ChatGPTの助けを借りて、リスク管理に関わる、「メタな構造」を整理してもらい、それをコピペ―することで「言語モデル」を作成した。
まあ事例もつくってもらって、「AI自動生成」機能で、具体的な事例を展開してもらった。最後に「整合性評価」で事例を評価できた。あれ?人間は何もしてない気がする。この活動自他がvibe(ノリ)に任せて実行できたということか。vibe codingをつかって作ったツールを使って、問題分析のvibe codingを行うというそういうことか!まさにdog foodを食うということ!
なんか、前半のモデル定義をChatGPTで作るところを自動化したくなってきた。。
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